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公開番号2025128565
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-03
出願番号2024025295
出願日2024-02-22
発明の名称回転機械
出願人三菱重工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類F16C 33/66 20060101AFI20250827BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】危急軸受が受ける負荷を低減させることができる回転機械を提供する。
【解決手段】回転機械は、軸線方向に延びる回転軸と、前記回転軸を前記軸線回りに回転駆動する電動機と、前記回転軸の外周面を非接触状態で支持するラジアル磁気軸受と、前記ラジアル磁気軸受の非作動時に前記回転軸を支持する危急軸受と、前記回転軸の外周面及び前記危急軸受の内周面の少なくとも一方に周方向にわたって設けられて固体潤滑剤を含む潤滑層と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
軸線方向に延びる回転軸と、
前記回転軸を前記軸線回りに回転駆動する電動機と、
前記回転軸の外周面を非接触状態で支持するラジアル磁気軸受と、
前記ラジアル磁気軸受の非作動時に前記回転軸を支持する危急軸受と、
前記回転軸の外周面及び前記危急軸受の内周面の少なくとも一方に周方向にわたって設けられて固体潤滑剤を含む潤滑層と、
を備える回転機械。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記危急軸受は、
外輪と、
前記外輪の径方向の内側に設けられた内輪と、
前記外輪と前記内輪との間に周方向に複数が設けられた転動体と、
を備える請求項1に記載の回転機械。
【請求項3】
前記内輪の前記軸線方向の幅は、前記外輪の前記軸線方向の幅よりも小さい、請求項2に記載の回転機械。
【請求項4】
前記内輪の前記周方向の厚さは、前記外輪の前記周方向の厚さよりも小さい、請求項2に記載の回転機械。
【請求項5】
前記内輪を構成する材料の比重が、前記外輪を構成する材料の比重よりも小さい、請求項2に記載の回転機械。
【請求項6】
前記危急軸受は、
前記外輪と前記内輪との間で前記周方向に延びて、各前記転動体が収容された収容部を有する保持器をさらに備え、
前記転動体が、前記外輪及び前記内輪の双方に当接している請求項2に記載の回転機械。
【請求項7】
前記固体潤滑剤は、DLC、CNx、PTFE、のうち少なくとも1つを含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の回転機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、回転機械に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
ターボ冷凍機に適用されるターボ圧縮機のような回転機械として、電動機のロータが固定された回転軸をラジアル磁気軸受により非接触状態で支持する構造が知られている。磁気軸受は複数の電磁石コイルを備えており、回転軸を電磁石コイルの吸引力によって支持する。ラジアル磁気軸受を備える回転機械は、ラジアル磁気軸受の停止時や異常時に回転軸を支持する軸受である危急軸受(補助軸受、タッチダウン軸受)を設けるのが一般的である。
【0003】
例えば特許文献1には、回転軸を軸支する主軸受として磁気軸受を備え、補助軸受としてグリスレスの転がり軸受を使用した圧縮機が開示されている。グリスレスの転がり軸受を用いることで、グリスを溶解させてしまう冷媒が使用される場合であっても、転がり軸受の性能を維持することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-161923号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、タッチダウンする際に危急軸受へ加わる衝撃負荷及び振れ回りによる遠心力が大きいため、危急軸受が受ける負荷が大きくなる。
【0006】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、危急軸受が受ける負荷を低減させることができる回転機械を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示に係る回転機械は、軸線方向に延びる回転軸と、前記回転軸を前記軸線回りに回転駆動する電動機と、前記回転軸の外周面を非接触状態で支持するラジアル磁気軸受と、前記ラジアル磁気軸受の非作動時に前記回転軸を支持する危急軸受と、前記回転軸の外周面及び前記危急軸受の内周面の少なくとも一方に周方向にわたって設けられて固体潤滑剤を含む潤滑層と、を含む。
【発明の効果】
【0008】
本開示の回転機械によれば、危急軸受が受ける負荷を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の実施形態に係る回転機械としてのターボ圧縮機の全体構成を示す縦断面図である。
図1の要部拡大図である。
本開示の第一実施形態の第一変形例に係る回転機械としてのターボ圧縮機の全体構成を示す縦断面の要部拡大図である。
本開示の第一実施形態の第二変形例に係る回転機械としてのターボ圧縮機の全体構成を示す縦断面の要部拡大図である。
本開示の第二実施形態に係る回転機械としてのターボ圧縮機の全体構成を示す縦断面の要部拡大図である。
本開示の第三実施形態に係る回転機械としてのターボ圧縮機の全体構成を示す縦断面の要部拡大図である。
本開示の第四実施形態に係る危急軸受及び回転軸を軸線方向から見た構成示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<第一実施形態>
以下、本開示に係る回転機械としてのターボ圧縮機の第一実施形態について、図1及び図2を参照して詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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