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公開番号2025072055
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2023182549
出願日2023-10-24
発明の名称超音波診断装置
出願人キヤノンメディカルシステムズ株式会社
代理人弁理士法人東京国際特許事務所
主分類A61B 8/00 20060101AFI20250430BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】所要の送信電圧が安定して出力されない場合であっても、カラーモードの1枚の画像を生成するための複数の送信パルス間の送信波形の差異を低減すること。
【解決手段】一実施形態に係る超音波診断装置は、送信部と、補正部と、を有する。送信部は、カラーモード画像を生成するための複数の超音波パルスの送信を繰り返す。補正部は、複数の超音波パルスの送信波形が同等となるよう、最初の第1超音波パルスの送信波形と2つ目の超音波パルスの送信波形との差に応じて当該2つ目の超音波パルスの送信波形を補正する。
【選択図】 図6
特許請求の範囲【請求項1】
カラーモード画像を生成するための複数の超音波パルスの送信を繰り返す送信部と、
前記複数の超音波パルスの送信波形が同等となるよう、最初の第1超音波パルスの送信波形と2つ目以降の超音波パルスの送信波形との差に応じて当該2つ目以降の超音波パルスの送信波形を補正する補正部と、
を備えた超音波診断装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記補正部は、
前記第1超音波パルスに対応する送信電源の出力波形を参照波形として記録する波形記録部と、
前記2つ目以降の超音波パルスの送信ごとに、前記参照波形と前記2つ目以降の超音波パルスに対応する送信電源の出力波形を比較して差に応じた信号を出力する比較部と、
を備える、請求項1に記載の超音波診断装置。
【請求項3】
前記送信部による超音波パルスの送信のための電力を出力する送信電源出力部、
をさらに備え、
前記補正部は、前記差に応じた信号に基づいて電流を出力することで前記電力を補正する補正電流出力部、
をさらに備える、請求項2に記載の超音波診断装置。
【請求項4】
前記波形記録部は、前記第1超音波パルスに対応する送信電源の出力波形の記録を、前記送信部から入力される記録トリガー信号のライズエッジに基づいて開始し、前記記録トリガー信号のフォールエッジに基づいて停止し、
前記補正電流出力部は、前記2つ目以降の超音波パルスに対応する送信電源の出力波形の再生を、前記送信部から入力される再生トリガー信号のライズエッジに基づいて開始し、前記再生トリガー信号のフォールエッジに基づいて停止する、
請求項3に記載の超音波診断装置。
【請求項5】
前記複数の超音波パルスは3以上である、
請求項1に記載の超音波診断装置。
【請求項6】
前記補正部は、前記送信電源出力部が所要の送信電圧が設定されてから当該送信電圧を安定して出力するまで、前記2つ目以降の超音波パルスの送信波形を補正する、
請求項3に記載の超音波診断装置。
【請求項7】
前記送信部は、前記カラーモード画像を生成するための前記複数の超音波パルスの送信と、Bモード画像を生成するためのBモード用超音波パルスの送信と、を繰り返し、
前記複数の超音波パルスに基づいて前記カラーモード画像を生成するとともに、前記Bモード用超音波パルスに基づいて前記Bモード画像を生成する画像生成部、
をさらに備える、請求項1に記載の超音波診断装置。
【請求項8】
前記送信部が前記Bモード用超音波パルスの送信する際には、
前記補正部は前記Bモード用超音波パルスの送信波形の補正を行わない、
請求項7に記載の超音波診断装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書及び図面に開示の実施形態は、超音波診断装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
超音波診断装置は、被検体に送信される超音波パルスの送信電圧を生成する送信電源回路を有する。送信電源回路は、例えば装置本体の電源回路から供給される電圧を所要の電圧値に降下させることで送信電圧を生成する。
【0003】
一般に、この種の電圧調整は、2段階に分けて行われる。前段の回路は、装置本体の電源回路から供給される電圧にもとづいて所定の定電圧を出力する。後段の回路は、後段の回路の出力電圧を制御する後段用制御回路に制御されて、前段の回路から入力された所定の定電圧に基づいて所要の送信電圧を出力する。この所要の送信電圧は、被検体やスキャン条件に応じて変化し、所要の送信電圧が安定して出力されるまでに遅れが生じる。
【0004】
また、超音波診断装置で生成される画像には、パルスエコー法による組織の散乱強度の分布を反映した臓器の断面表示画像(例えばBモード画像)や、臓器断面にドプラ法により得られる運動情報を加えた画像(例えばカラーモード画像)等がある。例えばカラーモードにおいて1枚の画像を生成するためには、複数の超音波パルスが送信される。このカラーモードの1枚の画像を生成するための複数の超音波パルス間で送信波形が異なると、画像が劣化するおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-103401号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の1つは、所要の送信電圧が安定して出力されない場合であっても、カラーモードの1枚の画像を生成するための複数の超音波パルス間の送信波形の差異を低減することである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一実施形態に係る超音波診断装置は、送信部と、補正部と、を有する。送信部は、カラーモード画像を生成するための複数の超音波パルスの送信を繰り返す。補正部は、複数の超音波パルスの送信波形が同等となるよう、最初の第1超音波パルスの送信波形と2つ目の超音波パルスの送信波形との差に応じて当該2つ目の超音波パルスの送信波形を補正する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る送信電源回路を含む超音波診断装置の一例を示すブロック図。
比較例の送信電源回路の一例を示すブロック図。
比較例の送信電源回路における送信電源の出力波形の一例を示す説明図。
Bモードの送信パルスとカラーモードの送信パルスとの切り替えの一例を示す説明図。
比較例に係る送信電源回路の電圧変動の抑制について一例を示す説明図。
実施形態に係る送信電源回路の一例を示すブロック図。
実施形態に係る送信電源回路の電圧変動の抑制について一例を示す説明図。
実施形態に係る送信電源回路における送信パルスの一例を示す説明図。
実施形態に係る送信電源回路における送信電源の出力波形について一例を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、超音波診断装置の実施形態について詳細に説明する。
【0010】
実施形態において、超音波診断装置とは、実施形態に係る送信電源回路を備えた装置をいう。例えば超音波を送受信する複数の超音波振動子を有するモジュール(一般に超音波プローブとよばれる)であって実施形態に係る送信電源回路を備えたものは、本実施形態に係る超音波診断装置の一例である。
(【0011】以降は省略されています)

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