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公開番号2025074367
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2025035757,2022067785
出願日2025-03-06,2020-09-24
発明の名称摂取栄養量推定システム、摂取栄養量推定方法、摂取栄養量推定装置、記憶媒体及び摂取栄養量出力方法
出願人TOTO株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G16H 10/00 20180101AFI20250502BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】トイレ空間の使用者が摂取した栄養を観察するためのトイレ空間の使用者の負荷を抑制すること。
【解決手段】実施形態に係る摂取栄養量推定システムは、トイレ空間に設置され、前記トイレ空間の使用者の排泄に関する排泄臭を検知するセンサと、前記センサの出力値に基づいて、前記使用者が摂取した栄養の量である推定摂取栄養量を推定する推定手段と、前記推定摂取栄養量に基づく情報を出力する出力手段と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
トイレ空間に設置され、前記トイレ空間の使用者の排泄に関する排泄臭を検知するセンサと、
前記センサの出力値に基づいて、前記使用者が摂取した栄養量である推定摂取栄養量を推定する推定手段と、
前記推定摂取栄養量に基づく情報を出力する出力手段と、
を有することを特徴とする摂取栄養量推定システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記使用者が目標とする栄養摂取量である栄養摂取目標量を記憶する記憶手段、
をさらに備え、
前記出力手段は、
前記栄養摂取目標量と、前記推定摂取栄養量とを出力する
ことを特徴とする請求項1に記載の摂取栄養量推定システム。
【請求項3】
前記使用者が目標とする栄養摂取量である栄養摂取目標量を記憶する記憶手段、
をさらに備え、
前記出力手段は、
前記栄養摂取目標量と、前記推定摂取栄養量との相違を出力する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の摂取栄養量推定システム。
【請求項4】
前記出力手段は、
前記栄養摂取目標量と、前記推定摂取栄養量との相違に基づく推奨情報を表示する
ことを特徴とする請求項3に記載の摂取栄養量推定システム。
【請求項5】
前記記憶手段に記憶された栄養摂取目標量は、
前記使用者の選択、または前記使用者に関する情報に基づいて設定される
ことを特徴とする請求項2~4のいずれか1項に記載の摂取栄養量推定システム。
【請求項6】
前記推定手段は、前記推定摂取栄養量として、使用者が摂取した栄養のバランスである推定摂取栄養バランスを推定し、
前記出力手段は、前記推定摂取栄養バランスに基づく情報を出力する
ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の摂取栄養量推定システム。
【請求項7】
前記推定手段は、前記推定摂取栄養量として、使用者が摂取した特定の栄養素の量である推定摂取特定栄養量を推定し、
前記出力手段は、前記推定摂取特定栄養量に基づく情報を出力する
ことを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の摂取栄養量推定システム。
【請求項8】
前記出力手段は、
炭水化物、脂質、蛋白質、ビタミン、ミネラルから選択される少なくとも2つの栄養素のバランスをグラフで表示する
ことを特徴とする請求項6に記載の摂取栄養量推定システム。
【請求項9】
前記センサは、
前記トイレ空間の便座または大便器に設置される
ことを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載の摂取栄養量推定システム。
【請求項10】
前記推定手段は、
電気通信回線を介して前記出力手段と通信可能に接続され、
前記推定手段から前記出力手段への情報伝達は、前記電気通信回線を通じて行われる
ことを特徴とする請求項1~9のいずれか1項に記載の摂取栄養量推定システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
開示の実施形態は、摂取栄養量推定システム、摂取栄養量推定方法、摂取栄養量推定装置、記憶媒体及び摂取栄養量出力方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、健康志向は高まり日々健康状態をモニタリング(観察)することで、健康状態を確認し必要に応じて生活を改善していく事の必要性が高まっている。人体から排泄される排泄物は人間の健康状態を示す重要なバイタルサインと言え、排泄物から発する臭い(排便ガス)等の情報を用いて、その排泄物を排泄した人間の食事内容等を判別する技術が提供されている(例えば、特許文献1、2)。
【0003】
また、排泄物から発する排便ガスと摂取した食事との関係が現在明らかになりつつある。例えば、バランスの良い食事をした場合は、短鎖脂肪酸類(酢酸、プロピオン酸、酪酸)が排便ガスに含まれる。また、炭水化物(糖質)の過剰摂取を行った場合は、乳酸、コハク酸、ギ酸、分岐脂肪酸(イソ酪酸、イソ吉草酸)が排便ガスに含まれる。また、タンパク質の過剰摂取を行った場合は、アンモニア、フェノール、硫化水素が排便ガスに含まれる。更に、脂質の過剰摂取を行った場合は、硫化水素、アミン類、胆汁酸、脂肪便由来の酸性ガスが排便ガスに含まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-74328号公報
特開平7-274849号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記のようなシステムでは、トイレ空間の使用者が摂取した栄養を観察するためのトイレ空間の使用者の負荷を抑制することができるとは限らない。
【0006】
例えば、特許文献1は、飲食物の画像情報とラベルに記載されたバーコード情報、すなわちトイレ空間の使用者の排泄に関する情報以外が必要となり、システムが複雑化するとともに、トイレ空間の使用者への負荷が増大する。また、特許文献2も、人間(トイレ空間の使用者)が食する食情報が必要であり、同様にトイレ空間の使用者の排泄に関する情報以外が必要となる。このように、特許文献1、2では、栄養の観察対象となる人間(トイレ空間の使用者)に係る負荷が大きく、利便性が高いとは言い難い。そのため、トイレ空間の使用者に負荷をかけずに、トイレ空間の使用者が摂取した栄養を観察可能にすることが望まれている。
【0007】
上記のような点を鑑みて、トイレ空間の使用者が摂取した栄養を観察するためのトイレ空間の使用者の負荷を抑制することが課題となる。
【0008】
開示の実施形態は、トイレ空間の使用者が摂取した栄養を観察するためのトイレ空間の使用者の負荷を抑制することができる摂取栄養量推定システム、摂取栄養量推定方法、摂取栄養量推定装置、記憶媒体及び摂取栄養量出力方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
実施形態の一態様に係る摂取栄養量推定システムは、トイレ空間に設置され、前記トイレ空間の使用者の排泄に関する排泄臭を検知するセンサと、前記センサの出力値に基づいて、前記使用者が摂取した栄養の量である推定摂取栄養量を推定する推定手段と、前記推定摂取栄養量に基づく情報を出力する出力手段と、を有することを特徴とする。
【0010】
実施形態の一態様に係る摂取栄養量推定システムによれば、トイレ空間の使用者の食事等の情報を用いることなく、トイレ空間に設置されたセンサの出力値を用いて、トイレ空間の使用者が摂取した栄養の量を推定する。これにより、摂取栄養量推定システムは、トイレ空間の使用者が摂取した栄養を観察するためのトイレ空間の使用者の負荷を抑制することができる。そして、トイレ空間の使用者やその使用者の栄養を管理する者等(以下「使用者等」ともいう)は、出力された推定摂取栄養量に基づく情報を参照することにより、使用者等が使用者の食事傾向を把握することができ、摂取栄養の改善に役立てることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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