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公開番号2025165154
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-04
出願番号2024069087
出願日2024-04-22
発明の名称燃料製造システム、及び燃料製造方法
出願人三菱重工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類C10G 2/00 20060101AFI20251027BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約【課題】燃料を製造する際に使用するエネルギーを低減する。
【解決手段】燃料製造システムは、バイオマスを加水分解して、改質物を生成する加水分解装置と、改質物をガス化して、水素及び一酸化炭素を含む原料ガスを生成するガス化装置と、原料ガスを含む合成ガスをFT合成して、燃料を生成する合成装置と、合成装置と、合成ガスに含まれるガスを生成するための装置とを熱交換して、合成装置で燃料を生成する際に発生する熱により装置を加熱する熱交換器と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
バイオマスを加水分解して、改質物を生成する加水分解装置と、
前記改質物をガス化して、水素及び一酸化炭素を含む原料ガスを生成するガス化装置と、
前記原料ガスを含む合成ガスをFT(フィッシャー・トロプシュ)合成して、燃料を生成する合成装置と、
前記合成装置と、前記合成ガスに含まれるガスを生成するための装置とを熱交換して、前記合成装置で前記燃料を生成する際に発生する熱により前記装置を加熱する熱交換器と、
を有する、
燃料製造システム。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記熱交換器は、前記合成装置と前記加水分解装置とを熱交換する、
請求項1に記載の燃料製造システム。
【請求項3】
前記バイオマスとは異なるバイオマスを乾燥させて乾燥バイオマスを生成する乾燥装置を更に有し、
前記ガス化装置は、前記乾燥バイオマスと前記改質物とを加熱することでガス化して、前記原料ガスを生成する、
請求項1又は請求項2に記載の燃料製造システム。
【請求項4】
前記熱交換器は、前記合成装置と前記乾燥装置とを熱交換して、前記乾燥装置を加熱する、
請求項3に記載の燃料製造システム。
【請求項5】
前記乾燥装置と前記加水分解装置とを熱交換して、前記乾燥装置の余熱により前記加水分解装置を加熱する補助熱交換器を更に有する、
請求項4に記載の燃料製造システム。
【請求項6】
前記燃料製造システムの運転条件に基づき、前記ガス化装置への前記乾燥バイオマスの投入を制御する制御装置を更に有する、
請求項3に記載の燃料製造システム。
【請求項7】
前記制御装置は、前記ガス化装置の温度が所定の閾値以下である場合に、前記ガス化装置へ前記乾燥バイオマスを投入させる、
請求項6に記載の燃料製造システム。
【請求項8】
水から水素を生成する水素生成装置と、
前記原料ガスと前記水素とを混合して前記合成ガスとする混合部とを更に含む、
請求項1又は請求項2に記載の燃料製造システム。
【請求項9】
前記ガス化装置と前記水素生成装置とを熱交換して、前記ガス化装置の余熱により前記水素生成装置を加熱する補助熱交換器を更に有する、
請求項8に記載の燃料製造システム。
【請求項10】
前記燃料製造システムの運転条件に基づき、前記水素の供給を制御する制御装置を更に有する、
請求項8に記載の燃料製造システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、燃料製造システム、及び燃料製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
バイオマス資源などから燃料を製造する技術が知られている。例えば特許文献1には、バイオマス資源をガス化し、ガス化により生成されたガスをFT合成して、バイオジェット燃料を製造する旨が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-145337号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、燃料を製造する際に使用するエネルギーを低減することが求められている。
【0005】
本開示は、燃料を製造する際に使用するエネルギーを低減可能な燃料製造システム、及び燃料製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る燃料製造システムは、バイオマスを加水分解して、改質物を生成する加水分解装置と、前記改質物をガス化して、水素及び一酸化炭素を含む原料ガスを生成するガス化装置と、前記原料ガスを含む合成ガスをFT(フィッシャー・トロプシュ)合成して、燃料を生成する合成装置と、前記合成装置と、前記合成ガスに含まれるガスを生成するための装置とを熱交換して、前記合成装置で前記燃料を生成する際に発生する熱により前記装置を加熱する熱交換器と、を有する。
【0007】
本開示に係る燃料製造方法は、バイオマスを加水分解して改質物を生成するステップと、前記改質物をガス化して、水素及び一酸化炭素を含む原料ガスを生成するステップと、前記原料ガスを含む合成ガスをFT(フィッシャー・トロプシュ)合成して、燃料を生成するステップと、前記燃料を生成する際に発生する熱により、前記合成ガスに含まれるガスを生成するための装置を加熱するステップと、を含む。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、燃料を製造する際に使用するエネルギーを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1実施形態に係る燃料製造システムの模式的なブロック図である。
図2は、本実施形態に係る熱交換器の一例を示す模式図である。
図3は、本実施形態に係る燃料の製造方法の処理フローを説明するフローチャートである。
図4Aは、第2実施形態に係る燃料製造システムの模式的なブロック図である。
図4Bは、第2実施形態の他の例に係る燃料製造システムの模式的なブロック図である。
図5Aは、第2実施形態の変形例に係る燃料製造システムの模式的なブロック図である。
図5Bは、第2実施形態の変形例の他の例に係る燃料製造システムの模式的なブロック図である。
図6は、第3実施形態に係る燃料製造システムの模式的なブロック図である。
図7は、第3実施形態の第1変形例に係る燃料製造システムの模式的なブロック図である。
図8は、第3実施形態の第2変形例に係る燃料製造システムの模式的なブロック図である。
図9は、第4実施形態に係る燃料製造システムの模式的なブロック図である。
図10は、第4実施形態の変形例に係る燃料製造システムの模式的なブロック図である。
図11は、第5実施形態に係る燃料製造システムの模式的なブロック図である。
図12は、第5実施形態の変形例に係る燃料製造システムの模式的なブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に添付図面を参照して、本開示の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
(【0011】以降は省略されています)

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