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公開番号2025128485
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-03
出願番号2024025157
出願日2024-02-22
発明の名称排熱システム
出願人三菱重工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B64D 33/08 20060101AFI20250827BHJP(航空機;飛行;宇宙工学)
要約【課題】航空機の飛行性能の低下を抑制しつつ、航空機で発生する熱を適切に排熱する排熱システムを提供する。
【解決手段】航空機で発生する熱を排熱する排熱システムであって、前記航空機は、吸気ダクトから取り込んだ空気をエンジンへ向かって流通させる吸気流路を有しており、前記吸気流路と前記エンジンとの間に形成される空間に設けられ、前記エンジンとの間に隙間を設けて前記吸気流路の内壁側に固定される熱交換器を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
航空機で発生する熱を排熱する排熱システムであって、
前記航空機は、吸気ダクトから取り込んだ空気をエンジンへ向かって流通させる吸気流路を有しており、
前記吸気流路と前記エンジンとの間に形成される空間に設けられ、前記エンジンとの間に隙間を設けて前記吸気流路の内壁側に固定される熱交換器を備える排熱システム。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記吸気流路は、流路断面が円形状となっており、
前記熱交換器は、前記吸気流路の内壁に沿って円弧状に設けられている請求項1に記載の排熱システム。
【請求項3】
前記熱交換器は、複数設けられ、液相の冷媒が流通する液冷式の熱交換器と、気相の冷媒が流通する空冷式の熱交換器と、を含み、
前記液冷式の熱交換器は、前記液相の冷媒が水の場合、前記空冷式の熱交換器に比べて、前記吸気流路の上流側に配置される請求項1に記載の排熱システム。
【請求項4】
前記熱交換器へ向けて空気を案内する可動式のベーンを、さらに備える請求項1に記載の排熱システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、航空機の排熱システムに関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、航空機の排熱システムとして、航空機内部の与圧空気を排出する機外排出口に熱交換器が配設された航空機搭載用冷凍機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実全平1-144763号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
航空機に搭載される電子機器は、性能向上が求められており、性能向上に伴って発熱量が増加することにより、要求される冷却性能が増加する。冷却性能を増加させるには、航空機に取り込む空気を増大させるために、航空機に設けられる吸気口の開口を大きくする必要がある。しかしながら、吸気口の開口を大きくすると、航空機の飛行性能が低下する可能性がある。
【0005】
そこで、本開示は、航空機の飛行性能の低下を抑制しつつ、航空機で発生する熱を適切に排熱することができる排熱システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の排熱システムは、航空機で発生する熱を排熱する排熱システムであって、前記航空機は、吸気ダクトから取り込んだ空気をエンジンへ向かって流通させる吸気流路を有しており、前記吸気流路と前記エンジンとの間に形成される空間に設けられ、前記エンジンとの間に隙間を設けて前記吸気流路の内壁側に固定される熱交換器を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、航空機の飛行性能の低下を抑制しつつ、航空機で発生する熱を適切に排熱することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第一実施形態に係る排熱システムに関する図である。
図2は、排熱システムの熱交換器周りを模式的に示す側面図である。
図3は、排熱システムの熱交換器周りを模式的に示す断面図である。
図4は、第二実施形態に係る排熱システムに関する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本開示に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの開示が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能であり、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせることも可能である。
【0010】
[第一実施形態]
第一実施形態に係る排熱システムは、航空機で発生する熱を排出するためのシステムである。図1を参照して、排熱システムについて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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