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公開番号
2025117354
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-12
出願番号
2024012148
出願日
2024-01-30
発明の名称
ドリップバッグ
出願人
大紀商事株式会社
代理人
弁理士法人田治米国際特許事務所
主分類
A47J
31/02 20060101AFI20250804BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】工業的に安価に製造することができ、袋本体の開裂が容易で、開口部が注湯に十分な開口面積を有し、抽出液に浸らないドリップバッグを提供する。
【解決手段】ドリップバッグ1Aが、通水濾過性シート10から形成された袋本体11、袋本体11の表裏の掛止部材20、及び袋本体11に充填された抽出材料を有する。袋本体11の上辺12が通水濾過性シートの折山で形成され、該上辺12に沿う横方向易開裂線2を有する。袋本体11の表裏の掛止部材20は連続した一枚の薄板状材料から形成され、その折山24と袋本体11の上辺12とが重なる。該表裏の掛止部材20は、展開図において該表裏の掛止部材にわたる切込25により形成された、袋本体11の上辺12から互い違いに突出する突出部21と、切込25の両端部から袋本体底辺14方向に伸びた一対の縦方向切込線26x、26yと、掛止部材20の下端辺に形成された切欠き部22を有する。
【選択図】図1A
特許請求の範囲
【請求項1】
通水濾過性シートから形成された袋本体、袋本体の対向する2面の外表面(以下、袋本体の表裏ともいう)に設けられた掛止部材、及び袋本体に充填された抽出材料を有するドリップバッグであって、
袋本体の上辺が通水濾過性シートの折山で形成され、袋本体は該上辺に沿う横方向易開裂線を有し、袋本体の表裏の掛止部材は一枚の薄板状材料から形成され、その折山と袋本体の上辺とが重なり、
袋本体の表裏の掛止部材は、その展開図において掛止部材の幅方向中央部で袋本体の表裏の掛止部材にわたる切込により形成された、袋本体の上辺から互い違いに突出する突出部、
前記展開図において切込の両端部から袋本体底辺方向に伸びた一対の縦方向切込線、
及び
該掛止部材の下端辺に形成された切欠き部
を有し、
掛止部材と袋本体との貼着部分を、少なくとも突出部の基部に有するドリップバッグ。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
掛止部材は、一対の縦方向切込線の下端同士の間に横折れ線を有する請求項1記載のドリップバッグ。
【請求項3】
袋本体に、掛止部材の縦方向切込線と重なる縦方向易開裂線が形成されている請求項1又は2記載のドリップバッグ。
【請求項4】
掛止部材と袋本体との貼着部分を、前記切込により形成された掛止部材の凹部に沿った部分に有する請求項1又は2記載のドリップバッグ。
【請求項5】
掛止部材と袋本体との貼着部分を、前記横折れ線に沿った部分に有する請求項2記載のドリップバッグ。
【請求項6】
前記展開図において、掛止部材の折山と交叉する円弧状の折れ線が、掛止部材の縦方向切込線と、掛止部材の側辺との間に形成されている請求項1又は2記載のドリップバッグ。
【請求項7】
袋本体の側辺と縦方向切込線の下端との距離が、袋本体の幅の20%~40%である請求項1又は2記載のドリップバッグ。
【請求項8】
掛止部材の側辺と縦方向切込線との間において、掛止部材と袋本体との貼着部分が、袋本体の上辺の端部と縦方向切込線の下端とを結ぶ直線よりも袋本体の上辺寄りにある請求項1又は2記載のドリップバッグ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、カップ等の容器に掛止することにより、容易にドリップ式でコーヒー、紅茶、緑茶、漢方薬等の抽出液を得られるようにするドリップバッグに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【0002】
一杯分のコーヒーの抽出を手軽に行えるようにすることを目的として、コーヒー粉が、通水濾過性シートで形成された袋本体に充填され、薄板状材料で形成された掛止部材が、袋本体をカップに掛止できるように袋本体に設けられている、使い捨てのドリップバッグが種々の製品形態で市場に出回っている。
【0003】
例えば、袋本体から引き起こし可能な掛止部を有する掛止部材を、袋本体の対向する2面の外表面(以下、袋本体の表裏ともいう)に設けたドリップバッグであって、袋本体の上辺を通水濾過性シートの折り山で形成し、該折り山に易開裂線を設けておき、袋本体の表裏の掛止部材の上端部に袋本体の上辺から互い違いに突出する突出部を設けたものが提案されている(特許文献1)。このドリップバッグは、製袋充填包装機を用いて工業的に安価に製造することができ、かつ、袋本体の表裏の掛止部材の突出部を摘まんでそれらを引き離すことにより、袋本体を容易に開口させることができる。
このドリップバッグでは、掛止部をカップに掛け、袋本体の開口部に注湯して抽出液を得る際に、袋本体が抽出液に浸ることとなる。
【0004】
一方、従来のペーパーフィルターとコーヒードリッパーを使用するハンドドリップでは、コーヒー抽出液を得るときにコーヒー粉がコーヒー抽出液に浸らない。そこで、使い捨てのドリップバッグにおいても、コーヒー粉を充填した袋本体が抽出液に浸らないようにするものがある。例えば、特許文献2、3に記載のドリップバッグでは、袋本体を支持する掛止部材の下端辺に切欠き部を設け、その切欠き部でカップの上縁部を挟み、抽出時に袋本体が抽出液に浸らないようにする(特許文献2、3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-78748号公報
特開平10―85136号公報
特開2009-262991号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、例えば図13に記載のドリップバッグ1Xのように、通水濾過性シート10で形成された袋本体11の上辺12にミシン目等の易開裂線を形成しておき、袋本体11の表裏に、薄板状材料で形成された掛止部材20を設け、その掛止部材20の上端に特許文献1に記載の突出部と同様に、袋本体の上辺12から互い違いに突出する突出部21a、21bを設け、下端に切欠き部22を形成し、掛止部材20と袋本体11との貼着部分Aを、図中斜めハッチングで示したように、突出部21a、21bよりも袋本体11の底辺14寄りで掛止部材20の上部領域に貼着すると、突出部21a、21bを互いに反対方向に引き離すことにより、袋本体11の上辺12が容易に開裂し、しかもカップの上縁部を挟むことで、抽出液に浸らないドリップバッグとすることができる。
【0007】
しかしながら、袋本体11の上辺12を開裂させ、切欠き部22でカップの上縁部を挟むことによりドリップバッグ1Xをカップにセットしても、袋本体11の対向する上辺12a、12bにより形成される袋本体の開口部15の開きの程度は小さい。そのため、開口部15に注湯することが困難となる。これは、このドリップバッグ1Xでは、掛止部材20の下端の切欠き部22でカップの上縁部を挟むことにより該ドリップバッグ1Xをカップに掛止させるため、特許文献1に記載の掛止部のような、袋本体11の胴部を互いに反対方向に引っ張る機構が無いことによる。
【0008】
そこで、本発明の課題は、特許文献1に記載のように、製袋充填包装機を用いて工業的に安価に製造することのできるドリップバッグにおいて、袋本体の開裂を容易にし、かつ開裂により形成される袋本体の開口部に、注湯に十分な開口面積を確保し、更にドリップバッグが抽出液に浸らない構成とすることに関する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、特許文献1に記載の突出部のように、袋本体の表裏の掛止部材を袋本体の上辺から突出させるが、対向する突出部の引き離しにより袋本体が開裂する上辺の範囲を、上辺全体ではなく中央部のみとし、開裂範囲の両側では表裏の掛止部材を連続させ、対向する突出部を引き離すと共に突出部を引き下げることにより、掛止部材に矩形の開口部が形成されるようにすると、注湯に十分な開口面積を開口部に確保できることを想到し、本発明を完成した。
【0010】
即ち、本発明は、通水濾過性シートから形成された袋本体、袋本体の対向する2面の外表面(以下、袋本体の表裏ともいう)に設けられた掛止部材、及び袋本体に充填された抽出材料を有するドリップバッグであって、
袋本体の上辺が通水濾過性シートの折山で形成され、袋本体は該上辺に沿う横方向易開裂線を有し、袋本体の表裏の掛止部材は一枚の薄板状材料から形成され、その折山と袋本体の上辺とが重なり、
袋本体の表裏の掛止部材は、その展開図において掛止部材の幅方向中央部で袋本体の表裏の掛止部材にわたる切込により形成された、袋本体の上辺から互い違いに突出する突出部、
前記展開図において切込の両端部から袋本体底辺方向に伸びた一対の縦方向切込線、
及び
該掛止部材の下端辺に形成された切欠き部
を有し、
掛止部材と袋本体との貼着部分を、少なくとも突出部の基部に有するドリップバッグを提供する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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