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公開番号
2025071341
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2025029636,2023171768
出願日
2025-02-27,2023-10-03
発明の名称
段ボールシート用印刷機
出願人
株式会社梅谷製作所
代理人
弁理士法人 丸山国際特許事務所
主分類
B41F
5/24 20060101AFI20250424BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】段ボールシートの両面に一度にフレキソ印刷することができる段ボールシート用印刷機を提供する。
【解決手段】段ボールシート用印刷機1は、複数の第1の印刷ユニット20a~fと、これら第1の印刷ユニット20a~fに対して上流側に配置される少なくとも1つの第2の印刷ユニット40とを備えている。少なくとも1つの第2の印刷ユニット40の数は、複数の第1の印刷ユニット20a~fの数以下である。各第1の印刷ユニット20a~fでは、印刷シリンダ23の下方にプレスシリンダ24が配置されている。各第2の印刷ユニット40では、印刷シリンダ43の上方にプレスシリンダ44が配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
段ボールシートに対して印刷処理を順次施すように列状に配置された複数の印刷ユニットを備えた段ボールシート用印刷機であって、
前記複数の印刷ユニットにより、段ボールシートの水平な搬送経路が形成されており、
前記複数の印刷ユニットの各々は、
印版を有する印刷シリンダと、
前記印刷シリンダに段ボールシートを押圧するプレスシリンダと、
前記印版にインキを転移するアニロックスロールと、
を備えており、
前記複数の印刷ユニットは、複数の第1の印刷ユニットと、少なくとも1つの第2の印刷ユニットとからなり、前記少なくとも1つの第2の印刷ユニットの数は、前記複数の第1の印刷ユニットの数以下であり、
各第1の印刷ユニットでは、前記印刷シリンダの下方に前記プレスシリンダが配置されており、
各第2の印刷ユニットでは、前記印刷シリンダの上方に前記プレスシリンダが配置されており、
前記少なくとも1つの第2の印刷ユニットは、前記複数の第1の印刷ユニットに対して段ボールシートの搬送方向の上流側に配置される、段ボールシート用印刷機。
続きを表示(約 2,800 文字)
【請求項2】
段ボールシートに対して印刷処理を順次施すように列状に配置された複数の印刷ユニットを備えた段ボールシート用印刷機であって、
前記複数の印刷ユニットにより、段ボールシートの水平な搬送経路が形成されており、
前記複数の印刷ユニットの各々は、
印版を有する印刷シリンダと、
前記印刷シリンダに段ボールシートを押圧するプレスシリンダと、
前記印版にインキを転移するアニロックスロールと、
を備えており、
前記複数の印刷ユニットは、少なくとも1つの第1の印刷ユニットと、複数の第2の印刷ユニットとからなり、前記少なくとも1つの第1の印刷ユニットの数は、前記複数の第2の印刷ユニットの数以下であり、
各第1の印刷ユニットでは、前記印刷シリンダの下方に前記プレスシリンダが配置されており、
各第2の印刷ユニットでは、前記印刷シリンダの上方に前記プレスシリンダが配置されており、
前記少なくとも1つの第1の印刷ユニットは、前記複数の第2の印刷ユニットに対して段ボールシートの搬送方向の上流側に配置される、段ボールシート用印刷機。
【請求項3】
各第2の印刷ユニットでは、前記段ボールシート用印刷機の機械幅方向に沿って水平に配置される前記アニロックスロールの中心軸は、前記アニロックスロールの中心軸に平行な前記印刷シリンダの中心軸よりも低く、前記印刷シリンダの中心軸を含む鉛直面内に又は前記鉛直面に近接して配置される、請求項1又は請求項2に記載の段ボールシート用印刷機。
【請求項4】
各第2の印刷ユニットは、
前記アニロックスロールに転移されるインキが溜められるインキ溜め機構と、
インキを貯蔵するインキタンクと、
前記インキ溜め機構と前記インキタンクとの間でインキを循環させるインキ供給回収機構と、
を備えており、
前記インキ溜め機構は、前記アニロックスロール側に開いており、インキが溜められる内部空間を有しており、前記アニロックスロールと当接するチャンバフレームを備えており、
前記インキ供給回収機構は、前記内部空間の第1の端付近からインキを吸引して前記インキタンクに送る第1のインキ回収経路と、前記内部空間の第2の端付近からインキを吸引して前記インキタンクに送る第2のインキ回収経路と、前記第1の端と前記第2の端の中間にて前記内部空間に前記インキタンクからインキを供給するインキ供給経路とを備えており、前記第1の端と前記第2の端とは、前記機械幅方向に離れており、
前記第1のインキ回収経路は第1のポンプを備えており、
前記第2のインキ回収経路は第2のポンプを備えており、
前記第1のポンプ及び前記第2のポンプは前記内部空間からインキを吸い出すように交互に駆動される、請求項3に記載の段ボールシート用印刷機。
【請求項5】
前記内部空間の第1の端付近には、前記内部空間に溜められたインキの液面の高さを検知する第1の液面センサが設けられており、
前記内部空間の第2の端付近には、前記内部空間に溜められたインキの液面の高さを検知する第2の液面センサが設けられており、
前記第1の液面センサと前記第2の液面センサの何れか一方が、前記内部空間に溜められたインキの液面が所定の高さ未満になったことを検知すると、前記第1のポンプと前記第2のポンプのうちの駆動中のポンプが停止し、その後、前記第1の液面センサと前記第2の液面センサとが共に、前記内部空間に溜められたインキの液面が前記所定の高さに達したことを検知すると、前記第1のポンプと前記第2のポンプとは、前記第1の液面センサと前記第2の液面センサの何れか一方が、前記内部空間に溜められたインキの液面が前記所定の高さ未満になったことに起因して停止したポンプではない方のポンプから交互に駆動される、請求項4に記載の段ボールシート用印刷機。
【請求項6】
各第2の印刷ユニットでは、前記アニロックスロールは、前記印版にインキを転写可能な第1の位置と、前記印刷シリンダから離れた第2の位置とで昇降可能に構成されており、
前記アニロックスロールの一端側には、回転軸アセンブリが設けられており、
前記回転軸アセンブリは、前記アニロックスロールの一端側に固定されて、前記アニロックスロールの中心軸に沿って外向きに突出する軸部材を備えており、
前記回転軸アセンブリには、前記アニロックスロールを回転させる動力をもたらす駆動機構と連結される歯車が前記軸部材に対して同軸状に固定されている、請求項3に記載の段ボールシート用印刷機。
【請求項7】
各第2の印刷ユニットは、前記アニロックスロールの昇降動作時に不動であるフレームアセンブリを備えており、
前記フレームアセンブリは、前記アニロックスロールと前記歯車の間に配置されており、前記軸部材が通る開口が開設された鉛直壁部を備えており、
前記歯車と前記鉛直壁部の間には、前記歯車と前記鉛直壁部の間を密封するために、前記開口の周囲に円環状の第1のシール部材が配置されている、請求項6に記載の段ボールシート用印刷機。
【請求項8】
各第2の印刷ユニットは、前記回転軸アセンブリを回転自在に支持すると共に、前記アニロックスロールの昇降動作に伴って動く可動支持アセンブリを備えており、
前記可動支持アセンブリと前記鉛直壁部の間には、前記開口の周囲に第2のシール部材が配置されている、請求項7に記載の段ボールシート用印刷機。
【請求項9】
各第2の印刷ユニットは、前記回転軸アセンブリを回転自在に支持する軸受アセンブリ有すると共に、前記アニロックスロールの昇降動作に伴って動く可動支持アセンブリを備えており、
前記可動支持アセンブリは少なくとも1つの第1のオイルシールを備えており、前記少なくとも1つの第1のオイルシールは、前記軸受アセンブリの前記歯車側にて前記回転軸アセンブリの周囲に配置されている、請求項7に記載の段ボールシート用印刷機。
【請求項10】
各第2の印刷ユニットは、前記回転軸アセンブリを回転自在に支持する軸受アセンブリを有すると共に、前記アニロックスロールの昇降動作に伴って動く可動支持アセンブリを備えており、
前記可動支持アセンブリは少なくとも1つの第2のオイルシールを備えており、前記少なくとも2つの第1のオイルシールは、前記軸受アセンブリの前記アニロックスロール側にて前記回転軸アセンブリの周囲に配置されている、請求項7に記載の段ボールシート用印刷機。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、段ボールシートの両面をフレキソ印刷するために使用される段ボールシート用印刷機に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
段ボールシートをフレキソ印刷するために使用されている一般的な段ボールシート印刷機は、印刷色が異なる複数の印刷ユニットを備えており、それら印刷ユニットは、段ボールシートの搬送方向に沿って列状に配置された複数の印刷ユニットを備えている。各印刷ユニットは、印版を有する印刷シリンダと、印刷シリンダに段ボールシートを押圧するプレスシリンダと、その印刷ユニットの色のインキを印版に転写するアニロックスロール等とを備えており、プレスシリンダの上方に印刷シリンダが配置されており、プレスシリンダと印刷シリンダの間を段ボールシートが通る際に、段ボールシートの上面に印版からインキが転写される(例えば、特開2017-15335の図1に示された印刷装置3を参照のこと)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-15335
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
物品の輸送や梱包等に使用される段ボール箱の表側側面には、物品を輸送する業者の名称、梱包されている商品の名称や商品の製造業者の名称等が印刷されているのが一般的である。しかしながら、近年、段ボール箱の表側だけでなく、段ボール箱の裏側にも印刷を施すことへのニーズが高まりつつある。例えば、段ボール箱の蓋の裏側に、梱包されている商品の説明や商品の購入者への販売業者のメッセージ等が記載されていることが行われている。
【0005】
段ボール箱の表側と裏側の両方に印刷された段ボール箱を作製するためには、その元となる(即ち、段ボール箱の展開状態である)段ボールシートの両面に印刷を施す必要がある。上記のような従来の段ボールシート用フレキソ印刷機は、搬送される段ボールシートの上面のみをフレキソ印刷するものである。従来の印刷機を用いて段ボールシートの両面をフレキソ印刷するためには、段ボールシートの一方の面を印刷した後、段ボールシートを反転させた状態で同じ印刷機で処理して、段ボールシートの他方の面を印刷する必要があった。
【0006】
このような両面印刷処理を行うためには、片面のみが印刷された段ボールシートを印刷機から取り出すために、クリーザ装置、スロッタ装置、ダイカッタ装置等の印刷機の下流側にある各種装置の位置を一時的に変更する必要がある。また、片面のみが印刷された段ボールシートを反転させて積層し、印刷機の給紙部に再度設置するという作業も必要とされる。これらの作業は煩雑で、段ボールシートの印刷・加工における生産性を低下させるものである。
【0007】
本発明は、上記の問題を解決するものであって、段ボールシートの両面に一度にフレキソ印刷することができる段ボールシート用印刷機を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1の段ボールシート用印刷機は、
段ボールシートに対して印刷処理を順次施すように列状に配置された複数の印刷ユニットを備えた段ボールシート用印刷機であって、
前記複数の印刷ユニットにより、段ボールシートの水平な搬送経路が形成されており、
前記複数の印刷ユニットの各々は、
印版を有する印刷シリンダと、
前記印刷シリンダに段ボールシートを押圧するプレスシリンダと、
前記印版にインキを転移するアニロックスロールと、
を備えており、
前記複数の印刷ユニットは、複数の第1の印刷ユニットと、少なくとも1つの第2の印刷ユニットとからなり、前記少なくとも1つの第2の印刷ユニットの数は、前記複数の第1の印刷ユニットの数以下であり、
各第1の印刷ユニットでは、前記印刷シリンダの下方に前記プレスシリンダが配置されており、
各第2の印刷ユニットでは、前記印刷シリンダの上方に前記プレスシリンダが配置されており、
前記少なくとも1つの第2の印刷ユニットは、前記複数の第1の印刷ユニットに対して段ボールシートの搬送方向の上流側に配置される。
【0009】
本発明の第2の段ボールシート用印刷機は、
段ボールシートに対して印刷処理を順次施すように列状に配置された複数の印刷ユニットを備えた段ボールシート用印刷機であって、
前記複数の印刷ユニットにより、段ボールシートの水平な搬送経路が形成されており、
前記複数の印刷ユニットの各々は、
印版を有する印刷シリンダと、
前記印刷シリンダに段ボールシートを押圧するプレスシリンダと、
前記印版にインキを転移するアニロックスロールと、
を備えており、
前記複数の印刷ユニットは、少なくとも1つの第1の印刷ユニットと、複数の第2の印刷ユニットとからなり、前記少なくとも1つの第1の印刷ユニットの数は、前記複数の第2の印刷ユニットの数以下であり、
各第1の印刷ユニットでは、前記印刷シリンダの下方に前記プレスシリンダが配置されており、
各第2の印刷ユニットでは、前記印刷シリンダの上方に前記プレスシリンダが配置されており、
前記少なくとも1つの第1の印刷ユニットは、前記複数の第2の印刷ユニットに対して段ボールシートの搬送方向の上流側に配置される。
【0010】
各第2の印刷ユニットでは、前記段ボールシート用印刷機の機械幅方向に沿って水平に配置される前記アニロックスロールの中心軸は、前記アニロックスロールの中心軸に平行な前記印刷シリンダの中心軸よりも低く、前記印刷シリンダの中心軸を含む鉛直面内に又は前記鉛直面に近接して配置されてよい。
(【0011】以降は省略されています)
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