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公開番号
2025076951
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-16
出願番号
2023188938
出願日
2023-11-02
発明の名称
包装材料及びパウチ
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B32B
27/00 20060101AFI20250509BHJP(積層体)
要約
【課題】包装材料の耐熱性及び酸素吸収性能を高める。
【解決手段】包装材料は、少なくとも、第1延伸プラスチックフィルム、バリア層、第1接着剤層、第2延伸プラスチックフィルム、第2接着剤層、及びシーラントフィルムをこの順に備える。包装材料は、第1延伸プラスチックフィルム及び第2延伸プラスチックフィルム以外の延伸プラスチックフィルムを備えていない。第1接着剤層は、酸素吸収性接着剤組成物を含む。酸素吸収性接着剤組成物は、少なくとも、酸素吸収性化合物と、酸化促進触媒とを含む。酸化促進触媒は、遷移金属からなるカチオンを含む化合物である。第1接着剤層における遷移金属の含有率が、20ppm以上80ppm以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも、第1延伸プラスチックフィルム、バリア層、第1接着剤層、第2延伸プラスチックフィルム、第2接着剤層、及びシーラントフィルムをこの順に備える包装材料であって、
前記包装材料は、前記第1延伸プラスチックフィルム及び前記第2延伸プラスチックフィルム以外の延伸プラスチックフィルムを備えておらず、
前記第1接着剤層は、酸素吸収性接着剤組成物を含み、
前記酸素吸収性接着剤組成物は、少なくとも、酸素吸収性化合物と、酸化促進触媒とを含み、
前記酸化促進触媒は、遷移金属からなるカチオンを含む化合物であり、
前記第1接着剤層における前記遷移金属の含有率が、20ppm以上80ppm以下である、包装材料。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第2接着剤層は、酸素吸収性接着剤組成物を含まない、請求項1に記載の包装材料。
【請求項3】
前記第1接着剤層における前記遷移金属の含有率が、35ppm以上80ppm以下である、請求項1に記載の包装材料。
【請求項4】
前記バリア層は、透明蒸着層を含む、請求項1に記載の包装材料。
【請求項5】
前記シーラントフィルムは、ブロックポリプロピレン及びポリエチレンを含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の包装材料。
【請求項6】
前記シーラントフィルムにおける前記ブロックポリプロピレンの含有率が、70質量%以上85質量%以下である、請求項5に記載の包装材料。
【請求項7】
前記シーラントフィルムは、流れ方向において1000%以上の引張伸度を有し、垂直方向において1100%以上の引張伸度を有し、50μm以上の厚みを有する無延伸ポリプロピレンフィルムである、請求項6に記載の包装材料。
【請求項8】
前記酸素吸収性化合物は、1個又は2個以上の不飽和五員環を含み、
前記不飽和五員環を構成する5つの炭素原子間の何れかの結合は、炭素-炭素二重結合であり、
前記不飽和五員環には、1価及び/又は2価以上の電子供与性の有機基1が結合し、
前記不飽和五員環が1個の場合には、前記不飽和五員環又は前記有機基1は、活性水素を有する官能基、又は活性水素を有する官能基の活性水素が1価の有機基2に置換された基を含み、
前記不飽和五員環が2個以上の場合には、前記不飽和五員環同士は、各々の前記五員環又は前記有機基1上の活性水素基の活性水素を置換する2価以上の有機基2を介して結合している、請求項1~4のいずれか一項に記載の包装材料。
【請求項9】
前記第1延伸プラスチックフィルム及び前記第2延伸プラスチックフィルムはいずれも、延伸ポリエステルフィルムである、請求項1~4のいずれか一項に記載の包装材料。
【請求項10】
前記第1延伸プラスチックフィルムは、延伸ポリエステルフィルムであり、
前記第2延伸プラスチックフィルムは、延伸ポリアミドフィルムである、請求項1~4のいずれか一項に記載の包装材料。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示の実施形態は、包装材料及びパウチに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
調理済あるいは半調理済の液体、粘体あるいは液体と固体とが混在する内容物を、プラスチック製の包装材料から構成されたパウチに充填密封したものが多く市場に出回っている。パウチにおいては、包装材料同士が接合されていない非シール部が、内容物が収容される収容部を構成している。また、包装材料同士が接合されているシール部が、収容部を密封している。内容物は、例えば、カレー、スープ等の調理済食品である。内容物は、パウチに収容された状態で、電子レンジなどによって加熱される。
【0003】
密封された状態のパウチに収容された内容物を、電子レンジを利用して加熱すると、加熱に伴って内容物に含まれる水分が蒸発して収容部の圧力が高まっていく。パウチの収容部の圧力が高まると、パウチが破裂して内容物が飛散し電子レンジ内を汚してしまうおそれがある。このような課題を考慮し、例えば特許文献1は、収容部の圧力が高まると収容部と外部とを自動的に連通させて収容部内の蒸気を外部に逃がす蒸気抜き機構をパウチに設けることを提案している。特許文献1において、蒸気抜き機構は、パウチの上側の側部シール部と下側の側部シール部との間に位置する中間シール部と、中間シール部によって収容部から隔離されるとともに、パウチの側縁に達するように広がる非シール部と、を有する。収容部の圧力が高まると、中間シール部が剥離し、収容部と非シール部とが連通する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-101154号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
パウチにレトルト処理が実施される場合、パウチは、レトルト処理に対する耐熱性を有することが求められる。また、パウチは、酸化による内容物の劣化を抑制することが求められる。
【0006】
本開示の実施形態は、このような課題を効果的に解決し得る包装材料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の実施形態は、以下の[1]~[12]に関する。
[1] 少なくとも、第1延伸プラスチックフィルム、バリア層、第1接着剤層、第2延伸プラスチックフィルム、第2接着剤層、及びシーラントフィルムをこの順に備える包装材料であって、
前記包装材料は、前記第1延伸プラスチックフィルム及び前記第2延伸プラスチックフィルム以外の延伸プラスチックフィルムを備えておらず、
前記第1接着剤層は、酸素吸収性接着剤組成物を含み、
前記酸素吸収性接着剤組成物は、少なくとも、酸素吸収性化合物と、酸化促進触媒とを含み、
前記酸化促進触媒は、遷移金属からなるカチオンを含む化合物であり、
前記第1接着剤層における前記遷移金属の含有率が、20ppm以上80ppm以下である、包装材料。
【0008】
[2] [1]に記載の包装材料において、前記第2接着剤層は、酸素吸収性接着剤組成物を含んでいなくてもよい。
【0009】
[3] [1]又は[2]に記載の包装材料において、前記第1接着剤層における前記遷移金属の含有率が、35ppm以上80ppm以下であってもよい。
【0010】
[4] [1]~[3]のいずれか1つに記載の包装材料において、前記バリア層は、透明蒸着層を含んでいてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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