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公開番号
2025079002
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-21
出願番号
2023191385
出願日
2023-11-09
発明の名称
液圧回転機械
出願人
カワサキ プレシジョン マシナリ (ユーケー) リミテッド
,
Kawasaki Precision Machinery (UK) Ltd
,
川崎重工業株式会社
代理人
弁理士法人有古特許事務所
主分類
F04B
1/07 20060101AFI20250514BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】ドラムの偏心量を計測することができるラジアルピストン式の液圧回転機械を提供する。
【解決手段】一実施形態に係る液圧回転機械1は、回転軸20に沿って延びる回転シャフト2と、回転軸20の回りに放射状に並ぶ複数のシリンダボア50を含むハウジング5と、回転シャフト2と共に回転することで、シリンダボア50内にそれぞれ配置された複数のピストン61を往復運動させるドラム4を含む。さらに、液圧回転機械1は、回転軸20からドラム4の中心までの距離であるドラム4の偏心量を変更する偏心量調整機3と、回転シャフト2の回転角を検出するロータリエンコーダ84と、回転軸20と垂直に交わる直線上で、ドラム4と同心の特定円の位置を検出する少なくとも1つのリニアエンコーダを含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ラジアルピストン式の液圧回転機械であって、
回転軸に沿って延びる回転シャフトと、
前記回転軸の回りに放射状に並ぶ複数のシリンダボアを含むハウジングと、
前記回転シャフトと共に回転することで、前記複数のシリンダボア内にそれぞれ配置された複数のピストンを往復運動させるドラムと、
前記回転軸から前記ドラムの中心までの距離である前記ドラムの偏心量を変更する偏心量調整機と、
前記回転シャフトの回転角を検出するロータリエンコーダと、
前記回転軸と垂直に交わる直線上で、前記ドラムと同心の特定円の位置を検出する少なくとも1つのリニアエンコーダと、
を備える、液圧回転機械。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記少なくとも1つのリニアエンコーダは、前記回転軸を中心とする周方向に互いに離間する2つのリニアエンコーダを含む、請求項1に記載の液圧回転機械。
【請求項3】
前記ハウジングは、前記ドラムの回転空間を囲繞する環状部と、前記環状部から前記回転軸を中心とする径方向に突出する、前記環状部と共に前記複数のシリンダボアを形成する複数のボス部を含み、
前記少なくとも1つのリニアエンコーダは、前記複数のボス部の間で前記環状部に取り付けられている、請求項1または2に記載の液圧回転機械。
【請求項4】
前記少なくとも1つのリニアエンコーダは、前記ハウジングに固定されたリニアエンコーダボディと、前記回転軸を中心とする径方向に摺動可能に前記リニアエンコーダボディに支持されたロッドと、前記ロッドの先端に取り付けられたキャリッジと、前記キャリッジに取り付けられたローラを含み、
前記ローラが、前記ドラムまたは前記ドラムの付属品に形成された、前記特定円に沿う環状溝に嵌合するか、前記ドラムの外周面上を転動する、請求項1または2に記載の液圧回転機械。
【請求項5】
前記少なくとも1つのリニアエンコーダは、前記回転軸を中心とする径方向での前記キャリッジの移動をガイドするガイドを含む、請求項4に記載の液圧回転機械。
【請求項6】
前記複数のピストンとそれぞれ連結された、前記ドラムの外周面上を摺動する複数のコネクションロッドをさらに備える、請求項1または2に記載の液圧回転機械。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ラジアルピストン式の液圧回転機械に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、回転軸の回りに複数のシリンダボアが放射状に並び、前記回転軸と異なる位置に中心を有するドラムが回転することで、前記複数のシリンダボア内にそれぞれ配置された複数のピストンが往復運動するラジアルピストン式の液圧回転機械が知られている。このような液圧回転機械は、液圧ポンプである場合もあるし液圧モータである場合もある。
【0003】
例えば、特許文献1には、可変容量型のラジアルピストン式の液圧ポンプが開示されている。この液圧ポンプでは、回転軸からドラムの中心までの距離であるドラムの偏心量が偏心量調整機により変更され、これにより液圧ポンプの容量が変更される。なお、特許文献1では、ドラムが「偏心カム」、偏心量調整機が「偏心量変化機構」と呼ばれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-63447号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、可変容量型の液圧回転機械に対しては、容量を高精度に制御したいという要望がある。そのためには、ドラムの偏心量を計測することが求められる。
【0006】
そこで、本開示は、ドラムの偏心量を計測することができるラジアルピストン式の液圧回転機械を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、ラジアルピストン式の液圧回転機械であって、回転軸に沿って延びる回転シャフトと、前記回転軸の回りに放射状に並ぶ複数のシリンダボアを含むハウジングと、前記回転シャフトと共に回転することで、前記複数のシリンダボア内にそれぞれ配置された複数のピストンを往復運動させるドラムと、前記回転軸から前記ドラムの中心までの距離である前記ドラムの偏心量を変更する偏心量調整機と、前記回転シャフトの回転角を検出するロータリエンコーダと、前記回転軸と垂直に交わる直線上で、前記ドラムと同心の特定円の位置を検出する少なくとも1つのリニアエンコーダと、を備える、液圧回転機械を提供する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、ドラムの偏心量を計測することができるラジアルピストン式の液圧回転機械が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態に係る液圧回転機械の正面図である。
図1のII-II線に沿った断面図である。
図2のIII-III線に沿った断面図である。
図1のIV-IV線に沿った断面図である。
ドラムおよびドラムプレートの斜視図である。
図6Aはキャリッジの斜視図、図6Bはガイドの斜視図である。
特定円の半径Rd、距離X、偏心角θおよび偏心量eの関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1および図2に、一実施形態に係るラジアルピストン式の液圧回転機械1を示す。液圧回転機械1は、液圧ポンプであってもよいし、液圧モータであってもよい。液圧回転機械1で使用される作動液は、典型的には油である。
(【0011】以降は省略されています)
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