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公開番号2025070270
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023180453
出願日2023-10-19
発明の名称表示装置、及び、表示装置の制御方法
出願人シャープ株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類G09G 5/00 20060101AFI20250424BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】視聴者の視聴状況に応じて、画面の光量分布を変化させることで、視聴状況に応じた省電力化を図ることができる。
【解決手段】表示装置(10)は、表示部(13)、視聴者の視聴状況を表す視聴状況情報を取得する取得部(14)、及び制御部(16)を備え、表示部は、表示領域(131)上に配置され、互いに独立して光量を制御可能な複数の発光素子(132)を有し、制御部は、表示領域上に、複数の発光素子の内の1以上の第1発光素子(132a)が配置される第1領域(A1)と、複数の発光素子の内の1以上の第2発光素子(132b)が配置される第2領域(A2)と、を設定する領域設定処理と、1以上の第2発光素子の光量を低減する減光処理と、を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
映像を表示する表示部と、
視聴者の視聴状況を表す視聴状況情報を取得する取得部と、
前記取得部が取得した視聴状況情報に基づいて、前記表示部での表示状態を制御する制御部と、を備え、
前記表示部は、表示領域と、前記表示領域上に配置され、互いに独立して光量を制御可能な複数の発光素子と、を有し、
前記制御部は、
前記表示領域上に、前記複数の発光素子の内の１以上の第１発光素子が配置される第１領域と、前記第１領域と重複せず、且つ、前記複数の発光素子の内の１以上の第２発光素子が配置される第２領域と、を設定する領域設定処理と、
前記１以上の第２発光素子の光量を低減する減光処理と、
を実行する、表示装置。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記制御部は、前記映像を縮小して、前記第１領域に表示させる、請求項１に記載の表示装置。
【請求項３】
前記制御部は、前記映像を縮小せず、前記表示領域に表示させる、請求項１に記載の表示装置。
【請求項４】
前記制御部は、
前記視聴状況情報に基づいて、前記視聴者が映像を見ていない非視聴状態にあるかを判定し、
前記非視聴状態が所定時間継続したときに、前記領域設定処理及び前記減光処理を実行する、請求項１～３の何れか１項に記載の表示装置。
【請求項５】
前記制御部は、
前記視聴状況情報に基づいて、前記視聴者の不在を検知し、
前記視聴者の不在を検知したときに、前記１以上の第１発光素子、及び、前記１以上の第２発光素子の光量を低減する、請求項１～３の何れか１項に記載の表示装置。
【請求項６】
前記表示装置は、音声を出力する音声出力部を備え、
前記制御部は、前記減光処理において、
前記１以上の第２発光素子の光量を低減し、且つ、
前記音声出力部から出力される音声出力を低減する、請求項１～３の何れか１項に記載の表示装置。
【請求項７】
前記第２領域は、前記第１領域を囲む、請求項１～３の何れか１項に記載の表示装置。
【請求項８】
前記表示領域は、前記第１領域と前記第２領域との間に位置し、前記複数の発光素子の内の１以上の第３発光素子が配置される第３領域を有し、
前記１以上の第３発光素子の光量は、前記１以上の第１発光素子の光量と、前記１以上の第２発光素子の光量との間にある、請求項１～３の何れか１項に記載の表示装置。
【請求項９】
前記視聴状況情報は、前記視聴者の視線方向、又は、前記視聴者の位置の情報を含み、
前記制御部は、前記領域設定処理において、
前記視線方向、又は、前記視聴者の位置に基づいて、前記表示領域上での前記第１領域の位置を決定する、請求項１～３の何れか１項に記載の表示装置。
【請求項１０】
前記視聴状況情報は、前記表示部と前記視聴者との間の距離の情報を含み、
前記制御部は、前記領域設定処理において、
前記距離が大きくなるにつれて、前記第１領域の面積が小さく、且つ、前記第２領域の面積が大きくなるように、前記第１領域、及び、前記第２領域を設定する、請求項１～３の何れか１項に記載の表示装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、表示装置、及び、表示装置の制御方法に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
視聴状況に応じて画像表示装置の動作を制御する技術が知られている（特許文献１参照）。この技術では、撮像した画像にユーザの顔が含まれていない場合に、表示パネル１０２のバックライトの光量を減少させ、消費電力を低下させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１４－２０９７３９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、特許文献１の技術では、バックライトの光量を減少させるだけで、視聴者の視聴状況に応じて、視聴している画面の光量分布を変化させることは示されていない。
【０００５】
本発明の一態様は、視聴者の視聴状況に応じて、視聴している画面の光量分布を変化させることで、視聴状況に応じた省電力化を図ることができる表示装置、及び、表示装置の制御方法を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る表示装置は、映像を表示する表示部と、視聴者の視聴状況を表す視聴状況情報を取得する取得部と、前記取得部が取得した視聴状況情報に基づいて、前記表示部での表示状態を制御する制御部と、を備え、前記表示部は、表示領域と、前記表示領域上に配置され、互いに独立して光量を制御可能な複数の発光素子と、を有し、前記制御部は、前記表示領域上に、前記複数の発光素子の内の１以上の第１発光素子が配置される第１領域と、前記第１領域と重複せず、且つ、前記複数の発光素子の内の１以上の第２発光素子が配置される第２領域と、を設定する領域設定処理と、前記１以上の第２発光素子の光量を低減する減光処理と、を実行する。
【発明の効果】
【０００７】
本発明の一態様によれば、視聴者の視聴状況に応じて、視聴している画面の光量分布を変化させることで、視聴状況に応じた省電力化を図ることができる表示装置、及び、表示装置の制御方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本発明の第１の実施形態に係る表示装置の構成を表すブロック図である。
本発明の第１の実施形態に係る表示装置の制御方法での処理の流れを表すフロー図である。
省電力モード２での処理の流れの一例を表す図である。
省電力モード２での表示状態の一例を表す図である。
本発明の第２の実施形態に係る表示装置の制御方法での処理の流れを表すフロー図である。
省電力モード２ａでの処理の一例を表す図である。
省電力モード２ａでの処理の一例を表す図である。
省電力モード２ａでの表示状態の一例を表す図である。
第１領域での光量分布の一例を表す図である。
調節されるγカーブの一例を表す図である。
視聴状況に基づく第１領域の決定を表す図である。
第１領域の位置の変化を表す図である。
第１領域の面積の変化を表す図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
〔第１の実施形態〕
以下、本発明の第１の実施形態について、詳細に説明する。図１は、第１の実施形態態に係る表示装置１０の構成を表すブロック図である。表示装置１０は、映像信号処理部１１、ドライバ１２、表示部１３、視聴状況取得部１４、記憶部１５、及び、制御部１６を有する。
【００１０】
表示装置１０は、映像信号ＩＳｏに基づく映像を表示部１３上に表示させる。表示部１３は、駆動信号ＤＳによって駆動され、映像信号ＩＳｏが表す映像（例えば、動画、静止画）を表示する。
（【００１１】以降は省略されています）

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