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公開番号
2025087337
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-10
出願番号
2023201918
出願日
2023-11-29
発明の名称
椅子の身体支持体
出願人
株式会社イトーキ
代理人
個人
,
個人
主分類
A47C
7/02 20060101AFI20250603BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】立体網状体より成るクッション材がずれ不能に保持された座や背もたれを提供する。
【解決手段】座インナーシェル15の前部には、横長スリット29と横長バー部30とが交互に並んだ変形許容部15cが形成されている。座インナーシェル15の前端の前剛体部15bが後ろに引かれると、変形許容部15cとクッション材16の前部とが下方に巻き込まれて、座2の奥行きを調節できる。クッション材16は、無数の樹脂繊維を絡めて結合させた立体網状体で作られていて剛性が高いが、突起46がクッション材16に突き刺さっているため、クッション材16は座インナーシェル15の変形許容部15cに密着した状態に保持される。従って、座2の巻き込みに際してクッション材16に浮きが発生することはない。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
多数本の合成樹脂繊維を立体的に絡ませて結合したクッション材と、前記クッション材が重ね配置された受け部材と、を備えており、
前記受け部材に、前記クッション材に突き刺さる(針状)突起を設けている、
椅子の身体支持体。
続きを表示(約 740 文字)
【請求項2】
前記クッション材を覆う張地を備えており、
前記突起は、前記クッション材の外周面に突き刺さるように配置されている、
請求項1に記載した椅子の身体支持体。
【請求項3】
前記受け部材は座又は背もたれを構成しており、前記突起は、前記クッション材に対して左右両側から突き刺さるように横向きに配置されている、
請求項2に記載した椅子の身体支持体。
【請求項4】
前記受け部材は座を構成する合成樹脂製のシェル部材であって、前記シェル部材と前記クッション材の前部は下方に巻き込み可能な変形許容部になっており、前記シェル部材における変形許容部の左右両側部に前記突起を配置している、
請求項3に記載した椅子の身体支持体。
【請求項5】
前記シェル部材の変形許容部は、前後方向に並列配置した複数の横長スリットと、隣り合った前記スリットの間に位置した横長バー部と、前記スリットを横切るように配置されて前記横長バー部に繋がったブリッジ部と、を有しており、
前記横長バー部の左右端部に前記突起を設けている、
請求項4に記載した椅子の身体支持体。
【請求項6】
前記受け部材の外周部に、前記クッション材の外周面に重なる起立部が形成されて、前記起立部から前記突起が前記クッション材の内部に向けて突出しており、前記起立部は前記張地で覆われている、
請求項2又は3に記載した椅子の身体支持体。
【請求項7】
前記受け部材には、前記クッション材の重合面に向かって突出するように前記突起が配置されている、
請求項1に記載した椅子の身体支持体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願発明は、椅子において、クッション材を備えた身体支持体に関するものである。ここに、椅子は回転椅子のような一人掛けタイプに限らず、複数人が掛けるベンチタイプやソファタイプも含んでいる。或いは、自動車や航空機を初めとした乗り物用の座席も含んでいる。身体支持体としては、座や背もたれ、ヘッドレスト、ショルダーレスト、肘当てなどが挙げられる。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
椅子において、座や背もたれ、ヘッドレストなどにクッション材が使用されている。現状において、椅子のクッション材として使用されているものは殆どが発泡ウレタン樹脂であるが、発泡ウレタン樹脂は通気性がないため蒸れやすい問題や、リサイクルできない問題、反発力(弾性力)が必ずしも高くなくて身体の過剰な沈み込みが発生しやすい問題、或いは、使用しているうちに弾性復元力が低下するヘタリ現象が発生しやすい問題などがある。
【0003】
他方、特許文献1に開示されているように、熱可塑性樹脂よりなる繊維を曲がりくねった形状に形成したものを材料にして、その多数本を絡ませて立体化した立体網状体のクッション材が開発されている。特許文献1に開示されている立体網状体は、通気性に優れると共に高い反発力を有しており、耐久性やリサイクル性にも優れている。繊維の太さや密度を調整することにより、相当に柔らかい感触も実現できる。近年は、ベッド用マットレスとして普及しているようである。
【0004】
また、椅子の座に関して、使用者の体格に応じて奥行きを調節できるようにすることが成されており、その例として、本願出願人は、特許文献2において、座の前部を下方に巻き込みできる変形許容部に構成することにより、座の前端位置を調節できるようにした技術を開示した。
【0005】
座の奥行き調節手段としては、座の全体を前後移動させる方式があるが、この方式は、使用者は中腰にならないと調節できないため使用者の負担が大きい問題や、座の後端が後ろに大きく露出して美感を損なうおそれがあるなどの問題があるのに対して、特許文献2の巻き込み方式では、使用者は着座したままで奥行き調節できるため負担を軽減できる利点や、座の後端の位置は一定であるため美感を損なうこともない利点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平08-61414号公報
特開2015-171652号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
さて、椅子において、クッション材は一般に座板や背板のようなシェル部材に重ね配置されて張地で覆われており、張地をシェル部材の裏側に固定することによって、クッション材をシェル部材に取り付けている。この場合、見栄えの点から、クッション材をシェル部材に対して正確に位置決めして取り付ける必要があるが、クッション材が所定の位置からずれた状態で取り付けられるおそれがある。
【0008】
特に、立体網状体はウレタン樹脂に比べて摩擦係数が小さくてシェル部材に対して滑りやすいため、座や背もたれのクッション材を立体網状体で構成した場合は、ずれの現象が発生しやすくなることが懸念される。
【0009】
また、特許文献2のように座の奥行き調節手段として座の前部の巻き込み方式を採用した場合、クッション材がシェル部材から浮いてしまうことが懸念される。特に、クッション材として立体網状体を採用した場合、立体網状体は発泡ウレタン樹脂に比べて剛性が高いため、シェル部材の曲がりにしっかり追従して曲がらずに、クッション材がシェル部材から浮いてしまいやすくなることが懸念される。
【0010】
本願発明はこのような現状を背景になされたものであり、椅子において、立体網状体より成るクッション材のずれや浮きを防止できる技術を開示せんとするものである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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