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公開番号
2025113999
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-04
出願番号
2025008662
出願日
2025-01-21
発明の名称
可変機構を備える遠心分離機
出願人
ワン チンフン
,
WANG, Chin Hung
代理人
個人
主分類
B04B
5/02 20060101AFI20250728BHJP(物理的または化学的工程を行なうための遠心装置または機械)
要約
【課題】遠心分離中、試験管が正確な軌道に沿って運動できることで、遠心分離機に不要な振動が生じないようにできる遠心分離機を提供する。
【解決手段】1つのロータ4と、複数のマウント5を含み、各々のマウント5は複数の変形ユニット6を含み、各々の変形ユニット6は枢転可能で、往復動可能なようにマウント5に接続されるとともに、各々の変形ユニット6は、遠心分離試験管を収容または保持する収容手段または保持手段を提供することで、各々の変形ユニット6は、複数のマウント5に載置した複数の遠心分離試験管が同一の回転半径で回転可能とするように、ロータ4の回転中に回転数に応じて枢転および往復動により各々の変形ユニットとマウントとの関係を調整できる遠心分離機。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
回転中心を有するロータと、
前記ロータに接続されるとともに前記ロータの周囲に沿って配列されており、各々が複数の遠心分離試験管を載置するための複数のマウントと、を含む、遠心分離機であって、
各々のマウントは複数の変形ユニットを含み、各々の変形ユニットは枢転可能で、往復動可能なように前記マウントに接続されるとともに、各々の変形ユニットは、遠心分離試験管を収容または保持する収容手段または保持手段を提供することで、各々の変形ユニットは、前記複数のマウントに載置した複数の遠心分離試験管が同一の回転半径で回転可能とするように、前記ロータの回転中に回転数に応じて枢転および往復動により各々の変形ユニットと前記マウントとの関係を調整できる、遠心分離機。
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【請求項2】
前記マウントは中央と、両端とを有しており、前記マウントに含まれる複数の変形ユニットは前記マウントの両端の間に配置されるとともに、前記複数の変形ユニットは並列の方式で前記マウントに接続されている、請求項1に記載の遠心分離機。
【請求項3】
前記マウントは頂部と、底部とを有しており、前記複数の変形ユニットは、前記マウントの前記頂部と前記底部との間にて制限されて枢転および往復動する、請求項1に記載の遠心分離機。
【請求項4】
前記マウントは複数のレールを有しており、前記マウントに含まれる複数の変形ユニットは、各々の変形ユニットが対応するレールに沿って前記マウントに対して往復動できるように、対応するレールと前記マウントを介してスライド可能にそれぞれ接続されている、請求項1に記載の遠心分離機。
【請求項5】
前記複数のレールは内側端と、外側端とを有しており、前記複数のレールは異なるストローク量を有しており、前記マウント両端寄りのレールのストローク量は前記マウント中央寄りのレールのストローク量よりも短い、請求項4に記載の遠心分離機。
【請求項6】
各々の変形ユニットは枢軸を有しており、各々の変形ユニットは、各々の変形ユニットが前記枢軸に基づいて前記マウントに対して枢転できるように、前記枢軸を介して枢転可能に前記マウントに接続されており、前記枢軸の方向は前記ロータに接続されている回転軸の方向と平行である、請求項1に記載の遠心分離機。
【請求項7】
前記マウントは複数の復帰ユニットを有しており、各々の復帰ユニットは復帰力を対応する変形ユニットに提供することで、各々の変形ユニットのいずれもが前記ロータの停止中にレールの内側端に位置する、請求項4に記載の遠心分離機。
【請求項8】
前記複数のマウントの複数のレールの全ての外側端が円形軌道と概ね適合する、請求項5に記載の遠心分離機。
【請求項9】
各々の変形ユニットの一方の部分は前記マウントの頂部と底部との間に位置するが露出しておらず、各々の変形ユニットの他方の部分は前記マウントから露出するとともに、遠心分離試験管を吊り下げるためのフックを有する、請求項3に記載の遠心分離機。
【請求項10】
各々のマウントに含まれる変形ユニットの個数が8個または12個である、請求項1に記載の遠心分離機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は遠心分離機の改良構造に関し、特に複数列の遠心分離試験管に合わせて使用される遠心分離機に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
化学的および生物学的な試験や実験において、遠心分離機は、一般的に使用される装置であって、主に沈降作用および遠心運動により対象試料中の物質を分離する。例えば、生物体の血液サンプル中から特定の細胞物質を分離するというものである。実際の応用において、通常は、遠心分離試験管の遠心分離機中における配置位置は、これら遠心分離試験管が正確な軌道に沿って運動できることで、遠心分離機に不要な振動が生じて試験結果について不利な影響が起きないよう確保することが厳格に求められる。
【0003】
図1は、制御モジュール(10)により駆動される、複数列に合わせて使用される遠心分離機(1)の模式図である。具体的には、制御モジュール(10)はモータ(図示せず)に電気的に接続されており、一方、モータは回転軸(図示せず)を介して遠心分離機(1)のロータ(11)に機械的に接続されている。操作インターフェイス(12)は制御モジュール(10)に電気的に接続されており、操作インターフェイス(12)は、使用者が制御モジュール(10)にコマンドを入力することで前記モータを駆動可能となるように設けられており、例えば回転数、時間等のパラメータである。
【0004】
図2には、既知の複数列の配置を図示しており、図中、各々のセクションは8列であり、つまり各々のセクションには8本の遠心分離試験管を配置できる。既知のロータ(11)における試験管マウントはいずれも固定式の機構であることから、各々の遠心分離試験管の位置(21、22、23、24、25、26、27、28)とロータ(11)回転中心(C)との距離は全て一致するというわけではない。図示するように、複数列の中央寄りの位置、例えば位置(25)、および複数列の両端寄りの位置、例えば位置(28)において、両者と回転中心(C)との間の距離には明らかな違いがある。具体的には、位置(25)の回転半径はR5であり、位置(28)の回転半径はR8であって、しかもR5はR8よりも小さい。ここにおいて、遠心動作中において、位置(28)の遠心分離試験管は、位置(25)の遠心分離試験管よりもより大きな遠心力を受けて、両試験管における分離程度に違いが生じてしまう。複数列の数が増えるにつれて、この半径と分離との差はより顕著になる。
【0005】
また、既知の複数列マウントの多くは固定式であり、つまり遠心分離試験管は特定の方向と位置で各々の位置(21から28)に置かれているが、もしこれら遠心分離試験管のいずれもが直立の方式で置かれるのであれば、複数列の中央寄りの試験管と複数列の両端の試験管にて、遠心分離中に、力を受ける方向も異なってしまい、一致した分離結果を得るのに不利となってしまう。
【0006】
よって、従来の複数列で使用する遠心分離機には、なおも改良の必要性があった。
【発明の概要】
【0007】
本発明の目的は、回転中心を有するロータと、当該ロータに接続されるとともに当該ロータの周囲に沿って配列されており、各々が複数の遠心分離試験管を載置するための複数のマウントと、を含む、遠心分離機であって、各々のマウントは複数の変形ユニットを含み、各々の変形ユニットは枢転可能で、往復動可能なように当該マウントに接続されるとともに、各々の変形ユニットは、遠心分離試験管を収容または保持する収容手段または保持手段を提供することで、各々の変形ユニットは、当該複数のマウントに載置した複数の遠心分離試験管が同一の回転半径で回転可能とするように、当該ロータの回転中に回転数に応じて枢転および往復動により各々の変形ユニットと当該マウントとの関係を調整できる。
【0008】
具体的な実施例において、当該マウントは中央と、両端とを有しており、当該マウントに含まれる複数の変形ユニットは当該マウントの両端の間に配置されるとともに、当該複数の変形ユニットは並列の方式で当該マウントに接続されている。
【0009】
具体的な実施例において、当該マウントは頂部と、底部とを有しており、当該複数の変形ユニットは、当該マウントの頂部と底部との間にて制限されて枢転および往復動する。
【0010】
具体的な実施例において、当該マウントは複数のレールを有しており、当該マウントに含まれる複数の変形ユニットは、各々の変形ユニットが対応するレールに沿って当該マウントに対して往復動できるように、対応するレールと当該マウントを介してスライド可能にそれぞれ接続されている。
(【0011】以降は省略されています)
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