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公開番号2025068079
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2025025575,2021091212
出願日2025-02-20,2021-05-31
発明の名称冷却庫
出願人フクシマガリレイ株式会社
代理人個人
主分類F25D 21/06 20060101AFI20250417BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】オフサイクルデフロストの除霜能力を高めることにより、ヒータデフロストの周期を長くする。
【解決手段】制御部22は、除霜ヒータ23に通電して蒸発器6を加熱するヒータデフロストと、圧縮機14を所定の除霜時間T1にわたって停止状態に維持するオフサイクルデフロストとを実行可能である。オフサイクルデフロストを開始してから、除霜時間T1より短い待機時間T2が経過すると、制御部22は膨張弁17の開度を全開とし、該膨張弁17を通じて凝縮器15から蒸発器6へ冷媒を導く。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
圧縮機(14)と凝縮器(15)と膨張弁(17)と蒸発器(6)を含む冷凍サイクル(13)で庫内(5)の空気を冷却する冷却庫であって、
蒸発器(6)の除霜用の除霜ヒータ(23)と、蒸発器(6)の除霜制御を担う制御部(22)とを備えており、
制御部(22)は、除霜ヒータ(23)に通電して蒸発器(6)を加熱するヒータデフロストと、圧縮機(14)
を所
定の除霜時間(T1)にわたって停止状態に維持するオフサイクルデフロストとを実行可能であり、
圧縮機(14)を停止してオフサイクルデフロストを開始するのと同時に、制御部(22)は膨張弁(17)の開度を全閉とし、前記除霜時間(T1)より短い待機時間(T2)が経過すると、膨張弁(17)の開度を全開として該膨張弁(17)を通じて凝縮器(15)から蒸発器(6)へ冷媒を導くことを特徴とする冷却庫。
続きを表示(約 130 文字)【請求項2】
待機時間(T2)が除霜時間(T1)の半分以上に設定されている請求項1に記載の冷却庫。
【請求項3】
オフサイクルデフロストの実行中に、凝縮器(15)を冷却する冷却ファン(16)が駆動される請求項1または2に記載の冷却庫。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷蔵ショーケースや業務用冷蔵庫などの冷却庫において、庫内を冷却するための蒸発器の除霜制御に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
冷却庫の庫内を冷却する蒸発器には、庫内空気に含まれる水分が冷却されて凝固し、霜として付着することがある。この着霜を融かして除去する除霜方式としては、蒸発器をヒータで加熱するヒータデフロスト方式や、庫内の冷却運転を停止して自然に霜を融かすオフサイクルデフロスト方式などが知られている。前者方式は後者方式に比べて除霜能力が高く、後者方式は前者方式に比べて電力を消費しないというそれぞれの長所を有するため、状況に応じて両方式を使い分ける試みも広く行われている。
【0003】
前面や上面に開口を有する冷蔵ショーケース、いわゆる冷蔵オープンショーケースを使用するスーパーマーケットなどの店舗は、開店中はなるべくヒータデフロストを行いたくないと考えている。これは、開口がナイトカバーで覆われる閉店中に比べて、開店中は庫内に外気が侵入しやすい状態にあり、加えて買物客の出入りなどにより店舗内が比較的高温になりやすく、このような状況でヒータデフロストを行うと、ヒータで暖められた空気が庫内を循環して庫内温度が大幅に上昇し、庫内の生鮮食品が傷みやすくなるためである。庫内の商品の鮮度維持の観点からは、開店中はヒータデフロストを行わず、オフサイクルデフロストのみを行うことが望ましい。なお、店舗の開店中にオフサイクルデフロストを行い、閉店中にヒータデフロストを行う冷蔵オープンショーケースは、例えば特許文献1に開示されており公知である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭63-263377号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のようにオフサイクルデフロスト方式の短所は、ヒータデフロスト方式に比べて除霜能力が低いことである。特に店舗の営業時間が長い場合、開店の直前にヒータデフロストを行って着霜を完全に除去していても、開店中に増加する着霜を除去するのにオフサイクルデフロスト方式では追い付かず、結果として蒸発器が目詰まりを起こし、その冷却能力が低下してしまうことがある。このような場合には、開店中であってもヒータデフロストを行わざるを得ず、これにより庫内の生鮮食品が傷むおそれがある。
【0006】
本発明の目的は、ヒータデフロストとオフサイクルデフロストを実行可能な冷却庫において、オフサイクルデフロストの除霜能力を高めることにより、ヒータデフロストの周期を長くすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る冷却庫は、圧縮機14と凝縮器15と膨張弁17と蒸発器6を含む冷凍サイクル13で庫内5の空気を冷却する冷却庫であって、蒸発器6の除霜用の除霜ヒータ23と、蒸発器6の除霜制御を担う制御部22とを備える。制御部22は、除霜ヒータ23に通電して蒸発器6を加熱するヒータデフロストと、圧縮機14
を所
定の除霜時間T1にわたって停止状態に維持するオフサイクルデフロストとを実行可能である。圧縮機14を停止してオフサイクルデフロストを開始するのと同時に、制御部22は膨張弁17の開度を全閉とし、前記除霜時間T1より短い待機時間T2が経過すると、膨張弁17の開度を全開として該膨張弁17を通じて凝縮器15から蒸発器6へ冷媒を導くことを特徴とする。
【0008】
待機時間T2が除霜時間T1の半分以上に設定されている。
【0009】
オフサイクルデフロストの実行中に、凝縮器15を冷却する冷却ファン16が駆動する。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る冷却庫では、オフサイクルデフロストを開始してから所定の待機時間T2が経過すると、開度を全開とした膨張弁17を通じて、凝縮器15から蒸発器6へ冷媒を導くようにした。これによれば、蒸発器6を内部から冷媒で加熱して、蒸発器6の着霜の融解を速めることができる。膨張弁17を全開にすることにより、膨張弁17における冷媒の温度低下を回避して、凝縮器15から出た冷媒をほぼそのままの温度で蒸発器6へ導いて、これを十分に加熱することができる。つまり本発明によれば、オフサイクルデフロストの除霜能力を高めることができ、これによりヒータデフロストの周期を長くすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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