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公開番号2025067365
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023177305
出願日2023-10-13
発明の名称通信装置、および通信システム
出願人ローム株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類H04L 25/03 20060101AFI20250417BHJP(電気通信技術)
要約【課題】送信側からの応答を安定的に受信可能とする通信装置を提供する。
【解決手段】通信装置(2)は、通信信号(Si)に基づく電圧信号(Sv)を閾値(TH1,TH2)と比較するように構成され、それぞれ異なる前記閾値を有する複数のコンパレータ(4,5)と、前記コンパレータから出力される比較出力に基づく信号(CP1,CP2)を取り込むように構成される取込み部(6)と、を備え、前記取込み部は、前記比較出力に基づく信号のうち最も先にレベルが変化したタイミングを起点として、前記起点から第1遅れ時間だけ遅れたタイミングを取込みタイミングとして取り込みを行い、前記第1遅れ時間は、可変に設定される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
通信信号に基づく電圧信号を閾値と比較するように構成され、それぞれ異なる前記閾値を有する複数のコンパレータと、
前記コンパレータから出力される比較出力に基づく信号を取り込むように構成される取込み部と、
を備え、
前記取込み部は、前記比較出力に基づく信号のうち最も先にレベルが変化したタイミングを起点として、前記起点から第1遅れ時間だけ遅れたタイミングを取込みタイミングとして取り込みを行い、
前記第1遅れ時間は、可変に設定される、通信装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第1遅れ時間は、前記通信信号によって送られるデータの1周期としてのレートに対する比率によって可変に設定される、請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
通信信号に基づく電圧信号を閾値と比較するように構成され、それぞれ異なる前記閾値を有する複数のコンパレータと、
前記コンパレータから出力される比較出力に基づく信号を取り込むように構成される取り込み部と、
前記取り込み部により一定範囲において所定回数だけ取り込まれた前記比較出力に基づく信号に基づき、前記所定回数のうち最も前記比較出力に基づく信号の組み合わせが多かったデータの値を真値として決定するように構成される決定部と、
を備える、通信装置。
【請求項4】
前記比較出力に基づく信号のうち最も先にレベルが変化したタイミングを起点として、前記起点から第1遅れ時間だけ遅れたタイミングを取込みタイミングとして、
前記一定範囲は、前記取込みタイミングを中心とする、請求項3に記載の通信装置。
【請求項5】
前記一定範囲において前記取込みタイミングの前後それぞれにおける取込み回数は、可変に設定される、請求項4に記載の通信装置。
【請求項6】
前記第1遅れ時間は、可変に設定される、請求項4に記載の通信装置。
【請求項7】
通信信号に基づく電圧信号を閾値と比較するように構成され、それぞれ異なる前記閾値を有する複数のコンパレータと、
前記コンパレータから出力される比較出力を整形するように構成される波形整形部と、
前記波形整形部から出力される整形出力を取り込むように構成される取り込み部と、
を備え、
前記波形整形部は、前記比較出力のレベルが変化するエッジを遅延させることで整形を行う、通信装置。
【請求項8】
前記取込み部は、前記整形出力のうち最も先にレベルが変化したタイミングを起点として、前記起点から第1遅れ時間だけ遅れたタイミングを取込みタイミングとして取り込みを行う、請求項7に記載の通信装置。
【請求項9】
前記波形整形部は、前記複数のコンパレータのうち最も後にレベルが変化する前記比較出力における第1エッジに一致するように、他の前記比較出力における第1エッジを遅延させる、請求項8に記載の通信装置。
【請求項10】
前記波形整形部は、前記比較出力の少なくともいずれかにおける前記第1エッジの後の第2エッジを遅延させる、請求項9に記載の通信装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、通信装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車載用ネットワークの通信規格として例えばDSI(Distributed System Interface)3が存在する。DSI3通信は、送信側からの応答(レスポンス)を電流信号の2つ以上のレベル状態で行うマルチレベル通信である。なお、DSI3通信を用いた音波処理装置は、例えば特許文献1に開示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-190836号公報
【0004】
[概要]
上記のようなマルチレベル通信においては、送信側からの応答を受信側で安定的に受信できることが重要である。
【0005】
上記状況に鑑み、本開示は、送信側からの応答を安定的に受信可能とする通信装置を提供することを目的とする。
【0006】
本開示の一態様に係る通信装置は、通信信号に基づく電圧信号を閾値と比較するように構成され、それぞれ異なる前記閾値を有する複数のコンパレータと、
前記コンパレータから出力される比較出力に基づく信号を取り込むように構成される取込み部と、
を備え、
前記取込み部は、前記比較出力に基づく信号のうち最も先にレベルが変化したタイミングを起点として、前記起点から第1遅れ時間だけ遅れたタイミングを取込みタイミングとして取り込みを行い、
前記第1遅れ時間は、可変に設定される構成としている。
【0007】
また、本開示の一態様に係る通信装置は、通信信号に基づく電圧信号を閾値と比較するように構成され、それぞれ異なる前記閾値を有する複数のコンパレータと、
前記コンパレータから出力される比較出力に基づく信号を取り込むように構成される取り込み部と、
前記取り込み部により一定範囲において所定回数だけ取り込まれた前記比較出力に基づく信号に基づき、前記所定回数のうち最も前記比較出力に基づく信号の組み合わせが多かったデータの値を真値として決定するように構成される決定部と、を備える構成としている。
【0008】
また、本開示の一態様に係る通信装置は、通信信号に基づく電圧信号を閾値と比較するように構成され、それぞれ異なる前記閾値を有する複数のコンパレータと、
前記コンパレータから出力される比較出力を整形するように構成される波形整形部と、
前記波形整形部から出力される整形出力を取り込むように構成される取り込み部と、
を備え、
前記波形整形部は、前記比較出力のレベルが変化するエッジを遅延させることで整形を行う構成としている。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、比較例および第1実施形態に係る通信システムの構成を示す図である。
図2は、比較例に係るターゲットICにおける取込み動作の一例を示すタイミングチャートである。
図3は、比較例に係るターゲットICにおける取込み動作の一例を示すタイミングチャートである。
図4は、第1実施形態に係るターゲットICにおける取込み動作の一例を示すタイミングチャートである。
図5は、第2実施形態に係る通信システムの構成を示す図である。
図6は、第2実施形態に係るターゲットICにおける取込み動作の一例を示すタイミングチャートである。
図7は、第3実施形態に係る通信システムの構成を示す図である。
図8は、第3実施形態に係るターゲットICにおける取込み動作の一例を示すタイミングチャートである。
【0010】
[詳細な説明]
以下、本開示の例示的な実施形態について、図面を参照して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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