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公開番号2025071023
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2024181497
出願日2024-10-17
発明の名称魚介類用配合飼料及び魚介類用配合飼料の製造方法
出願人国立大学法人 鹿児島大学,社会福祉法人博楽福祉會
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A23K 50/80 20160101AFI20250424BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】魚粉を配合しなくても魚介類を十分に生育することができる魚介類用配合飼料及び魚介類用配合飼料の製造方法を提供する。
【解決手段】魚介類用配合飼料は、海産ツボワムシ類のペーストを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
海産ツボワムシ類のペーストを含む、
魚介類用配合飼料。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記ペーストが75重量%以上である、
請求項1に記載の魚介類用配合飼料。
【請求項3】
稚魚用である、
請求項1又は2に記載の魚介類用配合飼料。
【請求項4】
培養された海産ツボワムシ類を洗浄する洗浄工程と、
前記海産ツボワムシ類から少なくとも一部の水分を除去してペーストを得るペースト化工程と、
前記ペーストを乾燥させ粉末を得る乾燥工程と、
前記粉末を魚介類用配合飼料に配合する配合工程と、
を含む、魚介類用配合飼料の製造方法。
【請求項5】
前記洗浄工程において洗浄される前記海産ツボワムシ類は、
互いに異なる餌が給餌されて培養された複数の海産ツボワムシ類を含む、
請求項4に記載の魚介類用配合飼料の製造方法。
【請求項6】
前記餌は、
緑藻、ハプト藻及び珪藻からなる群から選択される少なくとも1種である、
請求項5に記載の魚介類用配合飼料の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、魚介類用配合飼料及び魚介類用配合飼料の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
魚介類用配合飼料の主なタンパク質源として、一般には魚粉が使用されている。魚粉は天然から採捕したアジ及びカタクチイワシ等から生産される。魚介類の養殖生産量の世界的な増加に伴って、魚粉の消費量も増加している。資源量は増加しておらず、安定した原料確保が難しくなっているうえ、魚粉の需要拡大によって魚粉の価格が高騰している。
【0003】
代替のタンパク質源として、大豆油粕、コーングルテンミール等の植物性タンパク質、フェザーミール、鳥等の可食部分を砕いた動物性食品残渣タンパク質、及びアメリカミズアブ、コオロギ、ミールワーム等の昆虫が候補とされている。しかし、植物性タンパク質はアミノ酸の欠損、吸収の遅延、栄養素の欠如等、魚介類への悪影響が指摘されている。動物性食品残渣タンパク質については脂肪の腐敗及び細菌汚染がデメリットとして挙げられる。昆虫は高値であることに加え、心理的抵抗が拭いきれない。
【0004】
特許文献1には、海産ツボワムシ類(以下、“ワムシ”ともいう)を原料とする水棲動物用餌料の製造方法が開示されている。非特許文献1では、シオミズツボワムシのマダイ仔魚に対する餌料価値が評価されている。特許文献2には、ワムシ類又はワムシ類を含む好気性生物処理汚泥よりなる飼料用添加物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-180377号公報
特開2014-113131号公報
【非特許文献】
【0006】
友田努,外4名,“増殖ステージが異なるシオミズツボワムシのマダイ仔魚に対する餌料価値”,2004年,日本水産学会誌,70(4),573-582
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記特許文献1に開示された水棲動物用餌料の製造方法は、デトリタス食性水棲動物の仔魚の餌料の製造に有用であるものの、魚介類用配合飼料のタンパク質源としてワムシが検討されているわけではない。上記特許文献2におけるワムシ類は、嗜好性の向上のために接餌促進物質として検討されており、タンパク質源としてワムシ類が配合されているわけではない。上記非特許文献1では、加工せずにシオミズツボワムシをマダイ仔魚に与えており、シオミズツボワムシを配合飼料の原料としてはシオミズツボワムシは評価されていない。
【0008】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、魚粉を配合しなくても魚介類を十分に生育することができる魚介類用配合飼料及び魚介類用配合飼料の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1の観点に係る魚介類用配合飼料は、
海産ツボワムシ類のペーストを含む。
【0010】
前記ペーストが75重量%以上である、
こととしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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