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公開番号
2025035861
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-14
出願番号
2023143171
出願日
2023-09-04
発明の名称
外れ止め付きフック
出願人
株式会社キトー
代理人
IAT弁理士法人
主分類
B66C
1/36 20060101AFI20250307BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】ワイヤロープをフックに引っ掛ける動作を簡素化した外れ止め付きフックを提供する。
【解決手段】基部22と先端部23とを有するフック本体2と、一端が基部22に枢支され、他端が先端部23の内側に当接して開口部24を閉塞する位置から、フック本体2の内方へ離間して開口部24を開放する位置までの間で回動可能なメインラッチ3と、メインラッチ3に枢支され、一端が基部22へ向けて延設され他端が先端部23の外側または頂点に当接し、開放位置であるとき、一端が基部22の内側部22bに当接して他端が先端部23の外側から離間した位置にあるサブラッチ4と、サブラッチ4を付勢することでメインラッチ3を閉塞位置となる方向に付勢する付勢手段5と、を備える外れ止め付きフックは、メインラッチ3が回動するのに伴ってサブラッチ4も回動し、サブラッチ4の一端が基部22に沿って内方へ摺動しながら他端が先端部23の外側から離間する。
【選択図】図1A
特許請求の範囲
【請求項1】
基部と、前記基部と対向して前記基部との間に開口部を形成する先端部と、を有するフック本体と、
一端が前記基部に枢支され、他端が前記先端部の内側に当接して前記開口部を閉塞する閉塞位置から、前記フック本体の内方へ離間して前記開口部を開放する開放位置までの間で回動可能なメインラッチと、
前記メインラッチに枢支され、前記メインラッチが前記閉塞位置であるとき、一端が前記基部へ向けて延設され他端が前記先端部の外側または頂点に当接し、前記メインラッチが前記開放位置であるとき、一端が前記基部の内側部に当接して他端が前記先端部の外側から離間した位置にあるサブラッチと、
前記サブラッチを付勢することで、前記サブラッチを枢支する軸を介して前記メインラッチを前記閉塞位置となる方向に付勢する付勢手段と、
を備え、
前記メインラッチが前記閉塞位置から前記開放位置まで前記付勢手段の付勢力に抗して回動するのに伴って、前記サブラッチも前記軸を中心として回動し、前記サブラッチの一端が前記基部に沿って内方へ摺動しながら、前記サブラッチの他端が前記先端部の外側から離間して前記開口部を開放する
ことを特徴とする外れ止め付きフック。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の外れ止め付きフックにおいて、
前記メインラッチの他端は、前記メインラッチの幅方向に幅広なフランジ部を有する
ことを特徴とする外れ止め付きフック。
【請求項3】
請求項1に記載の外れ止め付きフックにおいて、
前記付勢手段はねじりコイルバネであり、前記サブラッチを枢支する前記軸に巻き掛けられ、
単一の前記ねじりコイルバネが前記サブラッチの一端と前記メインラッチの他端とを相互に付勢する
ことを特徴とする外れ止め付きフック。
【請求項4】
請求項1に記載の外れ止め付きフックにおいて、
前記サブラッチは、前記メインラッチの左右両側を挟み込んだ状態で前記軸に枢支される
ことを特徴とする外れ止め付きフック。
【請求項5】
請求項1に記載の外れ止め付きフックにおいて、
前記サブラッチは線材から形成される
ことを特徴とする外れ止め付きフック。
【請求項6】
請求項1に記載の外れ止め付きフックにおいて、
前記先端部の外側には、前記メインラッチが前記閉塞位置にあるとき、前記サブラッチの他端が係合する係合部が形成されている
ことを特徴とする外れ止め付きフック。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、外れ止め付きフックに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
巻上機の下フックやスリングフックのような、一般的に用いられているフックは、アーム状のフックラッチと呼ばれるワイヤロープ等の外れ止めのための部材をフックの開口部に有している。フックラッチは、バネ等でフックの開口部を閉じる方向に付勢され、フックに掛けられたワイヤロープの輪(アイ)などがフックから外れることを防止する。
【0003】
しかし、フックを下降させているときに、ワイヤロープを介してフックに吊り下げられた吊り荷が着地すると、ワイヤロープが無負荷状態となり、アイがフック内でせり上がり、ヨレや風などで揺動する場合がある。これにより、アイの一部がフックの外側上方に回り込み、アイがフックラッチだけに引っ掛かった状態となることがある。この状態でもう一度ワイヤロープに荷重がかかると、フックラッチが下方へ回動され、アイがフックから脱落する可能性がある。このような現象は、一般的には、「知恵の輪現象」または「背抜け現象」と称されている。
【0004】
また、フックが吊り荷を吊り下げた状態で上昇中、フックの先端が障害物に下方から接触すると、フックラッチがバネ力に抗して押し下がる場合がある。これにより、吊り荷の上昇が止まるとともに吊り荷が大きく揺動して、フックとフックラッチとの隙間からアイが脱落する可能性がある。このような現象は、「フック先端引っ掛かり現象」と称される。
【0005】
特許文献1は、フックラッチとして作動する主外れ止めと、主外れ止めに対して回動自在に取り付けられた副外れ止めと、主外れ止めがフックを閉じる方向に副外れ止めを付勢する副ねじりばねと、を備えるフックを開示している。このようなフックでは、アイが捻じれてフックの外側に回り込んだ場合、アイが副外れ止めを下方へ押し込む方向へ力が作用するが、副外れ止めは下方へ回動しない。これにより、副外れ止めに取り付けられた主外れ止めは回動せず、主外れ止めとフックとの間に隙間が形成されないので、アイがフックから脱落することを防止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第6350732号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献1では、主外れ止めをフック本体の開口部を閉塞する方向に付勢する主ねじりばねと、主外れ止めに回動可能に枢支される副外れ止めをフック本体の開口部を閉塞する方向に付勢する副ねじりばねと、の2つのバネをそれぞれ独立して備える必要がある。よって、部品点数の増加と、それに伴う製造工程の増加により、外れ止め機構のコストが上昇する。
【0008】
また、副外れ止めが、主外れ止めに枢支される枢支軸を境に、上方を凸とするように比較的大きな角度で曲折している。これにより、副外れ止めを引き上げて開口部を最大限に開口させたとしても、副外れ止めにおけるフック本体の先端部側は、先端部との間に十分な隙間を確保することが難しい。よって、副外れ止めとフック本体の先端部との間にワイヤロープを引っ掛ける際に、ワイヤロープが先端部の外側ではなく内側に引っ掛かるようにするために余分な動作を必要とするため、引っ掛け作業が煩雑になる。
【0009】
また、フック本体に引っ掛けることができるワイヤロープの径が、外れ止め機構のないフック本体と比べて小径のものに制限されるので、フック本体の汎用性が低下する。
【0010】
また、特許文献1のフックでは、フックが吊り荷を吊り下げた状態で上昇中、フックの先端が障害物に下方から接触したとき、副外れ止めとフックの先端部との間に段差があるので、吊り荷が大きく揺動する恐れがある。
(【0011】以降は省略されています)
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