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公開番号2025071260
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2025026319,2023093669
出願日2025-02-21,2012-11-09
発明の名称注射可能なシルクフィブロイン発泡体およびその使用
出願人トラスティーズ オブ タフツ カレッジ
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61L 27/22 20060101AFI20250424BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】対象の組織を修復又は増強する為の組成物、方法、送達デバイス及びキットの提供。
【解決手段】注射可能であり得、それらを処置したい組織に最小の侵襲性の手順で(例えば、注射によって)設置することができ、圧縮されたシルクフィブロイン発泡体を含み、これは組織に注射されると膨張し、少なくとも50%の多孔度を有し、かつ暫くの間、組織内でその当初の膨張時容量を保持し、少なくとも2週間組織内で当初の膨張容量の少なくとも1%を保持することができる、組成物。例えば組織の修復及び/又は増強の為に、組織の空隙を置換する為の充填材として、又は組織の再生及び/或いは再建を支持する為のスキャホールドとして、使用することができ、軟部組織の修復又は増強に使用することができる、組成物。
【選択図】図8G
特許請求の範囲【請求項1】
対象の組織を修復または増強する方法であって、圧縮されたシルクフィブロインマトリックスを含む組成物を修復または増強したい組織に設置する工程を含み、ここで、圧縮されたシルクフィブロインマトリックスは組織に設置すると膨張し、かつ少なくとも約2週間、組織内でその当初の膨張時容量の少なくとも約1%を保持する、方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、35 U.S.C §119(e)の下で、2011年11月9日に出願された米国仮出願第61/557,610号の恩典を主張し、その内容全体を参照により本明細書に組み入れる。
続きを表示(約 2,500 文字)【0002】
政府による支援
本発明は、National Institutes of Healthによって授与された助成金第EB002520号および米国陸軍によって授与された同第W81XWH-08-2-0032号の下で政府の支援を受けてなされたものである。
【0003】
本開示の技術分野
本明細書に記載される発明は、概ね、例えば軟部組織の修復、増強および/または再建における、生物医学的適用のための、シルクフィブロインベースの材料に関する。
【背景技術】
【0004】
背景
外傷、外科的切除または先天的な欠損による軟部組織の欠損の回復は、長い時間枠の中で組織のサイズおよび形状をほぼ正常時の寸法で維持する戦略によって開始されるべきである。現在の臨床戦略は、遊離脂肪の移動および人工充填材を含む。乳房切除術を受けた乳癌患者の場合、生理食塩水またはシリコーンで満たされたシリコーンシェルが、空隙を置換するために使用される。これは、患者に不自然な見た目と印象および被膜拘縮の危険を与え、修正手術が必要になる。脂肪グラフトおよび人工充填材の選択肢は、時間と共に容量を保持できなくなるものである。したがって、脂肪グラフトおよび人工充填材の選択肢は、第2の手術部位を必要とし得、無血管性壊死を生じ得、そして通常、元の組織を再生しない。
【0005】
ウシおよびヒトのコラーゲンは、軟部組織の増強および充填のための注射可能な材料として広く使用されている。動物の身体の主要な細胞外構造タンパク質であるコラーゲンは、結合組織、例えば皮膚、腱、軟骨および骨、を置換または増強するための移植材として使用されている。加えて、コラーゲンは、長年にわたり、美容目的でヒトの体内に注射または移植されている。しかし、軟部組織の増強および/または充填におけるコラーゲンの使用は費用がかかり、かつ効果が長続きぜず、例えば、その結果はしばしば約3ヶ月間しか続かない。
【0006】
ヒアルロン酸(HA)は、ヒトの体内で生来的に見られる、結合、表皮および神経組織を通じて広く分布しているグリコサミノグリカンである。非架橋ヒアルロン酸の組成物は、注射後数ヶ月のうちに分解する傾向があり、したがって、それらの軟部組織増強効果の維持のためにかなり頻繁な注射が必要になる。より最近になって、架橋ヒアルロン酸の組成物が軟部組織の増強のために使用されるようになった。しかし、そのような架橋組成物は、ゲル中に懸濁された、各々およそ2mm付近の非常に大きなヒアルロン酸の粒子を含んでいる。粒子が大きければ効果がより長く持続し得るが、粒子サイズが大きければその注射はより困難になり、レシピエントに不快な体験をさせることになり得る。
【0007】
要約すると、軟部組織の再生、修復および/または増強における現在の戦略の主な欠点は、大きな組織の欠損にグラフトするために多量の組織が必要になること;ドナー部位の罹患、第2の外科部位、無血管性壊死の可能性;スキャホールドの形状および/またはサイズが経時的に失われること;ネイティブ組織との物質的不適合;ならびに組織再生の不良、を含む。したがって、最小の侵襲性の手順で施行することができ、かつ身体が徐々にその部位をほぼ正常時の組織構造および機能までリモデルおよび再生させる間、少なくとも3ヶ月間またはそれ以上、例えば少なくとも6ヶ月間または少なくとも1年間、容量回復を保持し続ける戦略またはスキャホールドの開発に対する強い要望が存在する。
【発明の概要】
【0008】
要旨
スポンジ状のバイオ材料スキャホールド、例えば発泡体は、一部、スポンジ状スキャホールド内の相互接続された孔のネットワークが細胞接着に有利であり、さらに栄養分および老廃物の流れを実現するという理由で、例えば軟部組織の再生、修復および/または増強のための、組織エンジニアリングに望ましいものである。しかし、現在のバイオ材料発泡体の機械的特性および/または構造は、一般に、長期間にわたって組織を再生するまたは組織内でそれらの容量を保持することができない。加えて、そのようなスポンジ状バイオ材料スキャホールドの組織への設置は、侵襲的であり得る。したがって、個体の組織を修復または増強するための最小の侵襲性の戦略を開発すること、例えば組織が徐々に再生しその構造および機能を回復する間それらの容量および形状を保持することができる注射可能な発泡体の開発、が急がれている。
【0009】
本明細書に記載される様々な局面の態様は、少なくとも一部、軟部組織の空隙部、例えば負傷または疾患に起因する組織の喪失を満たすためにシルクフィブロインベースの発泡体を注射することができる - 例えば外傷、癌摘出手術、乳房再建、乳房増強および関連する要望の中で、という我々の発見に基づいている。加えて、シルクフィブロインベースの発泡体コンストラクトはまた、美容目的で、例えば、局所処置およびBOTOX(登録商標)処置に対するより経済的かつ自然な代替物として、使用することもできる。
【0010】
したがって、本明細書に提供される1つの局面は、圧縮されたシルクフィブロインマトリックスを含む、対象の組織を修復または増強するのに使用される注射可能な組成物であって、ここで、圧縮されたシルクフィブロインマトリックスは組織に注射すると膨張し、そして一定期間(例えば、少なくとも約2週間、少なくとも約3週間、少なくとも約4週間、少なくとも約5週間、少なくとも約6週間またはそれ以上)、修復または増強したい組織内でその当初の膨張時容量の少なくとも一部分(例えば、少なくとも約1%、少なくとも約5%、少なくとも約10%、少なくとも約25%、少なくとも約50%またはそれ以上)を保持する、組成物、である。
(【0011】以降は省略されています)

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