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公開番号2025071203
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2025025054,2021020206
出願日2025-02-19,2021-02-10
発明の名称吸気弁装置
出願人前澤化成工業株式会社
代理人弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類E03C 1/122 20060101AFI20250424BHJP(上水;下水)
要約【課題】配管形状に応じて異なる飛び散り方をする排水による汚染抑制を効果的に行うことができる配管システムを提供する。
【解決手段】縦配管2と、横配管3と、配管内の圧力を調整する吸気弁装置5とを備えた配管システム1であって、吸気弁装置5は、縦配管2に設置される第一吸気弁装置6と、横配管3に設置される第二吸気弁装置7とを備えて構成されており、第一吸気弁装置6は、縦配管用の第一通気部材50を備え、第二吸気弁装置6は、第一通気部材50と形状が異なる横配管用の第二通気部材150を備えていることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
縦配管と、横配管と、配管内の圧力を調整する吸気弁装置とを備えた配管システムであって、
前記吸気弁装置は、前記縦配管に設置される第一吸気弁装置と、前記横配管に設置される第二吸気弁装置とを有して構成されおり、
前記第一吸気弁装置は、縦配管用の第一通気部材を備え、
前記第二吸気弁装置は、前記第一通気部材と形状が異なる横配管用の第二通気部材を備えている
ことを特徴とする配管システム。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記第一吸気弁装置は、弁体と、当該弁体の下方に設置される前記第一通気部材とを備え、
前記第二吸気弁装置は、弁体と、当該弁体の下方に設置される前記第二通気部材とを備えており、
前記第一通気部材および前記第二通気部材は、通気口の下端部から下方に延在する壁部をそれぞれ備えている
ことを特徴とする請求項1に記載の配管システム。
【請求項3】
前記第二通気部材の前記壁部は、前記第一通気部材の前記壁部と比較してその延在長さが短い
ことを特徴とする請求項2に記載の配管システム。
【請求項4】
前記壁部は、前記通気口の下端縁に沿って形成されており、
前記第一通気部材の前記壁部の下端部には、切欠き部が形成されている
ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の配管システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、配管システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
居住空間に設置される排水設備からの配水管の内部では、排水の流れに応じて管内圧力のバランスが崩れ、正圧または負圧の状態になる。これに起因して、排水設備に取り付けられたトラップで封水破壊が生じてしまうと、排水設備を経由して下水からの臭気が室内に浸入してしまう。
【0003】
そこで、従来は、排水配管の途中に吸気弁や通気弁等の管路内の内圧を外気との関係で調整可能な装置が設置されている。吸気弁の構造としては、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。特許文献1の吸気弁装置は、配水管路内において外気圧と排水管路内圧力との間に圧力差が生じた場合に、弁体が移動することにより吸気孔を開放する構造となっている。この吸気弁装置は、天面部から基部に至る円筒状のガイド軸に沿うように弁体を移動させるとなっている。このような構造によって、吸気弁装置のコンパクト化が図られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特願2014-74483号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の吸気弁装置は、コンパクトになったことで、排水面の近くに弁体が近づく構造となる。よって、飛び跳ねた排水が弁体を汚染しやすくなるため、汚染防止のための適切な防護部材が必要となる。ところで、排水設備から下水管に至る配管は、左右横方向に延在する横配管と、上下縦方向に延在する縦配管との組み合わせによって構成されているが、従来の吸気弁装置は、横配管と縦配管とで同じものが取り付けられていた。ここで、本発明者らは、横配管と縦配管とでは、内部を流れる排水の流れ方が異なるため、各配管内での排水の飛び散り方が異なることを見出した。そして、本発明者らは、配管の形状に応じて効果的な汚染防止対策を行うことができるように鋭意検討を行った。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであって、配管形状に応じて異なる飛び散り方をする排水による汚染抑制を効果的に行うことができる配管システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、本発明は、縦配管と、横配管と、配管内の圧力を調整する吸気弁装置とを備えた配管システムであって、前記吸気弁装置は、前記縦配管に設置される第一吸気弁装置と、前記横配管に設置される第二吸気弁装置とを備えて構成されており、前記第一吸気弁装置は、縦配管用の第一通気部材を備え、前記第二吸気弁装置は、前記第一通気部材と形状が異なる横配管用の第二通気部材を備えていることを特徴とする。
【0008】
本発明の配管システムによれば、縦配管に適した縦配管用の第一通気部材を備えた第一吸気弁装置と、横配管に適した横配管用の第二通気部材を備えた第二吸気弁装置と、を備え、各吸気弁装置をそれぞれ適所に設けているので、配管形状に応じて異なる飛び散り方をする排水による汚染抑制を効果的に行うことができる。
【0009】
本発明の配管システムにおいては、前記第一吸気弁装置は、弁体と、当該弁体の下方に設置される前記第一通気部材とを備え、前記第二吸気弁装置は、弁体と、当該弁体の下方に設置される前記第二通気部材とを備えており、前記第一通気部材および前記第二通気部材は、通気口の下端部から下方に延在する壁部をそれぞれ備えているものが好ましい。このような構成によれば、下方から飛び跳ねる排水が壁部に当たり通気口内に浸入するのを効率的に抑制できる。
【0010】
本発明の配管システムにおいては、前記第二通気部材の前記壁部は、前記第一通気部材の前記壁部と比較してその延在長さが短いものが好ましい。このような構成によれば、水平方向に対する飛び跳ねの傾斜角度が小さい横配管に、延在長さが小さい壁部を設けた第二通気部材を設けることで、通気口に届かない排水の飛び跳ねをすくい上げることなく、通気口に届く角度の排水のみを効率的に遮って、汚染抑制を図ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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