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公開番号2025070641
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023181116
出願日2023-10-20
発明の名称空気調和機
出願人株式会社富士通ゼネラル
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類F25B 1/00 20060101AFI20250424BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】圧縮機潤滑油への冷媒の溶解を抑制すること。
【解決手段】空気調和機1において、室外機制御装置100は、室内ファン33の回転数を所定の回転数で保持する冷風防止モードを、圧縮機20の潤滑油の温度である第一温度と、室内熱交換器31を通過する冷媒の温度である第二温度とに基づいて解除する。例えば、室外機制御装置100は、第一温度が、圧縮機20の潤滑油の濃度に基づいて決定される第一閾値以上であり、かつ、第二温度が、圧縮機20の潤滑油の濃度と第一温度とに基づいて決定される第二閾値未満であるときに冷風防止モードを解除する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
圧縮機と、
室内熱交換器と、
室内ファンと、
前記室内ファンの回転数を所定の回転数で保持するモードを、前記圧縮機の潤滑油の温度である第一温度と、前記室内熱交換器を通過する冷媒の温度である第二温度とに基づいて解除する制御部と、
を具備する空気調和機。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記圧縮機のシェルの表面に設置され、前記圧縮機の温度である第三温度を検出する温度センサ、をさらに具備し、
前記制御部は、前記第三温度に基づいて前記第一温度を算出する、
請求項1に記載の空気調和機。
【請求項3】
前記制御部は、前記第一温度が、前記潤滑油の濃度に基づいて決定される第一閾値以上であり、かつ、前記第二温度が、前記濃度と前記第一温度とに基づいて決定される第二閾値未満であるときに前記モードを解除する、
請求項1に記載の空気調和機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、空気調和機に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ヒートポンプ式の空気調和機は、暖房運転の起動時に室内機の吹出口から冷風が吹き出されてユーザが肌寒く感じるのを防止するために、暖房運転の起動時に、室内機が有する熱交換器(以下では「室内熱交換器」と呼ぶことがある)が所定の温度に達するまで室内機が有するファン(以下では「室内ファン」と呼ぶことがある)の回転数を所定の回転数で保持する運転モード(以下では「冷風防止モード」と呼ぶことがある)を有する。冷風防止モードを有する空気調和機は、室内熱交換器が所定の温度に達したときに冷風防止モードを解除して、室内ファンの回転数を所定の回転数から上昇させる。
【0003】
例えば0℃以下の低外気温下において、暖房運転起動時に実行される冷風防止モードが解除されると、室内ファンの回転数が上昇するため、熱通過率及び熱コンダクタンスが上昇し、凝縮器として機能する暖房運転時の室内熱交換器の熱交換量が増大する。一方で、室外機が有する熱交換器(以下では「室外熱交換器」と呼ぶことがある)では、室内熱交換器において増大した熱交換量に見合う分の熱交換量を確保するために、低圧側の温度及び低圧側の圧力が低下する。また、暖房運転時に室内熱交換器内に液冷媒が滞留している場合は、室外熱交換器の低圧側の温度及び低圧側の圧力がさらに低下する。これにより、圧縮機に吸入される冷媒の密度が減少することや冷媒の乾き度が増大することで、圧縮機の潤滑油(以下では「圧縮機潤滑油」と呼ぶことがある)の温度(以下では「潤滑油温度」と呼ぶことがある)や圧縮機の摺動部の周辺温度(以下では「摺動部温度」と呼ぶことがある)が上昇する。潤滑油温度や摺動部温度が上昇すると、圧縮機潤滑油に溶解していた冷媒が沸騰する現象(つまり、オイルフォーミング現象)が発生し、圧縮機潤滑油が冷媒とともに圧縮機から冷媒回路へ吐出されてしまう。
【0004】
これに対し、圧縮機の回転数の上昇タイミングと冷風防止モードの解除タイミングとをずらすことで、圧縮機から冷媒回路へ吐出される圧縮機潤滑油の量を低減させる技術がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-222136号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上記の技術では、冷媒回路への圧縮機潤滑油の吐出量を低減させることはできる一方で、冷媒が圧縮機潤滑油に溶解しやすい状況を回避することは未だに困難である。
【0007】
そこで、本開示は、圧縮機潤滑油への冷媒の溶解を抑制できる技術を提案する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の空気調和機は、圧縮機と、室内熱交換器と、室内ファンと、制御部とを有する。前記制御部は、前記室内ファンの回転数を所定の回転数で保持するモードを、前記圧縮機の潤滑油の温度である第一温度と、前記室内熱交換器を通過する冷媒の温度である第二温度とに基づいて解除する。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、圧縮機潤滑油への冷媒の溶解を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本開示の空気調和機の構成例を示す図である。
図2は、本開示の室外機制御装置の構成例を示す図である。
図3は、本開示の冷風防止モードの解除条件を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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