TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025102150
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023219420
出願日
2023-12-26
発明の名称
クッション体、及びクッション体の製造方法
出願人
西川株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A47C
27/15 20060101AFI20250701BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】使用者の体重変動量が大きい場合であっても使用者に快適な寝心地を提供し続けることができるクッション体を提供する。
【解決手段】一実施形態に係るクッション体1は、下層部材14と、上層部材13とを備える。上層部材13は、第3層33と、第2層32と、第1層31とを有する。上層部材13及び下層部材14のそれぞれは凹凸構造を有する。下層部材14は、複数の凸部15を含む。凸部15は、下面33bと面接触する上面15aを含む。第1層31を構成する材料の硬度、及び第3層33を構成する材料の硬度のそれぞれは、第2層32を構成する材料の硬度、及び下層部材14を構成する材料の硬度より低い。第1層31を構成する材料の反発弾性、及び第3層33を構成する材料の反発弾性のそれぞれは、第2層32を構成する材料の反発弾性、及び下層部材14を構成する材料の反発弾性より高い。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
下層部材と、前記下層部材の上に積層されている上層部材とを備え、
前記上層部材は、第3層と、前記第3層の上に積層されている第2層と、前記第2層の上に積層されている第1層とを有し、
前記上層部材は、前記第1層から前記第3層まで延びている凹凸構造を有し、
前記下層部材は、前記第3層に接触する凹凸構造を有し、
前記下層部材は、前記下層部材の凹凸構造を構成する複数の凸部を含み、
前記凸部は、前記第3層が有する下面と面接触する上面を含み、
前記第1層を構成する材料の硬度、及び前記第3層を構成する材料の硬度のそれぞれは、前記第2層を構成する材料の硬度、及び前記下層部材を構成する材料の硬度より低く、
前記第1層を構成する材料の反発弾性、及び前記第3層を構成する材料の反発弾性のそれぞれは、前記第2層を構成する材料の反発弾性、及び前記下層部材を構成する材料の反発弾性より高い、クッション体。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第1層が有する下面は、前記第2層が有する上面に弾性接着剤によって貼りあわされており、
前記第2層が有する下面は、前記第3層が有する上面に弾性接着剤によって貼りあわされている、請求項1に記載のクッション体。
【請求項3】
前記第1層を構成する材料は、前記第3層を構成する材料と同一である、請求項1又は請求項2に記載のクッション体。
【請求項4】
前記第2層を構成する材料は、前記下層部材を構成する材料と同一である、請求項1又は請求項2に記載のクッション体。
【請求項5】
板状を呈する第3層の上に板状を呈する第2層を積層し、前記第2層の上に板状を呈する第1層を積層することによって、前記第1層、前記第2層及び前記第3層を含むブロック体を作製する工程と、
前記第1層から前記第3層までを往復するように蛇行する切断ラインに沿って前記ブロック体を切断することによって、凹凸構造を有する上層部材を作製する工程と、
板状を呈する下層部材に凹凸構造を形成する工程と、
前記下層部材の凹凸構造を前記第3層に貼り付ける工程と、を備え、
前記第1層を構成する材料の硬度、及び前記第3層を構成する材料の硬度のそれぞれは、前記第2層を構成する材料の硬度、及び前記下層部材を構成する材料の硬度より低く、
前記第1層を構成する材料の反発弾性、及び前記第3層を構成する材料の反発弾性のそれぞれは、前記第2層を構成する材料の反発弾性、及び前記下層部材を構成する材料の反発弾性より高い、クッション体の製造方法。
【請求項6】
前記ブロック体を作製する工程は、前記第1層が有する下面に弾性接着剤によって前記第2層が有する上面を貼りあわせる工程と、前記第2層が有する下面に弾性接着剤によって前記第3層が有する上面を貼りあわせる工程とを含んでおり、
前記第2層が有する上面を貼りあわせる工程、及び前記第3層が有する上面を貼りあわせる工程のそれぞれにおいて、前記弾性接着剤の量を調整することにより前記上層部材の硬度を調整する、請求項5に記載のクッション体の製造方法。
【請求項7】
前記下層部材に凹凸構造を形成する工程は、前記下層部材の凹凸構造を構成する複数の凸部のそれぞれを前記第3層の下面に沿うように切断することによって、前記凸部の上面を形成する工程を含んでおり、
前記下層部材を前記第3層に貼り付ける工程では、前記凸部の上面に前記第3層の前記第2層とは反対の面を貼りあわせる、請求項5又は請求項6に記載のクッション体の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、クッション体、及びクッション体の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、下層部と、下層部の上に積層されている中層部と、中層部の上に積層されている上層部とによって構成されたマットレスが記載されている。上層部、中層部及び下層部は、発泡体によって構成されている。上層部には、使用者が乗る側となる上面側に複数の凸部及び複数の凹部が形成されている。中層部には、四角錐台形状を呈する複数の凸部、及び複数の凹部が形成されている。下層部には、複数の凸部及び複数の凹部のいずれも形成されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-215003号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、マットレスの使用者が子供である場合には、数年間での使用者の体重変動量が、使用者が大人である場合における使用者の体重変動量より大きいことを考慮する必要がある。体重が軽い時期の子供に快適な寝心地を提供するためには、軽い身体に適するように適度にマットレスが変形することが求められる。また、成長により体重が重くなった時期の子供に快適な寝心地を提供するためには、重くなった身体を支持できるよう適度なつぶれ難さが求められる。
【0005】
本開示は、使用者の体重変動量が大きい場合であっても使用者に快適な寝心地を提供し続けることができるクッション体、及びクッション体の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係るクッション体は、(1)下層部材と、下層部材の上に積層されている上層部材とを備える。上層部材は、第3層と、第3層の上に積層されている第2層と、第2層の上に積層されている第1層とを有する。上層部材は、第1層から第3層まで延びている凹凸構造を有する。下層部材は、第3層に接触する凹凸構造を有する。下層部材は、下層部材の凹凸構造を構成する複数の凸部を含む。凸部は、第3層が有する下面と面接触する上面を含む。第1層を構成する材料の硬度、及び第3層を構成する材料の硬度のそれぞれは、第2層を構成する材料の硬度、及び下層部材を構成する材料の硬度より低い。第1層を構成する材料の反発弾性、及び第3層を構成する材料の反発弾性のそれぞれは、第2層を構成する材料の反発弾性、及び下層部材を構成する材料の反発弾性より高い。
【0007】
このクッション体では、第1層を構成する材料の硬度、及び第3層を構成する材料の硬度が、下層部材を構成する材料の硬度より低い。よって、例えば、体重が軽い子供が使用者である場合には、第1層及び第3層がより高い柔軟性を有することによって、使用者の身体に適するようにクッション体を適度に変形させることができる。また、第2層を構成する材料の硬度は、第1層を構成する材料の硬度、及び第3層を構成する材料の硬度より高い。よって、より硬い第2層によって軽い体重を有する使用者の身体を確実に支持することができる。また、第1層を構成する材料の反発弾性、及び第3層を構成する材料の反発弾性のそれぞれは、第2層を構成する材料の反発弾性、及び下層部材を構成する材料の反発弾性より高い。よって、使用者がクッション体に身体を載せたときに、身体が沈み込み過ぎることを抑制できる。また、使用者が子供である場合には、発汗量が大人の発汗量より多くなることが懸念される。このクッション体では、下層部材は、第3層に接触する凹凸構造を有する。よって、クッション体の内部の通気性が高められているので、クッション体に生じる蒸れを抑制することができる。したがって、体重が軽い子供が使用者である場合に、使用者に快適な寝心地を提供することができる。
【0008】
このクッション体では、下層部材を構成する材料の硬度が、第1層を構成する材料の硬度、及び第3層を構成する材料の硬度より高い。よって、例えば、体重が重くなった子供が使用者である場合には、下層部材によって使用者を確実に支持することができる。また、下層部材は、第3層に接触する凹凸構造を有する。よって、使用者の身体が上層部材をへこませたときに、下層部材は凹凸構造のうちの凸部によって部分的に使用者の身体に抵抗力を与える。これにより、上層部材がへこんだときに下層部材から受ける急激な硬度の変化を使用者が感じることを抑制できる。また、凸部は、第3層が有する下面と面接触する上面を含む。凸部が有する上面は第3層が有する下面と面接触しているので、安定して上層部材を下層部材に載置することができる。これにより、安定した状態で下層部材を第3層に貼りあわせられるので、下層部材を第3層に確実に貼りあわせることができる。使用者がクッション体に身体を載せたときに身体が沈み込み過ぎることを抑制できること、及び、クッション体に生じる蒸れを抑制できることは、前述の理由により、体重が重くなった子供が使用者である場合にも共通して得られる作用効果である。したがって、体重が重くなった子供が使用者である場合でも使用者に快適な寝心地を提供することができる。その結果、使用者の体重変動量が大きい場合であっても使用者に快適な寝心地を提供し続けることができる。
【0009】
(2)上記(1)において、第1層が有する下面は、第2層が有する上面に弾性接着剤によって貼りあわされていてもよい。第2層が有する下面は、第3層が有する上面に弾性接着剤によって貼りあわされていてもよい。この場合、弾性接着剤の量に応じて上層部材の硬度を調整することが可能である。すなわち、第1層と第2層との間の弾性接着剤の量、及び第2層と第3層との間の弾性接着剤の量が調整されることによって、上層部材の硬度を調整することができる。
【0010】
(3)上記(1)又は(2)において、第1層を構成する材料は、第3層を構成する材料と同一であってもよい。この場合、一つの材料を用意することによって、第1層及び第3層を作製することができる。したがって、用意する材料の種類を減らせるので、クッション体の製造を容易に行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
西川株式会社
枕用芯材
26日前
西川株式会社
サービス出力システム
2か月前
西川株式会社
寝具、および寝具の製造方法
3か月前
西川株式会社
乳幼児用スリーパー及び布部材
3か月前
西川株式会社
プロジェクタ台、及びショールーム
3か月前
西川株式会社
繊維製品の製造方法、および寝具カバー
3か月前
西川株式会社
クッション体、及びクッション体の製造方法
20日前
西川株式会社
寝具情報提供システムおよび寝具情報提供プログラム
2か月前
個人
家具
18日前
個人
鍋蓋
11か月前
個人
掃除機
5か月前
個人
自助箸
3か月前
個人
枕
1か月前
個人
乾燥器具
10か月前
個人
屋外用箒
3か月前
個人
枕
4か月前
個人
ハンガー
3か月前
個人
耳拭き棒
7か月前
個人
体洗い具
6か月前
個人
掃除道具
5か月前
個人
収納型額縁
9か月前
個人
組立式棚板
3か月前
個人
エコ掃除機
8か月前
個人
掃除シート
5か月前
個人
省煙消臭器
5か月前
個人
片手代替具
7か月前
個人
開閉トング
2か月前
個人
ゴミ袋保持枠
3か月前
個人
食品用トング
9か月前
個人
シャワー装置
2か月前
個人
経典表示装置
27日前
個人
転倒防止装置
1か月前
個人
中身のない枕
3か月前
個人
受け皿
1か月前
個人
洗面台
7か月前
個人
折り畳み椅子
9か月前
続きを見る
他の特許を見る