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公開番号
2025071899
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-09
出願番号
2023182318
出願日
2023-10-24
発明の名称
家畜用サプリメント
出願人
株式会社紀州ほそ川飼料
代理人
個人
主分類
A23K
10/30 20160101AFI20250430BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】 家畜特に馬における毛づやの良化や疲労回復を早めるサプリメントを提供する。
【解決手段】 梅の実の抽出物、例えば梅干しの製造過程で得られる梅の実を塩漬して得られた梅酢を脱塩処理した脱塩梅酢を有効成分として含むサプリメントとする。得られたサプリメントを飼い葉などと共に馬に与えると、毛づやの良化や疲労回復を早め、食欲増進や馬糞臭等の改善などの整腸作用を図ることができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
梅の抽出物を有効成分として含む家畜の毛づや良化、食欲増進、疲労回復、整腸作用の何れかの目的で使用されるサプリメント。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記梅の抽出物は梅酢である請求項1に記載のサプリメント。
【請求項3】
前記梅の抽出物は濃縮梅酢である請求項1に記載のサプリメント。
【請求項4】
家畜の毛づや良化、食欲増進、疲労回復、整腸作用の何れかの目的で、梅の抽出物を家畜に与える方法。
【請求項5】
前記梅の抽出物は梅酢である請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記梅の抽出物は濃縮梅酢である請求項4に記載の方法。
【請求項7】
家畜に投与されるサプリメント製造のための、梅の抽出物の使用。
【請求項8】
前記家畜は馬である請求項7に記載の使用。
【請求項9】
前記梅の抽出物は梅酢である請求項7又は8に記載の使用。
【請求項10】
前記梅の抽出物は濃縮梅酢である請求項7又は8に記載の使用。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は家畜、特に馬、豚などの哺乳類の家畜の毛づや良化や疲労回復を進め、整腸作用に貢献するための方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
梅抽出物は様々な生理活性を有していることは公知である。また、梅干しの製造途中で得られる梅酢も様々な生理活性を有していることも知られている。例えば、梅酢を魚類に与えることでエドワジエラ症などの疾病の発症予防が発揮されること(特許文献1)、犬や猫に投与することで糞尿臭や体臭が改善されること(特許文献2)、養殖魚に飼料に含ませて与えることで鮮度が保持され、旨味が増すこと(特許文献3)などである。
【0003】
このような状況において、梅抽出物を馬に投与したところ飼い食いが低下することなく毛づやの良化、馬糞臭の改善、疲労回復が早まり、整腸作用もあることが見いだされた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-090106号公報
特開2005-278404号公報
特開2008-206501号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、梅酢などの梅抽出物の新たな用途を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、馬などのいわゆる家畜の毛づやの良化、疲労回復を進めるなどのために、馬などのいわゆる家畜に梅抽出物を与える方法である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、家畜、特に馬の毛づやの良化を早められ、食欲や疲労回復の促進、糞尿臭の改善などの整腸作用が図られる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は梅抽出物を馬に与えた場合の体重変化を示すグラフである。
図2は梅抽出物を馬に与えた場合の毛づやの変化を示すグラフである。
図3は梅抽出物を馬に与えた場合の腸内細菌キリティマティエッラ属(Kiritimatiellae)細菌の細菌数(縦軸:相対存在度)の変化を示すグラフである。
図4は梅抽出物を馬に与えた場合の腸内細菌属細菌の細菌数(横軸:菌の占有率)の変化を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明に係る家畜の毛づや良化用サプリメントは、梅抽出物を有効成分として含む。本発明において家畜とは、家禽類などを含む広義の意味で用いられるものではなく、馬や牛、豚などの動物である家畜としての狭義の意味で用いられる。本発明は家畜の中でも好ましくは馬、さらに競走馬を対象とするものである。狭義の意味における家畜の毛づやはその栄養・健康状態を見るための一つのバロメータであり、栄養・健康状態の良否が毛づやに端的に反映される。特に競走馬、中でも競走馬に育てる途中にある育成馬にあっては、毛づやの良化がその後の育成の成否に関与するとも言われており、毛づやのよさが競走馬の勝ち負けを左右すると言っても過言ではない。
【0010】
本発明における梅抽出物は、梅の実から水やエタノールなどの各種抽出溶媒を用いて得られた抽出物でもあり、梅干しの製造途中で得られる副産物である梅酢、すなわち、梅の実を塩漬して得られる浸出液やその濃縮物でもあり得る。梅の実は、南高や白加賀、豊後などの食用の梅の実だけでなく、非食用の梅の実でも差し支えない。副産物の有効利用からの観点からは梅酢が好ましい。梅酢は、塩濃度が高くそのままでは家畜に投与すれば害を生じる可能性があるので脱塩した後に与えることが望ましい。脱塩の方法は特に限定されず、透析膜を用いた方法や電気透析装置を用いた方法(例えば特開2000-300205号公報)が例示される。脱塩された梅酢はそのまま用いても差し支えないが、家畜への与え方や与える量などを考慮すれば濃縮されたものが好ましく、pHも3~7程度に調整することが好ましい。濃縮方法も特に限定されず、常圧若しくは減圧下に加熱する方法が例示される。また、凍結乾燥して粉末状にしたものでも差し支えない。本発明において利用可能な脱塩梅酢としては、例えば前記特許文献1~3に開示された梅酢が用いられ得る。もちろん、これらの特許文献に記載された梅酢以外の梅酢や脱塩梅酢、梅抽出物であっても差し支えない。
(【0011】以降は省略されています)
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