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公開番号2025074200
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2025031692,2021573896
出願日2025-02-28,2020-06-25
発明の名称医療用容器および前記医療用容器を含む薬物送達デバイス
出願人ベクトン ディキンソン フランス
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類A61M 5/34 20060101AFI20250502BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明の目的は、医療用容器と当該容器に取り付けられる要素との間の信頼性の高い接続を維持しながら、製造コストを削減することを可能にする医療用容器を提供することである。
【解決手段】医療用容器および前記医療用容器を含む薬物送達デバイス。この医療用容器(1)は、医薬品用のリザーバを画定する管状バレル(2)と、前記医薬品を医療用容器(1)から排出することを可能にするために、前記リザーバと連通する流体経路(40)を画定する長手方向遠位先端(4)と、を備える。遠位先端(4)およびバレル(2)はガラスで作られており、遠位先端(4)にはねじ山(8)が設けられ、当該ねじ山(8)は、前記遠位先端(4)を相補的な形状の内ねじを持つ接続要素に接続するように構成される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
医療用容器(1)であって、医薬品用のリザーバ(20)を画定する管状バレル(2)と、前記医薬品を前記医療用容器(1)から排出することを可能にするために、前記リザーバ(20)と連通する流体経路を画定する長手方向遠位先端(4)と、を備え、前記遠位先端(4)および前記バレル(2)がガラスで作られており、前記遠位先端(4)にねじ山(8)が設けられており、前記ねじ山(8)が、前記遠位先端(4)を相補的な形状の内ねじ(100)を有する接続要素(10)に接続するように構成されており、前記医療用容器(1)が、前記バレル(2)と前記遠位先端(4)とを接続する遠位肩部(6)を備え、前記肩部(6)と前記ねじ山(8)の近位端(80)との間の距離(d1)が、1~5mmの間で構成されており、前記遠位先端(4)のねじ山(8)が、前記接続要素(10)のストッパー(104)と隣接するように構成されている、医療用容器(1)。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記遠位先端(4)の外径(D)が、2~12mmの間で構成される、請求項1に記載の医療用容器(1)。
【請求項3】
前記医療用容器(1)が遠位端面(48)を備え、前記遠位端面(48)と前記ねじ山(8)の遠位端(82)との間の距離(d2)が、7~9mmの間で構成される、請求項1または2に記載の医療用容器(1)。
【請求項4】
前記遠位先端(4)が、追加要素の相補的なメス接続部に適合するように構成されるオス接続部(44)を備え、前記ねじ山(8)が、このオス接続部(44)に対して近位に配置される、請求項1~3のいずれか一項に記載の医療用容器(1)。
【請求項5】
前記オス接続部(44)が円錐台形を有する、請求項4に記載の医療用容器(1)。
【請求項6】
前記遠位先端(4)が円筒形部分(46)を備え、前記ねじ山(8)が前記遠位先端(4)の前記円筒形部分上に配置される、請求項1~5のいずれか一項に記載の医療用容器(1)。
【請求項7】
前記遠位先端(4)の前記ねじ山(8)が、オス外ねじである、請求項1~6のいずれか一項に記載の医療用容器(1)。
【請求項8】
前記ねじ山(8)のピッチねじが、0.5~1.5mmの間で構成される、請求項1~7のいずれか一項に記載の医療用容器(1)。
【請求項9】
前記ねじ山(8)が、1~5mmの間で構成される全長(L)にわたって軸方向に延在する、請求項1~8のいずれか一項に記載の医療用容器(1)。
【請求項10】
前記ねじ山(8)が、三角形または台形の形状を有する、請求項1~9のいずれか一項に記載の医療用容器(1)。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、医療用容器、および前記医療用容器を含む薬物送達デバイスに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
本出願において、構成要素またはデバイスの遠位端は、使用者の手から最も遠い端を意味すると理解され、近位端は、使用者の手に最も近い端を意味すると理解されるべきである。同様に、本出願において、「遠位方向」は、本発明の医療用容器または薬物送達デバイスに対して、注入方向を意味すると理解され、「近位方向」は、当該注入方向とは反対の方向、すなわち、注入操作に関して、本発明の医療用容器または薬物送達デバイスを保持している使用者の手に向かう方向を意味すると理解されるべきである。
【0003】
基本的に、例えばシリンジなどの薬物送達デバイスは、その高い化学的受動態性(chemical passivity)、その低いガス透過性および高い透明性のためにガラスで作られていることが好ましく、それは長期保存および容易な検査を可能にする。
【0004】
薬物送達デバイスは通常、医薬品を収容するためのリザーバを形成する容器を含む。容器は、軸方向の通路を画定する長手方向先端の形態の遠位端を有し、そこを通って医薬品が容器から排出される。ただし、この長手方向先端は、それ自体では非経口投与ができず、シリンジをコネクタ、例えば針ハブまたは静脈内(IV)ラインなどへ接続することを可能にする固定針(staked needle)またはアダプタのいずれかを備えなければならない。
【0005】
薬物送達デバイスとアダプタとの間の接続は、コネクタを薬物送達デバイスに接続している間に、または薬物送達デバイスおよびコネクタ内の流体圧力によって引き起こされる偶発的な離脱のどちらも防ぐのに十分強力であることが重要である。
【0006】
基本的に、アダプタは、スナップフィットまたは摩擦力によって、例えば、溝などの長手方向先端に画定された機械的取り付け手段によって、シリンジの長手方向先端の周りに固定することができる。しかしながら、長手方向先端に溝を組み込むと、長手方向先端がひびの影響を受けやすくなり、先端の破損につながる可能性がある。さらに、スナップフィットまたは摩擦力によって長手方向先端の周りに接続されたアダプタは、限られたトルクおよび引き抜き力への抵抗の両方を示す可能性がある。
【0007】
トルクおよび引き抜き力への抵抗を改善するために、国際公開第2016/198580号(特許文献1)から、アダプタが薬物送達デバイスの長手方向先端の周りに取り付けられるとき、取り付けリングと長手方向先端との間に環状空間が作られるように形作られ、構成された取り付けリングを備えるアダプタを提供することがさらに知られている。環状空間は通常、アダプタを長手方向先端に効率的に結合するために接着剤層を備える。このようなアダプタは、高トルクおよび引き抜き力への抵抗を提供する。しかしながら、この環状空間に接着剤層を追加するステップは、製造コストの増加を伴う。
【0008】
アダプタの内ねじに係合する外ねじを長手方向先端に設けることもまた、知られている。薬物送達デバイスがプラスチックで作られる場合、長手方向先端の外ネジ間の距離は、バレルの遠位肩部に可能な限り近く配置される。これにより、アンダーカットが回避され、コストおよび注入プロセスの複雑さが制限される。その上、これは、外ねじと遠位端との間の接続部の長さを減らすことなく、長手方向先端の長さを減らすことを可能にし、それによって材料費を制限する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
国際公開第2016/198580号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
これに関連して、本発明の目的は、医療用容器と当該容器に取り付けられる要素との間の信頼性の高い接続を維持しながら、製造コストを削減することを可能にする医療用容器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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