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公開番号2025069431
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-30
出願番号2025019185,2021521756
出願日2025-02-07,2019-10-23
発明の名称片頭痛および他の頭痛状態を治療するための神経刺激
出願人カラ ヘルス,インコーポレイテッド,CALA HEALTH,INC.
代理人個人,個人
主分類A61N 1/36 20060101AFI20250422BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】片頭痛および他の頭痛状態を治療および予防するためのシステムおよび方法が開示される。
【解決手段】経皮的末梢神経刺激を使用して片頭痛を治療する方法であって、患者の腕または手首の正中神経に近接した皮膚表面上に第1の末梢神経エフェクタを配置することと、前記患者の前記腕または手首の前記正中神経以外の神経に近接した皮膚表面上に第2の末梢神経エフェクタを配置することと、前記患者に関するEEGデータを受信することと、第1の電気刺激信号および第2の電気刺激信号のパラメータを生成することであって、パラメータを生成することは、前記患者に関する前記EEGデータを分析することを含むことと、前記正中神経の前記神経を刺激するために、前記第1の電気刺激信号を前記第1の末梢神経エフェクタに経皮的に送達することを含む方法。
【選択図】図1F
特許請求の範囲【請求項1】
経皮的末梢神経刺激を使用して片頭痛を治療する方法であって、
患者の腕または手首の正中神経に近接した皮膚表面上に第1の末梢神経エフェクタを配置することと、
前記患者の前記腕または手首の前記正中神経以外の神経に近接した皮膚表面上に第2の末梢神経エフェクタを配置することと、
前記患者に関するEEGデータを受信することと、
第1の電気刺激信号および第2の電気刺激信号のパラメータを生成することであって、パラメータを生成することは、前記患者に関する前記EEGデータを分析することを含むことと、
前記正中神経の前記神経を刺激するために、前記第1の電気刺激信号を前記第1の末梢神経エフェクタに経皮的に送達することと、
前記正中神経以外の前記神経を刺激するために、前記第2の電気刺激信号を前記第2の末梢神経エフェクタに経皮的に送達することと、
を含む方法。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記第1の電気刺激信号は、約5Hzまたは約5Hz未満の周波数を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の電気刺激信号および第2の電気刺激信号は、バースト刺激信号を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記バースト刺激信号は、アルファ・バースト刺激信号である、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記バースト刺激信号は、シータ・バースト刺激信号である、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記EEGデータは、EEGヘッドバンドから受信される、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は、前記患者の前記上腕の刺激を含まない、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記方法は、前記患者に関する動きデータを受信することを含まない、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記第1の末梢神経エフェクタを配置することおよび前記第2の末梢神経エフェクタを配置することは、前記腕または手首の腹側、前記腕または手首の背側、および前記腕または手首の外側のうちの少なくとも2つで行われる、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記第1の電気刺激信号および前記第2の電気刺激信号を経皮的に送達することは、片頭痛に関連する少なくとも1つの神経経路を修正するために治療上有効である、請求項1に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【参照による組み込み】
【0001】
本出願は、2018年10月24日に出願された米国仮特許出願第62/750,204号の非仮出願としての米国特許法第119条(e)に基づく利益を主張し、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。本出願はまた、Rosenbluthらによる米国特許第9,452,287号明細書、Wongらによる米国特許出願公開第9,802,041号明細書、Wongらによる米国特許出願公開第2018/0169400号明細書、および、Hamnerらによる米国特許出願公開第2018/0236217号明細書の全体が、参照により組み込まれており、これらの各々は、参照によりその全体が組み込まれる。
続きを表示(約 4,100 文字)【技術分野】
【0002】
本発明の実施形態は、一般に、片頭痛など、さらに、頭痛(cephalgia)および頭痛(headache)を含む、頭蓋疼痛治療に関し、より詳細には、非侵襲性末梢神経刺激を介して、片頭痛、頭痛(cephalgia)、頭痛(headache)、および他の頭痛状態を治療するシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0003】
片頭痛は、自律神経障害に関連する感覚処理の調節不全の脳障害である。片頭痛は、片側性の拍動性頭蓋疼痛、光、音、および匂いに対する知覚過敏、悪心、ならびに自律神経系、認知系、感情系、および運動系の機能障害を含む症状を伴う神経血管障害である。片頭痛は、ストレス、ホルモンの変化、睡眠不足、栄養失調、または感覚過負荷などの要因を含めて、内部または外部の両方で誘発され得る。症例の約1/3では、前兆(アウラ)などの症状が片頭痛エピソードの発症前に起こる。世界人口の最大16%が片頭痛に罹患しており、これらは女性において最も一般的であり、強い遺伝的要素を有する。
【0004】
片頭痛は3900万人を超えるアメリカ人に影響を及ぼし、神経学的障害の第二の主因となっている。現在の治療は、しばしば、効果がないか、または、症状を悪化させ、予防薬理学的薬物療法は患者の約50%のみに有効である。また、長期有効性が不十分であり、いくつかの研究によれば、6ヶ月で25%、12ヶ月で14%のみが恩恵を受けている。
【0005】
片頭痛の発症は多因子性であり、エピソードは、機械的、電気的および/または化学的誘発による脳の血管構造を神経支配する侵害受容器の活性化によって誘発されると考えられている。血管構造を神経支配する侵害受容器は、P物質およびカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)などの神経ペプチドを含むC線維およびA線維からなる。侵害受容器は三叉神経節で発生し、三叉神経を介して頭蓋内構造に到達する。
【0006】
視床下部は、感受性の増加、発作誘発、および総合的症状を含む、片頭痛発作に深く関与している。オレキシン(あるいはヒポクレチンと呼ばれる)は、視床下部外側野の細胞体中で独占的に合成される一対の視床下部神経ペプチドである。解剖学的に、オレキシン系は、三叉神経血管系を含む片頭痛の病態生理学に関与する他の脳システムと密接に統合されている。オレキシン作動性系は、発作感受性、前駆症状および関連症状、ならびに片頭痛侵害受容に影響を及ぼし得る変化した恒常性機構に寄与し得る。したがって、この系は、片頭痛の潜在的な治療標的であり得る。
【発明の概要】
【0007】
本発明のいくつかの実施形態は、一般に、片頭痛、頭痛(cephalgia)、頭痛(headache)、および他の頭蓋疼痛の治療に関し、より詳細には、非侵襲性末梢神経刺激を介して片頭痛、頭痛(cephalgia)、頭痛(headache)、および他の頭蓋疼痛を治療するシステムおよび方法に関する。いくつかの実施形態では、患者の片頭痛を治療するためのシステムが本明細書に開示される。システムは、パルス発生器を含む末梢神経刺激装置、および、電気的神経調節(例えば、患者の手足または耳の神経、指圧点、または経絡)への刺激を送達するように構成された少なくとも2つの電極、を含むか、または、それらから本質的に構成され得る。本明細書に開示されるように、患者の耳は、患者の頭部から解剖学的に別個であり分離している。いくつかの実施形態では、刺激は患者の頭部に送達されず、むしろ患者の耳、下肢、または上肢に送達される。上肢神経調節(例えば、刺激)は、いくつかの実施形態では、上腕、上腕と下腕にまたがる、または肘の下のみ(例えば、前腕、手首、および/または指の1つまたは複数のみ)であってもよく、刺激装置は、それに応じて構成し得る。神経調節(例えば、刺激)は、いくつかの実施形態では、拍動性頭蓋疼痛、光・音および匂いに対する知覚過敏、吐き気、ならびに、自律神経系、認知系、感情系、および運動系の機能障害の1つまたは複数、を軽減するのに十分であり得る。いくつかの実施形態では、神経調節(例えば、刺激)は、治療的(例えば、症状の開始後)、および/または、予防的/防止的(例えば、患者が現在いかなる症状も経験していない場合)であり得る。システムはまた、1つ、2つ、またはそれ以上のセンサを含み得る。刺激装置および/またはセンサは、患者内に埋め込み可能であってもよく、または埋め込み可能な構成要素がなく装着型であってもよい。いくつかの実施形態では、刺激装置および/またはセンサは、皮膚を通して、または、経皮的、であり得る。
【0008】
本明細書で使用される場合、神経調節は、1つまたは複数の神経に対する興奮性(例えば、刺激)療法および抑制性(例えば、ブロック)療法の両方を含み得る。
【0009】
いくつかの実施形態では、片頭痛を治療するためのシステムおよび方法は、本明細書に開示されている任意の数の特徴を含むか、またはそれらから本質的に構成され得る。
【0010】
いくつかの実施形態では、選択的活性化を用いて片頭痛を治療するための経皮的方法が本明細書に開示される。本方法は、例えば、患者四肢の皮膚上に第1の末梢神経エフェクタを配置することと、オレキシン作動性経路および/または三叉神経血管経路を、含むがこれらに限定されない、片頭痛または頭痛状態に関連する少なくとも1つの神経経路を修正するのに十分であるように第1の末梢神経を刺激するために、第1の電気神経刺激信号を第1の末梢神経エフェクタに経皮的に送達することと、を含むか、または、それらから本質的に構成され得る。偶発性片頭痛患者は、脳脊髄液(CSF)中で測定可能なオレキシンを有し得る。第1の電気神経刺激信号は、第1の末梢神経のAアルファ、Aベータ、Aデルタ、B、または、C線維の上またはそれ以上で、優先的にまたは選択的にのみ、活性化し得る。第1の末梢神経は、例えば、正中神経、橈骨神経、内側皮神経、外側皮神経、筋皮神経、または尺骨神経などの上肢神経、例えば、耳介神経、具体的には迷走神経耳介枝(ABVN)、迷走神経、具体的には頸部迷走神経、三叉神経、具体的には眼窩上神経、後頭神経、または翼口蓋神経節などの脳神経または頸神経、あるいは、例えば、脛骨神経、伏在神経、総腓骨神経、大腿神経、仙骨神経、坐骨神経、および腓腹神経などの下肢神経、であり得る。いくつかの実施形態では、第1の末梢神経は、前述の神経のいずれか1つまたは複数、あるいは、本明細書の他の箇所に記載されているいずれか1つまたは複数の神経を含まない。第1の電気神経刺激信号は、バーストまたは連続刺激、および場合によっては、二相方形波または正弦波であり得る選択された波形を含み得る。パルス幅は、例えば、約50μs~約100μs、約150μs~約200μs、約300μs~約400μs、または前述の値のいずれか2つを含む他の範囲であり得る。いくつかの実施形態では、電気刺激信号は、約5~50Hz、50~150Hz、150~250Hz、250~500Hz、500~1000Hz、1000~2500Hz、および、その中の重複範囲の周波数を有し得、例えば、約5Hz以下または少なくとも約5Hz、約250Hz以下または少なくとも約250Hz、または、約2000Hz以下または少なくとも約2000Hz、を含む。いくつかの実施形態では、第1の末梢神経エフェクタは、少なくとも第1および第2の電極を含み得る。場合によっては、電極は、神経軸索の長さに沿って実質的に整列され得る。いくつかの実施形態では、本方法は、患者四肢の皮膚上に第2の末梢神経エフェクタを配置することと、片頭痛または頭痛状態に関連する少なくとも1つの神経経路を修正するのに十分であるように第2の末梢神経を刺激するために、第2の電気神経刺激信号を第2の末梢神経エフェクタに経皮的に送達することと、を含み得る。いくつかの実施形態では、頭痛状態は、副鼻腔炎性頭痛、群発性頭痛、緊張性頭痛、反跳性頭痛、連日性持続性頭痛、外傷後頭痛、慢性連日性頭痛、後頭部神経痛、持続性片側頭痛などのうちの1つまたは複数であり得る。いくつかの実施形態では、システムは、1つまたは複数の末梢神経を刺激して、患者の副交感神経系または交感神経系の活動の均衡をとる。第2の末梢神経は、第1の末梢神経とは異なり、例えば、本明細書の他の箇所に記載されている神経のいずれかから選択することができ、および/または本明細書の他の箇所に記載されている神経のいずれも含まない。本方法はまた、例えば、患者の心拍変動を測定するセンサからデータを受信することを含む、患者の自律神経系活動に関する入力を受信すること、および/または、患者の皮膚電気活動、温度測定、およびECG情報のうちの少なくとも1つを測定するセンサからデータを受信すること、を含み得る。本方法はまた、C5,C6,C7,C8,T1,T2,T3,T4,T5,T6,T7,T8,T9,T10,T11,T12,L1,L2,L3,L4,L5,S1,S2,S3、および/または、S4皮膚分節の1つまたは複数の上に、任意の数の末梢神経エフェクタを配置することを含み得る。いくつかの実施形態では、末梢神経エフェクタは、例えば正中神経、橈骨神経、または尺骨神経などの1つまたは複数の神経からオフセットされ、皮膚神経などの標的神経を標的とする患者の四肢に配置され得る。いくつかの実施形態では、電気神経刺激信号は、第1の末梢神経のAアルファ、Aベータ、Aデルタ、B、またはC線維のうちの1つのみを優先的に活性化または選択的に活性化し得る。
(【0011】以降は省略されています)

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