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公開番号2025070262
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023180441
出願日2023-10-19
発明の名称引手装置、及び引き形式のサッシ窓
出願人中西金属工業株式会社,YKK AP株式会社
代理人弁理士法人柳野国際特許事務所
主分類E05B 1/00 20060101AFI20250424BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】補助錠の施錠を忘れ難くするとともに操作性を改善して防犯性を高めることができる、開放操作力軽減機能及び施錠機能を備えた引手装置を提供する。
【解決手段】障子を閉じて縦枠19に設けたロック受け21の先端掛止部Nが開口Aから基体2内に入った状態で、レバー部材5を回動端5Aが縦枠19に向かうように基体2に沿った第1姿勢P1にすると、ロック体3が昇降してロック片Gが開口Aの内方に現れた位置で、先端掛止部Nにロック片Gが掛止した施錠状態Lとなる。施錠状態Lでレバー部材5を回動させて回動端5Aが基体2から立ち上がった第2姿勢にする間に、先ず、開口Aの内方からロック片Gが隠れた位置で施錠状態Lが解除され、次に、アシスト体4が障子閉方向D1にスライドしてアシスト体4の先端4Aがロック受け21を押す。
【選択図】図6A
特許請求の範囲【請求項1】
引き形式のサッシ窓に用いる引手装置であって、
前記サッシ窓における障子の戸先框の室内側面に取り付けられる基体と、
前記基体内で昇降可能に支持されたロック体と、
前記基体内で障子開閉方向にスライド可能に支持されたアシスト体と、
前記基体内の垂直支軸まわりに回動可能に支持されたレバー部材と、
を備え、
前記ロック体及び前記アシスト体は、前記レバー部材の回動動作に連動し、
前記障子を閉じて前記レバー部材の回動端が前記サッシ窓の縦枠に向かうように前記レバー部材を前記基体に沿わせると、前記ロック体が昇降して前記縦枠に設けたロック受けに前記ロック体が掛止した施錠状態となり、
前記施錠状態で、前記レバー部材を回動すると、先ず、前記ロック体が降昇して前記施錠状態が解除され、次に、前記アシスト体が前記ロック受けを押す、
引手装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記基体は、前記縦枠に対向する開口を有し、
前記ロック体は、ロック片が前記開口の内方に現れた位置と前記ロック片が前記開口の内方から隠れた位置との間で昇降し、
前記アシスト体は、先端が前記開口から前記縦枠に向かって進出した位置と前記先端が前記基体内に後退した位置との間で進退し、
前記レバー部材は、前記回動端が前記縦枠に向かうように前記基体に沿った第1姿勢と、前記回動端が前記基体から立ち上がった第2姿勢との間を回動し、
前記レバー部材を前記第1姿勢に戻すように付勢する付勢手段を有し、
前記障子を閉じて前記ロック受けの先端掛止部が前記開口から前記基体内に入った状態で、前記レバー部材を前記第1姿勢にすると、前記ロック体が昇降して前記ロック片が前記開口の内方に現れた位置で、前記先端掛止部に前記ロック片が掛止して前記施錠状態となり、
前記施錠状態で前記レバー部材を回動させて前記第2姿勢にする間に、第1連動動作を経てから第2連動動作になり、
前記第1連動動作は、前記レバー部材の回動により前記ロック体が降昇し、前記開口の内方から前記ロック片が隠れた位置で前記施錠状態を解除する動作であり、
前記第2連動動作は、前記レバー部材の回動により前記アシスト体が障子閉方向にスライドし、前記開口から進出した前記アシスト体の先端が前記ロック受けを押す動作である、
請求項1に記載の引手装置。
【請求項3】
前記付勢手段は、前記レバー部材が回動する動作と前記アシスト体が進退する動作とを連動させる機構内に設けた圧縮コイルばねであり、
前記障子を開けた状態では、前記圧縮コイルばねにより、前記アシスト体の先端が前記開口から進出している状態が保持される、
請求項2に記載の引手装置。
【請求項4】
前記付勢手段により前記第1姿勢に戻すように付勢された前記レバー部材を、前記障子を開けた状態で前記第1姿勢と前記第2姿勢との間の第3姿勢で保持する保持手段を備え、前記障子を閉じて前記ロック受けの先端掛止部が前記開口から入っても前記ロック体が昇降しない、
請求項2に記載の引手装置。
【請求項5】
請求項1~4の何れか1項に記載の引手装置を障子の戸先框の室内側面に取り付けるとともに、前記障子を閉じた状態で前記引手装置の前記開口から前記基体内に入り、前記ロック片に掛止される先端掛止部を有するロック受けを縦枠に設けてなる、
引き形式のサッシ窓。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、引き形式のサッシ窓に用いる引手装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、引違い、片引き又は両引き(引分け)の引き形式のサッシ窓に対する高断熱化の要求に応えるために、複層ガラス入り障子が採用されるとともに、気密材の使用量が増えている。そのため、障子を閉じた状態から開く際に必要な開放操作力が大きくなっている。したがって、ユニバーサルデザインの観点から、前記開放操作力を軽減する機能を備えた引手装置が用いられる(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
一方、防犯意識の向上に伴い、クレセント錠等の主錠の他に、防犯性を高める目的で補助錠が用いられる(例えば、特許文献2参照)。このような補助錠は、外障子の下框の室内側面の召合せ框付近に取り付けられるのが一般的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6414415号公報
特許第3723052号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
障子に前記引手装置とともに前記補助錠を設けた場合、前記補助錠は前記引手装置とは別であることから、前記補助錠の施錠を忘れやすい。また、前記補助錠は外障子の下框に位置することから、操作がし難く、特に高齢者にとっては操作が非常に困難である。
【0006】
本発明は、補助錠の施錠を忘れ難くするとともに操作性を改善して防犯性を高めることができる、開放操作力軽減機能及び施錠機能を備えた引手装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1観点に係る引手装置は、引き形式のサッシ窓に用いる引手装置であって、前記サッシ窓における障子の戸先框の室内側面に取り付けられる基体と、前記基体内で昇降可能に支持されたロック体と、前記基体内で障子開閉方向にスライド可能に支持されたアシスト体と、前記基体内の垂直支軸まわりに回動可能に支持されたレバー部材と、を備える。前記ロック体及び前記アシスト体は、前記レバー部材の回動動作に連動する。
【0008】
前記障子を閉じて前記レバー部材の回動端が前記サッシ窓の縦枠に向かうように前記レバー部材を前記基体に沿わせると、前記ロック体が昇降して前記縦枠に設けたロック受けに前記ロック体が掛止した施錠状態となり、前記施錠状態で、前記レバー部材を回動すると、先ず、前記ロック体が降昇して前記施錠状態が解除され、次に、前記アシスト体が前記ロック受けを押す。
【0009】
本発明の第2観点に係る引手装置は、第1観点に係る引手装置において、前記基体は、前記縦枠に対向する開口を有する。前記ロック体は、ロック片が前記開口の内方に現れた位置と前記ロック片が前記開口の内方から隠れた位置との間で昇降する。前記アシスト体は、先端が前記開口から前記縦枠に向かって進出した位置と前記先端が前記基体内に後退した位置との間で進退する。前記レバー部材は、前記回動端が前記縦枠に向かうように前記基体に沿った第1姿勢と、前記回動端が前記基体から立ち上がった第2姿勢との間を回動する。前記レバー部材を前記第1姿勢に戻すように付勢する付勢手段を有する。
【0010】
前記障子を閉じて前記ロック受けの先端掛止部が前記開口から前記基体内に入った状態で、前記レバー部材を前記第1姿勢にすると、前記ロック体が昇降して前記ロック片が前記開口の内方に現れた位置で、前記先端掛止部に前記ロック片が掛止して前記施錠状態となる。前記施錠状態で前記レバー部材を回動させて前記第2姿勢にする間に、第1連動動作を経てから第2連動動作になる。前記第1連動動作は、前記レバー部材の回動により前記ロック体が降昇し、前記開口の内方から前記ロック片が隠れた位置で前記施錠状態を解除する動作である。前記第2連動動作は、前記レバー部材の回動により前記アシスト体が障子閉方向にスライドし、前記開口から進出した前記アシスト体の先端が前記ロック受けを押す動作である。
(【0011】以降は省略されています)

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