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公開番号2025071299
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2025028012,2021038214
出願日2025-02-25,2021-03-10
発明の名称画像処理システム、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体
出願人富士フイルム株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H04L 67/06 20220101AFI20250424BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ネットワークの帯域の使用状況に基づいて、注文データの送信および商品データの受信の両方の優先順位を制御することができるようにする。
【解決手段】本発明の画像処理システム、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体においては、ネットワークを介して転送される注文データに基づいて商品データを作成する。転送の優先順位の決定条件に基づいて、先行データに対する現在データの転送の優先順位を決定する。そして、先行データの転送の優先順位が現在データの転送の優先順位よりも低い場合、先行データの転送によるネットワークの状況を取得して、取得した前記ネットワークの状況に基づいて、先行データの転送を中断し、現在データの転送を開始する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1プロセッサと、第2プロセッサと、を備え、
前記第1プロセッサは、画像商材および前記画像商材に適用される画像の画像データを含む注文データの入力を受け付け、
前記第2プロセッサは、
前記第1プロセッサからネットワークを介して転送される注文データに基づいて、前記画像データが前記画像商材に適用された画像商品の商品データを作成し、
転送の優先順位の決定条件に基づいて、先行する注文の注文データまたは商品データを含む先行データに対する、現在の注文の注文データまたは商品データを含む現在データの転送の優先順位を決定し、
前記先行データの前記転送の優先順位が前記現在データの前記転送の優先順位よりも低い場合、前記先行データの前記転送による前記ネットワークの状況を取得して、取得した前記ネットワークの状況に基づいて、前記先行データの転送を中断し、前記現在データの転送を開始する、画像処理システム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記第2プロセッサは、前記現在データに含まれる画像商材の種類、前記画像の枚数および前記画像データの容量と、前記画像商材の種類毎に設定されている前記画像商品の仕上がり目標時間と、店舗およびプリントラボにおける前記ネットワークの帯域の使用状況の稼働ログと、前記先行データの転送状況および転送の優先順位と、に基づいて、前記先行データに対する前記現在データの転送の優先順位を決定する、請求項1に記載の画像処理システム。
【請求項3】
前記第2プロセッサは、さらに、前記店舗が有するプリンタによりプリントされる画像商品に対応する注文データまたは商品データの転送の優先順位が、前記プリントラボが有するプリンタによりプリントされる画像商品に対応する注文データまたは商品データの転送の優先順位よりも高くなるように、前記転送の優先順位を決定する、請求項2に記載の画像処理システム。
【請求項4】
前記第2プロセッサは、第1仕上がり目標時間の画像商品に対応する注文データまたは商品データの転送の優先順位が、前記第1仕上がり目標時間よりも長い第2仕上がり目標時間の画像商品に対応する注文データまたは商品データの転送の優先順位よりも高くなるように、前記転送の優先順位を決定する、請求項2に記載の画像処理システム。
【請求項5】
前記第2プロセッサは、さらに、前記プリントラボが有するプリンタによりプリントされる画像商品のうち、前記プリントラボから前記店舗またはユーザに直接配送される画像商品に対応する商品データの転送の優先順位が、前記プリントラボから配送拠点に回送され、前記配送拠点から前記店舗または前記ユーザに配送される画像商品に対応する商品データの転送の優先順位よりも高くなるように、前記転送の優先順位を決定する、請求項2に記載の画像処理システム。
【請求項6】
前記第2プロセッサは、さらに、前記プリントラボが有するプリンタによりプリントされる画像商品のうち、特急仕上げが指定されている画像商品に対応する注文データまたは商品データの転送の優先順位が、前記特急仕上げが指定されていない画像商品に対応する注文データまたは商品データの転送の優先順位よりも高くなるように、前記転送の優先順位を決定する、請求項2に記載の画像処理システム。
【請求項7】
前記第2プロセッサは、前記現在データの転送の優先順位と前記先行データの転送の優先順位とが同じ優先順位に決定された場合、前記注文が行われた順序となるように、前記転送の優先順位を決定する、請求項2に記載の画像処理システム。
【請求項8】
前記第2プロセッサは、さらに、前記店舗が有するプリンタの使用状況の稼働ログに基づいて、待機中のプリンタによりプリントされる画像商品に対応する注文データまたは商品データの転送の優先順位が、稼働中のプリンタによりプリントされる画像商品に対応する注文データまたは商品データの転送の優先順位よりも高くなるように、前記転送の優先順位を決定する、請求項2に記載の画像処理システム。
【請求項9】
前記第2プロセッサは、前記画像の転送枚数に対するプリント枚数が第2画像商材よりも多い第1画像商材に対応する注文データまたは商品データの転送の優先順位が、前記第2画像商材に対応する注文データまたは商品データの転送の優先順位よりも高くなるように、前記転送の優先順位を決定する、請求項2に記載の画像処理システム。
【請求項10】
前記第2プロセッサは、さらに、特定の期間において、注文数が第4画像商材よりも多い第3画像商材に対応する注文データまたは商品データの転送の優先順位が、前記第4画像商材に対応する注文データまたは商品データに対応する転送の優先順位よりも高くなるように、前記転送の優先順位を決定する、請求項2に記載の画像処理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポストカード、写真プリントおよびフォトブック等のプリント商品をクラウド上のサーバにおいて編集して作成する画像処理システム(画像処理装置)、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
プリント商品を作成する従来の画像処理装置においては、プリント商品を編集し、最終的なプリント商品を作成するための画像処理機能が、写真店等の店舗に設置されている注文受付機(店頭機)に搭載されていた。また、店舗においてプリント商品をプリントするか、あるいは、画像処理後の最終的なプリント商品の商品データを、ネットワークを介してプリントラボへ送信し、プリントラボにおいてプリント商品をプリントしていた。
【0003】
この場合、例えば、画像処理機能の改善のために、注文受付機の画像処理機能が更新された場合、画像処理の機能を更新するためのソフトウェアを各店舗に送付して、各店舗の店員が画像処理の機能を更新する必要があった。あるいは、作業員を各店舗に派遣して、画像処理の機能を更新していたが、そのための費用が必要であり、画像処理機能の更新中は、画像処理装置を使用することができなかった。さらに、注文受付機として、画像処理を行うことができる高性能で高価な装置が必要であった。
【0004】
ここで、本発明の参考となる先行技術文献として、特許文献1,2がある。
【0005】
特許文献1には、発注端末から、注文情報および注文画像を含む注文データを、インターネットを介してセンタサーバに送信し、センタサーバから、注文データに含まれる注文データの注文情報を、インターネットを介して、優先的に写真ラボに転送し、注文情報の転送後、注文データに含まれる注文画像を、インターネットを介して、写真ラボに転送するデジタル写真注文処理システムが記載されている。
【0006】
特許文献2には、複数のクライアント機器のうち、一のクライアント機器により複数のファイルがアップロードされている途中で、他のクライアント機器から、データ管理サーバに対して複数のファイルのうちアップロードされていないファイルの閲覧要求があった場合に、一のクライアント機器に対して、閲覧要求の対象のファイルを優先してアップロードするよう、所定の順序を変更させるデータ通信システムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2005-346380号公報
特開2018-195039号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来の画像処理装置の問題を解決するために、クラウド型のキオスク(Kiosk)端末を利用することが考えられる。この場合、注文受付機は、例えば、ユーザの注文に対応する注文データを受け付けて、ネットワークを介してクラウド上のサーバへ送信する。一方、サーバは、注文データに対応するプリント商品を編集して、最終的なプリント商品の商品データを作成し、店舗またはプリントラボへ送信する。そして、店舗またはプリントラボにおいて、商品データに対応するプリント商品をプリントする。
【0009】
これにより、画像処理機能を更新する場合も、サーバの画像処理機能を更新するだけでよいため、各店舗の店員の負担を減らし、かつ、費用も削減することができる。また、注文受付機は、例えば、ウェブブラウザの表示画面において、画像処理をサーバに行わせるための編集画面を表示し、かつ、注文データの送信および商品データの受信等ができればよく、画像処理を行う必要はないため、高性能で高価な装置は不要であり、費用を削減することができる。
【0010】
しかし、クラウド型のキオスク端末を利用した画像処理装置においては、プリント商品を作成するために、店舗からクラウド上のサーバへ注文データを送信し、サーバから店舗またはプリントラボへ商品データを受信するため、従来の注文受付機よりもネットワーク負荷が大きい。ネットワークの帯域に余裕がある場合には問題ないが、余裕がない場合には、注文データの送信および商品データの受信の渋滞が発生する。この場合、例えば、店舗において、プリント商品を受け取るユーザの待ち時間が長くなるなどの問題が生じる。
(【0011】以降は省略されています)

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