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公開番号
2025070996
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2024177563
出願日
2024-10-10
発明の名称
車両のフラップの移動を減衰するための減衰システム
出願人
シュタビルス ゲーエムベーハー
,
STABILUS GMBH
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16D
43/04 20060101AFI20250424BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】本発明は、車両の車体に対する車両のフラップの移動を減衰させるための減衰システム(100)に関する。
【解決手段】減衰システム(100)は、車両の車体に対する車両のフラップの移動を減衰させるように構成されている。減衰システム(100)は、減衰デバイス(150)と、遠心クラッチ(140)であって、遠心クラッチ(140)は、回転要素の速度が切り替え速度を超えたときに、回転要素の回転を減衰させるために、回転要素を減衰デバイス(150)に接続するように構成されている、遠心クラッチ(140)と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の車体に対する前記車両のフラップの移動を減衰させるための減衰システム(100)であって、前記減衰システム(100)が、
a.前記減衰システム(100)を前記フラップ及び前記車体に結合するための2つの結合要素(110、120)であって、前記2つの結合要素(110、120)が、前記減衰システム(100)の長手方向軸(LA)に沿って互いに対して直線的に変位可能であるように互いに接続されている、2つの結合要素(110、120)と、
b.前記長手方向軸(LA)に沿って位置合わせされたねじ山付きスピンドル(131)及び前記ねじ山付きスピンドル(131)上で案内されるスピンドルナット(132)から選択される回転要素を有するスピンドルギア(130)であって、前記スピンドルギア(130)が、第2の結合要素(120)に対する前記長手方向軸(LA)に沿った第1の結合要素(110)の並進を前記長手方向軸(LA)を中心とした前記回転要素の回転に変換するように、前記スピンドルギア(130)が、前記2つの結合要素のうちの前記第1の結合要素(110)に接続されている、スピンドルギア(130)と、を備え、
前記減衰システム(100)が、
c.減衰デバイス(150)と、
d.遠心クラッチ(140)であって、前記遠心クラッチ(140)は、前記回転要素の速度が切り替え速度を超えたときに、前記回転要素の前記回転を減衰させるために、前記回転要素を前記減衰デバイス(150)に接続するように構成されている、遠心クラッチ(140)と、を備えることを特徴とする、減衰システム(100)。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記遠心クラッチ(140)が、前記第2の結合要素(120)に対して前記長手方向軸(LA)を中心として回転可能な外側ロータ(141)と、前記外側ロータ(141)及び前記第2の結合要素(120)に対して前記長手方向軸(LA)を中心として前記外側ロータ(141)内に回転可能に取り付けられた内側ロータ(142)と、を備え、
a.前記スピンドルギア(130)の前記回転要素が、その回転を前記内側ロータ(142)に伝達するために前記内側ロータ(142)に接続されており、
b.前記内側ロータ(142)は、前記回転要素の前記速度が前記切り替え速度を超えたときに、その回転を前記外側ロータ(141)に伝達するために、前記内側ロータ(142)を前記外側ロータ(141)に接続するように構成されている接続要素(143)を備え、
c.前記外側ロータ(141)の前記回転を減衰させるための前記減衰デバイス(150)が、前記外側ロータ(141)に接続されている、請求項1に記載の減衰システム(100)。
【請求項3】
前記接続要素(143)は、前記回転要素の前記速度が前記切り替え速度を超えたときに、前記長手方向軸(LA)を中心とした回転に関して前記内側ロータ(142)を前記外側ロータ(141)に形状嵌合接続するように構成されている、請求項2に記載の減衰システム(100)。
【請求項4】
前記接続要素(143)が、前記内側ロータ(142)に対して前記長手方向軸(LA)に対して半径方向に変位可能であるように取り付けられた変位要素を備える、請求項2又は3に記載の減衰システム(100)。
【請求項5】
前記内側ロータ(142)に面する前記外側ロータ(141)の内側表面(145)が、前記接続要素(143)を部分的に受容するための凹部(146)を備える、請求項2~4のいずれか一項に記載の減衰システム(100)。
【請求項6】
前記凹部(146)は、前記内側ロータ(142)が前記外側ロータ(141)に対して前記長手方向軸(LA)を中心として回転している間に、前記接続要素(143)が前記凹部(146)から前記長手方向軸(LA)に向かって解放方向に駆動されるように形成されている、請求項5に記載の減衰システム(100)。
【請求項7】
前記凹部(146)は、前記内側ロータ(142)が前記外側ロータ(141)に対して前記長手方向軸(LA)を中心として阻止方向に回転している間に、前記接続要素(143)が前記凹部(146)内で阻止されるように形成されている、請求項5又は6に記載の減衰システム(100)。
【請求項8】
前記遠心クラッチ(140)が、ばね要素を備え、前記ばね要素は、前記回転要素の前記速度が前記切り替え速度を下回ったときに、前記回転要素を前記減衰デバイス(150)から分離するように構成されている、請求項1~7のいずれか一項に記載の減衰システム(100)。
【請求項9】
前記ばね要素は、前記ばね要素が前記長手方向軸(LA)に向かうばね力を前記接続要素(143)に及ぼすように、前記接続要素(143)を前記内側ロータ(142)に接続する、請求項2~7及び8のいずれか一項に記載の減衰システム(100)。
【請求項10】
前記減衰システム(100)が、摩擦要素(160)を備え、前記摩擦要素(160)が、前記回転要素の前記速度とは独立して、前記回転要素の前記回転を減衰させるために、前記回転要素を前記減衰デバイス(150)に摩擦接続する、請求項1~9のいずれか一項に記載の減衰システム(100)。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の車体に対する車両のフラップの移動を減衰させるための減衰システムに関する。減衰システムは、減衰システムをフラップ及び車体に結合するための2つの結合要素であって、2つの結合要素が、減衰システムの長手方向軸に沿って互いに対して直線的に変位可能であるように互いに接続されている、2つの結合要素と、長手方向軸に沿って位置合わせされたねじ山付きスピンドル及びねじ山付きスピンドル上で案内されるスピンドルナットから選択される回転要素を有するスピンドルギアと、を備える。スピンドルギアは、長手方向軸に沿った第2の結合要素に対する第1の結合要素の並進を長手方向軸を中心とした回転要素の回転に変換するように、スピンドルギアは、2つの結合要素のうちの第1の結合要素に接続されている。
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【0002】
本発明は更に、減衰システムを有する車両及び減衰システムの使用に関する。
【背景技術】
【0003】
フラップの片側に取設された電動駆動装置、例えば、スピンドル駆動装置を用いて、車両フラップ、例えば、自動車のテールゲートを駆動することが知られている。フラップの他方の側には、通常、フラップの移動を減衰させる減衰要素、例えば、オーバーフロー開口部を有するガス圧ばねが取り付けられている。特に、減衰要素は、駆動装置がフラップ又は車体から取り外された場合、又は故障した場合にフラップが器物損壊又は身体の損傷を引き起こす可能性があるほど急速にフラップが自重で閉鎖することを防止するように意図されている。
【0004】
既知の減衰要素の欠点は、通常動作中であってもフラップの移動を減衰させることであり、したがって、駆動装置は、より強く設計されなければならず、より多くのエネルギーを消費し、減衰要素がない場合よりも速く摩耗する。
【0005】
減衰要素としてのガス圧ばねの更なる欠点は、ガス圧ばねのばね力の温度依存性である。ガス圧ばねが、車両運転中に予想される最低温度においてもフラップを支持するのに十分なばね力を提供するために、ガス圧ばねは、そのばね力が最低温度より上で必要とされるよりも高くなるように設計されなければならない。その結果、最低温度を超えると、駆動装置は、ばね力に抗してフラップを閉鎖するために増大した力を加えなければならず、これは、次に、駆動装置のエネルギー消費及び摩耗を増大させる。
【発明の概要】
【0006】
本発明の目的は、簡単な手段を用いて、車両フラップの安全で、経済的で、摩耗の少ない移動を可能にすることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、技術的目的を達成する請求項1に記載の減衰システムを提供する。この目的は、請求項14に記載の減衰システムを有する車両、及び請求項15に記載の減衰システムの使用によっても達成される。有利な設計は、従属請求項の主題である。
【0008】
減衰システムは、車両の車体に対する車両のフラップの移動を減衰させるように構成されている。車両は、例えば、自動車、特に乗用車、トラック、又はバスである。フラップは、例えば、車両のテールゲート、荷物室の蓋、フード、又はドアである。この移動は、例えば、フラップの開放移動、閉鎖移動、及び/又は旋回移動である。
【0009】
減衰システムは、2つの結合要素を備え、2つの結合要素のうちの一方は、減衰システムをフラップに結合し、他方は、車体に結合するように構成されている。結合要素は、例えば、少なくとも1つのボールソケット、少なくとも1つのボールスタッド、少なくとも1つのアイレット、及び/又は少なくとも1つのボルトを備える。2つの結合要素は、減衰システムの長手方向軸に沿って互いに対して直線的に移動するように互いに接続されている。結合要素が互いに対して移動することができることにより、一方の結合要素がフラップに結合され、他方が車体に結合されるときに、フラップの移動を実施することが可能になる。フラップの移動は、長手方向軸に沿った結合要素の互いに対する変位をもたらす。
【0010】
減衰システムは、長手方向軸に沿って位置合わせされたねじ山付きスピンドル及びねじ山付きスピンドル上で案内されるスピンドルナットから選択される回転要素を有するスピンドルギアであって、スピンドルギアが、長手方向軸に沿った第2の結合要素に対する第1の結合要素の並進を長手方向軸を中心とした回転要素の回転に変換するように、スピンドルギアが、2つの結合要素のうちの第1の結合要素に接続されている、スピンドルギアと、を備える。したがって、車体に対するフラップの移動は、回転要素の回転をもたらし、回転速度は、フラップの移動速度に依存する。
(【0011】以降は省略されています)
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