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公開番号2025079949
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-23
出願番号2023192843
出願日2023-11-13
発明の名称可撓性ホース
出願人タイガースポリマー株式会社
代理人
主分類F16L 11/10 20060101AFI20250516BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】 可撓性ホースに収縮や曲げを与えた際にホース壁がホース内側に入り込むことを抑制する。
【解決手段】 可撓性ホース10は、ホース壁11と、ホース壁の外周側に接合された補強体17とを有する。ホース壁11は、軟質合成樹脂により筒状に形成されている。補強体17は、硬質合成樹脂により螺旋状形成されている。ホース壁11はホース中心軸mと略平行に形成されている。補強体17,17の間の区間において、ホース壁11の中央部が薄肉部13とされ、ホース壁の他の部分が厚肉部12,12とされるとともに、補強体17は厚肉部12に接合されている。薄肉部13と厚肉部12,12が接続する部分で、厚肉部12よりもホース外側に向けて突出する突条部14,14が形成されている。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
ホース壁と、ホース壁の外周側に接合された補強体とを有する可撓性ホースであって、
ホース壁は、所定の断面形状を有する軟質合成樹脂製の可撓性条帯を螺旋状に捲回し、互いに隣接する可撓性条帯の側縁を接合して筒状に形成されており、
補強体は、硬質合成樹脂を所定の断面形状で押出成形してホース壁の外周に螺旋状に捲回して形成されており、
ホース壁はホース中心軸と略平行に形成されており、
補強体の間の区間において、ホース壁の中央部が薄肉部とされ、ホース壁の他の部分が厚肉部とされるとともに、補強体は厚肉部に接合されており、
薄肉部と厚肉部が接続する部分で、厚肉部よりもホース外側に向けて突出する突条部が形成されている、
可撓性ホース。
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
薄肉部を挟んで、対をなす突条部が対称に設けられている、
請求項1に記載の可撓性ホース。
【請求項3】
薄肉部と厚肉部が、突条部を介して接続している、
請求項1または請求項2に記載の可撓性ホース。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、可撓性ホースに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
可撓性のホース壁の外周に螺旋状に補強体が接合一体化された可撓性ホースが、多彩な用途に利用されている。可撓性ホースは、例えば、送風チューブのような、気体を送るホースとして利用され、飲料や冷却水、排水等の液体を搬送する液送ホースとして利用されうる。
【0003】
例えば、特許文献1には、可撓性のホース壁の外周に螺旋状に補強体が接合一体化された可撓性ホースにおいて、補強体の外周面をポリアリレート樹脂により構成する技術が開示されており、当該可撓性ホースによれば、補強体の耐候性が高められて得られるホースの耐候性が高められることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-72027号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1にあるような可撓性ホースが収縮や曲げ等の変形を与えられた場合、可撓性のホース壁が補強体の間でひだ状に変形して、ホースの曲げ変形や収縮変形が実現される。この時、補強体の間で変形したホース壁が、ホースの内側に入り込んでしまうことがある。ホース壁が内側に入り込むと、ホースの内部空間すなわち流路の断面積が実質的に減少することになる。
【0006】
ホースの実質的な断面積が減少すると、ホースの流れ抵抗が上昇する。十分な流量を低い抵抗で確保したい用途では、ホースの抵抗増加は好ましくない。また、ホース壁が内側に入り込むと、ホース内側にひだ状(溝状)になった部分が生じて、水分等がひだ部に滞留しやすくなるので、ホースの用途によっては、ホース内周面でのひだの発生は好ましくない。
【0007】
本発明の目的は、ホースに収縮や曲げを与えた際に、ホース壁がホース内側に入り込むことを抑制可能な可撓性ホースを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
発明者は、鋭意検討の結果、補強体の間の区間において、ホース壁の中央部を薄肉部としつつ他の部分を厚肉部とし、薄肉部と厚肉部が接続する部分で、厚肉部よりもホース外側に向けて突出する突条部を形成すると、ホース壁がホース内側に入り込むことを抑制できることを知見し、本発明を完成させた。
【0009】
本発明は、ホース壁と、ホース壁の外周側に接合された補強体とを有する可撓性ホースであって、ホース壁は、所定の断面形状を有する軟質合成樹脂製の可撓性条帯を螺旋状に捲回し、互いに隣接する可撓性条帯の側縁を接合して筒状に形成されており、補強体は、硬質合成樹脂を所定の断面形状で押出成形してホース壁の外周に螺旋状に捲回して形成されており、ホース壁はホース中心軸と略平行に形成されており、補強体の間の区間において、ホース壁の中央部が薄肉部とされ、ホース壁の他の部分が厚肉部とされるとともに、補強体は厚肉部に接合されており、薄肉部と厚肉部が接続する部分で、厚肉部よりもホース外側に向けて突出する突条部が形成されている、可撓性ホースである(第1発明)。
【0010】
第1発明において、好ましくは、薄肉部を挟んで、対をなす突条部が対称に設けられている(第2発明)。さらに、第1発明または第2発明において、好ましくは、薄肉部と厚肉部が、突条部を介して接続している(第3発明)。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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