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公開番号2025069437
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-30
出願番号2025019485,2021512906
出願日2025-02-07,2019-09-03
発明の名称ワクチン組成物を調製するためのプロセス
出願人トレオス バイオ リミテッド
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類C07K 14/82 20060101AFI20250422BHJP(有機化学)
要約【課題】がんの予防又は治療において利用されるポリペプチド、ポリ核酸、及びポリペプチドを含む医薬組成物を提供すること。
【解決手段】本開示は、がんの予防又は治療において利用されるポリペプチド、ポリ核酸、及びポリペプチドを含む医薬組成物に関する。また、本開示は、ペプチドを含む医薬組成物を投与することによって、被験体における細胞傷害性T細胞応答を誘導する又はがんを治療する方法、及びコンパニオン診断方法に関する。また、本開示は、標的ポリペプチドに対するT細胞応答を誘導する方法で使用するためのペプチド又はポリ核酸を調製する方法であって、標的集団において最も高い割合の被験体の複数のHLAアレルに結合する抗原におけるエピトープを特定することを含む方法に関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
最大50アミノ酸長であり、配列番号1~2786及び/又は5432~5931のいずれかのアミノ酸配列を含むペプチド。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
配列表
本願は、ASCIIフォーマットで電子的に提出された配列表を含み、そして、その全体が参照により本明細書に組み入れられる。前記ASCIIのコピー(2019年8月29日作成)は、N414322WO_SL.txtと名付けられ、そして、サイズは1,450,065バイトである。
続きを表示(約 1,700 文字)【0002】
分野
本開示は、ワクチン及び免疫療法で利用されるペプチド及び組成物、このようなペプチドをコードしている核酸及びベクター、このようなペプチドを設計及び生成する方法、このようなペプチドによる治療に対して個々の被験体が応答するかどうかを予測する方法、このようなペプチドを含む被験体特異的組成物、並びにこのようなペプチドを使用する治療方法に関する。
【背景技術】
【0003】
何十年もの間、科学者たちは、慢性疾患はヒトが本来持っている防御力の及ばないものであると考えてきた。しかし、最近では、免疫抑制分子をブロックする抗体で処置した個体で腫瘍の著しい退縮が観察されたことから、がん免疫療法の分野が急速に進展している。これら臨床所見は、既存のT細胞応答が再活性化された結果、個体にとって有意義な臨床的利益が得られることを示す。これら進歩により、腫瘍特異的T細胞応答を誘導するがんワクチンの開発への熱意が新たにされた。
【0004】
期待をよそに、現在の免疫療法はごく一部の個体にしか有効ではない。また、ほとんどのがんワクチン治験では、個体における腫瘍の退縮率及び抗腫瘍T細胞応答率が低かったことから、統計的に有意な効能を示すことができなかった。HIV及びアレルギーの分野でも、T細胞応答を取り込もうとした治療用及び予防用ワクチンで同様の失敗が報告されている。免疫療法及びワクチンの臨床的失敗を克服することが求められている。
【発明の概要】
【0005】
抗原提示細胞(APC)において、タンパク質抗原はペプチドにプロセシングされる。これらペプチドはHLA分子に結合し、ペプチド-HLA複合体として細胞表面においてT細胞に提示される。異なる個体は異なるHLA分子を発現し、異なるHLA分子は異なるペプチドを提示する。本発明者らは、被験体において発現する単一のHLAクラスIアレルに結合するエピトープが、腫瘍特異的T細胞応答を誘導するのに必須であるが、十分ではないことを実証した。その代わり、個体の少なくとも3つのHLAクラスI遺伝子によってコードされているHLA分子によってエピトープが認識され、提示されたとき、腫瘍特異的T細胞応答は最適に活性化される(国際出願第PCT/EP2018/055231号、同第PCT/EP2018/055232号、同第PCT/EP2018/055230号、欧州特許第3370065号及び同第3369431号)。
【0006】
この知見に基づき、本発明者らは、所与の標的ヒト集団において最も高い割合の被験体でT細胞応答を誘導するペプチドを設計及び調製する方法を開発し、この方法を用いて、がん治療において使用するためのペプチドのセットを設計した。
【0007】
従って、第1の態様では、本開示は、最大50アミノ酸長であり、配列番号1~2786及び/又は5432~5931のいずれかのアミノ酸配列を含むペプチドを提供する。
【0008】
更なる態様では、本開示は、最大50アミノ酸長であり、配列番号1~2786及び/又は5432~5931のいずれかのアミノ酸配列を含むペプチドをコードしているポリ核酸又はベクターを提供する。
【0009】
更なる態様では、本開示は、2つ以上のペプチド又は2つ以上のポリ核酸若しくはベクターのパネルであって、各ペプチドが、配列番号1~2786及び/若しくは又は5432~5931から選択される異なるアミノ酸配列を含むペプチドを含むか、あるいは各ポリ核酸又はベクターが、配列番号1~2786及び/若しくは又は5432~5931から選択される異なるアミノ酸配列を含むペプチドをコードしているパネルを提供する。
【0010】
更なる態様では、本開示は、ペプチド、ポリ核酸、ベクター、又はパネルのうちの1つ以上を含む医薬組成物又はキットであって、任意で少なくとも1つの薬学的に許容し得る希釈剤、担体、又は保存剤を含む医薬組成物又はキットを提供する。
(【0011】以降は省略されています)

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