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公開番号
2025070602
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023181056
出願日
2023-10-20
発明の名称
空気調和システム、空気調和システムの制御方法、プログラム
出願人
三菱重工サーマルシステムズ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F24F
11/86 20180101AFI20250424BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】室内機における温度調整を、よりきめ細やかに行いつつ、運転効率を高める。
【解決手段】空気調和システムは、圧縮機を備えた室外機と、圧縮機から供給される熱媒体と室内空気との間で熱交換を行う熱交換器を備えた、複数の室内機と、複数の室内機の各々が設置された室の室内温度を検出する室内温度検出部と、室外機の動作を制御する室外機制御装置と、複数の室内機の各々に設けられ、外部から設定される設定温度に応じて室内機の動作を制御する室内機制御装置と、を備え、室外機制御装置は、少なくとも、予め設定された圧縮機における熱媒体の初期目標圧力飽和温度、室内機制御装置に設定された設定温度と室内温度検出部で検出された室内温度との温度差、及び、温度差の単位時間あたりの変化量、に基づいて、圧縮機の出力を調整するための目標圧力飽和温度を設定する設定部、
を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
熱媒体を圧縮する圧縮機を備えた室外機と、
前記室外機に対し、熱媒体が流通する媒体回路を介して接続され、前記圧縮機から前記媒体回路を介して供給される熱媒体と室内空気との間で熱交換を行う熱交換器を備えた、複数の室内機と、
複数の前記室内機の各々が設置された室の室内温度を検出する室内温度検出部と、
前記室外機の動作を制御する室外機制御装置と、
複数の前記室内機の各々に設けられ、外部から設定される設定温度に応じて前記室内機の動作を制御する室内機制御装置と、を備え、
前記室外機制御装置は、少なくとも、
予め設定された前記圧縮機における熱媒体の初期目標圧力飽和温度、
前記室内機制御装置に設定された前記設定温度と前記室内温度検出部で検出された前記室内温度との温度差、
及び、前記温度差の単位時間あたりの変化量、
に基づいて、前記圧縮機の出力を調整するための目標圧力飽和温度を設定する設定部、
を含む、空気調和システム。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記設定部は、
前記室内機制御装置に設定された前記設定温度と前記室内温度検出部で検出された前記室内温度との温度差の、単位時間あたりの変化量に基づいて、
前記単位時間が経過するごとに、前記目標圧力飽和温度を設定する、
請求項1に記載の空気調和システム。
【請求項3】
前記室外機が設置された室外温度を検出する室外温度検出部をさらに備え、
前記設定部は、
予め設定された、室外温度と基準圧力飽和温度との相関を示す相関情報に基づいて、前記室外温度検出部で検出された室外温度に対応する圧力飽和温度を、基準圧力飽和温度として取得し、
取得された前記基準圧力飽和温度に基づいて、前記初期目標圧力飽和温度を設定する、
請求項1または2に記載の空気調和システム。
【請求項4】
前記設定部は、
取得された前記基準圧力飽和温度と、予め設定された圧力飽和温度の上限値及び下限値の少なくとも一方とに基づいて、前記初期目標圧力飽和温度を調整する、
請求項3に記載の空気調和システム。
【請求項5】
前記室内機における設定温度を取得する取得部をさらに備え、
前記設定部は、
前記取得部で取得された複数の前記室内機の各々における設定温度に基づき、
前記初期目標圧力飽和温度を調整する、
請求項3に記載の空気調和システム。
【請求項6】
前記設定部は、
前記取得部で取得された複数の前記室内機の各々における設定温度のうち、能力要求の度合いが最も大きい設定温度に基づき、
前記初期目標圧力飽和温度を調整する、
請求項5に記載の空気調和システム。
【請求項7】
前記室内機制御装置は、外部から設定される省エネルギー運転のレベルに応じ、前記室内機の動作を制御し、
前記設定部は、前記室内機制御装置に設定された前記省エネルギー運転のレベルに基づいて、前記初期目標圧力飽和温度を調整する、
請求項3に記載の空気調和システム。
【請求項8】
前記室内機制御装置は、
少なくとも、前記室内機制御装置に設定された前記設定温度と前記室内温度検出部で検出された前記室内温度との温度差、及び前記温度差の単位時間あたりの変化量を算出する演算部と、
前記演算部で算出された前記温度差、及び前記変化量の数値を、予め関連付けられた整数からなる符号に置換する、符号置換部と、
前記符号置換部で置換された前記符号を、前記室外機制御装置に出力する出力部と、を備え、
前記室外機制御装置は、
前記出力部から出力された前記符号を取得する取得部を備え、
前記設定部は、前記取得部で受信された前記符号に基づいて、目標圧力飽和温度を設定する
請求項1または2に記載の空気調和システム。
【請求項9】
前記室外機制御装置は、
前記取得部で受信された前記符号と、前記符号に予め関連付けられた前記目標圧力飽和温度の補正値とが関連付けられたマップ情報を記憶する記憶部をさらに備え、
前記設定部は、
前記マップ情報に基づいて、前記取得部で受信された前記符号に関連付けられた前記目標圧力飽和温度の補正値を取得し、
直前に設定した前記目標圧力飽和温度を、前記目標圧力飽和温度の補正値で補正することで、新たな前記目標圧力飽和温度を設定する
請求項8に記載の空気調和システム。
【請求項10】
複数の室内機の各々が設置された室の室内温度と前記室内機の設定温度との温度差、及び前記室内温度と前記設定温度との温度差の単位時間あたりの変化量、を取得し、
予め設定された圧縮機における熱媒体の初期目標圧力飽和温度、前記設定温度と前記室内温度との温度差、及び、前記温度差の単位時間あたりの変化量、に基づいて、室外機の圧縮機の出力を調整するための目標圧力飽和温度を設定する、
空気調和システムの制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、空気調和システム、空気調和システムの制御方法、プログラムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
一台の室外機に対し、複数の室内機が接続された空気調和システムにおいては、室外機に設けられた圧縮機の回転数を制御することで、各室内機で発揮する空気調和の負荷要求レベルに応じた、媒体供給を行っている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2014/103028号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、複数の室内機においては、それぞれの室内機が設置された室の環境、室の利用者の好み等に応じて、複数の室内機からの負荷要求レベルが様々に異なることがある。このため、室外機においては、複数の室内機からの負荷要求レベルに対し、十分に余裕を持った状態で、複数の室内機に対する媒体供給を行えるよう、圧縮機の運転を行っている。
すると、室内機側からすると、負荷要求レベルに対して、大幅に高い能力を有した媒体が供給されることとなる。その結果、室内機の熱交換器を流通する媒体の温度と、室温との差が大きくなり、設定温度に合わせて室内温度を調整するには、熱交換器における熱交換を、断続的なON/OFFを繰り返しながら行う必要がある。すると、室温が頻繁に上下し、室温を設定温度に合わせて安定的に調整するのが困難となる。
また、室外機側では、複数の室内機からの負荷要求レベルに対し、十分に余裕を持った状態で出力する必要があり、運転効率に改善の余地がある。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、室内機における温度調整を、よりきめ細やかに行いつつ、運転効率を高めることができる空気調和システム、空気調和システムの制御方法、プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示に係る空気調和システムは、熱媒体を圧縮する圧縮機を備えた室外機と、前記室外機に対し、熱媒体が流通する媒体回路を介して接続され、前記圧縮機から前記媒体回路を介して供給される熱媒体と室内空気との間で熱交換を行う熱交換器を備えた、複数の室内機と、複数の前記室内機の各々が設置された室の室内温度を検出する室内温度検出部と、前記室外機の動作を制御する室外機制御装置と、複数の前記室内機の各々に設けられ、外部から設定される設定温度に応じて前記室内機の動作を制御する室内機制御装置と、を備え、前記室外機制御装置は、少なくとも、予め設定された前記圧縮機における熱媒体の初期目標圧力飽和温度、前記室内機制御装置に設定された前記設定温度と前記室内温度検出部で検出された前記室内温度との温度差、及び、前記温度差の単位時間あたりの変化量、に基づいて、前記圧縮機の出力を調整するための目標圧力飽和温度を設定する設定部、を含む。
【0007】
本開示に係る空気調和システムの制御方法は、複数の室内機の各々が設置された室の室内温度と前記室内機の設定温度との温度差、及び前記室内温度と前記設定温度との温度差の単位時間あたりの変化量、を取得し、予め設定された前記圧縮機における熱媒体の初期目標圧力飽和温度、前記設定温度と前記室内温度との温度差、及び、前記温度差の単位時間あたりの変化量、に基づいて、室外機の圧縮機の出力を調整するための目標圧力飽和温度を設定する。
【0008】
本開示に係るプログラムは、複数の室内機の各々が設置された室の室内温度と前記室内機の設定温度との温度差、及び前記室内温度と前記設定温度との温度差の単位時間あたりの変化量、を取得し、予め設定された前記圧縮機における熱媒体の初期目標圧力飽和温度、前記設定温度と前記室内温度との温度差、及び、前記温度差の単位時間あたりの変化量、に基づいて、室外機の圧縮機の出力を調整するための目標圧力飽和温度を設定する、処理を、空気調和システムのコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0009】
本開示の空気調和システム、空気調和システムの制御方法、プログラムによれば、室内機における温度調整を、よりきめ細やかに行いつつ、運転効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の実施形態に係る空気調和システムの構成を示す図である。
上記空気調和システムの室内制御装置の機能ブロック図である。
上記室内制御装置において、温度差の数値と、変化量の数値を、整数からなる符号に変換するために用いる符号置換マップの一例を示す図である。
上記空気調和システムの室外制御装置の機能ブロック図である。
冷房運転時における室外温度と基準圧力飽和温度との相関を示す相関情報の一例である。
符号と、符号に予め関連付けられた目標圧力飽和温度の補正値とが関連付けられたマップ情報の一例を示す図である。
冷房運転時における、省エネルギーレベルに応じた、複数段階の圧力飽和温度の上限値の例を示す図である。
上記室内制御装置における制御方法の手順を示すフローチャートである。
上記室外制御装置における制御方法の手順を示すフローチャートである。
暖房運転時における室外温度と基準圧力飽和温度との相関を示す相関情報の一例である。
暖房運転時における、省エネルギーレベルに応じた、複数段階の圧力飽和温度の上限値の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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