TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025036313
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-14
出願番号
2024146655
出願日
2024-08-28
発明の名称
コンピュータプログラム、運転支援装置、運転支援システム及び運転支援方法
出願人
株式会社タクマ
代理人
個人
,
個人
主分類
C02F
11/00 20060101AFI20250307BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】含水率計測器を用いることなく、汚泥乾燥機の運転時の汚泥の状態を連続的に把握できるコンピュータプログラム、運転支援装置、運転支援システム及び運転支援方法を提供する。
【解決手段】コンピュータプログラムは、汚泥が撹拌搬送される汚泥乾燥機内部を撮影した時系列の画像を取得し、取得した時系列の画像それぞれで複数の領域に分割した分割画像を特定し、特定した分割画像それぞれでの汚泥の有無を判定し、汚泥の有無の判定結果に基づいて汚泥量を算出する、処理をコンピュータに実行させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
汚泥が撹拌搬送される汚泥乾燥機内部を撮影した時系列の画像を取得し、
取得した時系列の画像それぞれで複数の領域に分割した分割画像を特定し、
特定した分割画像それぞれでの汚泥の有無を判定し、
汚泥の有無の判定結果に基づいて汚泥量を算出する、
処理をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
所定時間に亘って前記分割画像それぞれの汚泥の有無を判定し、
前記所定時間で汚泥ありと判定された分割画像に対して、前記所定時間での判定回数に対する汚泥ありと判定した回数の割合に基づいて、前記所定時間での汚泥量を算出する、
処理をコンピュータに実行させる請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項3】
算出した汚泥量に基づいて汚泥の含水率を算出する、
処理をコンピュータに実行させる請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項4】
汚泥乾燥機内部が撮影された分割画像を入力した場合、汚泥の有無を判定する学習モデルに、特定した分割画像を入力して、前記特定した分割画像での汚泥の有無を判定する、
処理をコンピュータに実行させる請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項5】
特定した分割画像に基づいて汚泥を表す特徴点を抽出し、
抽出した特徴点の数に基づいて前記特定した分割画像での汚泥の有無を判定する、
処理をコンピュータに実行させる請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項6】
汚泥を撹拌搬送する伝熱翼間の領域の画像を分割画像として特定する、
処理をコンピュータに実行させる請求項4又は請求項5に記載のコンピュータプログラム。
【請求項7】
特定した分割画像の画素値に基づいて汚泥の有無を判定する、
処理をコンピュータに実行させる請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項8】
汚泥を撹拌搬送する伝熱翼の回転軸方向と直交する方向に沿って並んだ領域の画像を複数の分割画像として特定する、
処理をコンピュータに実行させる請求項7に記載のコンピュータプログラム。
【請求項9】
汚泥乾燥機に投入される汚泥を搬送するコンベヤを撮影した時系列の画像を取得し、
取得した時系列の画像に基づいて前記コンベヤ上の汚泥が落下する落下位置を特定し、
特定した落下位置に基づいて汚泥の含水率を算出する、
処理をコンピュータに実行させる請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項10】
取得した時系列の画像に基づいて汚泥を表す特徴点を抽出し、
第1時点の画像で抽出した第1特徴点と、前記第1時点より後の第2時点の画像で抽出した前記第1特徴点に対応する第2特徴点との相対位置に基づいて汚泥が落下する落下位置を特定する、
処理をコンピュータに実行させる請求項9に記載のコンピュータプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンピュータプログラム、運転支援装置、運転支援システム及び運転支援方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
下水汚泥は、遠心分離機等の脱水機で所定の含水率(例えば、80%など)以下に脱水して脱水汚泥(脱水ケーキともいう)とし、埋め立て処分される場合が多い。一方で埋め立て処分場の受入容量は年々少なくなってきているため、脱水汚泥を汚泥乾燥機に投入して所要範囲内(例えば、40~50%など)の乾燥汚泥にしてから焼却炉に投入して焼却している。
【0003】
特許文献1には、円筒ボウルとスクリュー羽根を備え、汚泥の搬送速度と転動速度が設定可能な汚泥乾燥機が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-199470号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1のような汚泥乾燥機においては、乾燥汚泥の含水率が所要範囲内になるように、汚泥乾燥機のケーシングに設けられた覗き窓から内部の汚泥の状態を目視で確認している場合が多い。しかし、汚泥乾燥機の運転中に常に目視で確認することは現実的でない。一方、汚泥乾燥機に投入される脱水汚泥の含水率や汚泥乾燥機から排出される乾燥汚泥の含水率を計測できる含水率計測器があるが、高価であって計測精度が十分でないため、実際には含水率計測器を使用しない場合が多い。
【0006】
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、含水率計測器を用いることなく、汚泥乾燥機の運転時の汚泥の状態を連続的に把握できるコンピュータプログラム、運転支援装置、運転支援システム及び運転支援方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、コンピュータプログラムは、汚泥が撹拌搬送される汚泥乾燥機内部を撮影した時系列の画像を取得し、取得した時系列の画像それぞれで複数の領域に分割した分割画像を特定し、特定した分割画像それぞれでの汚泥の有無を判定し、汚泥の有無の判定結果に基づいて汚泥量を算出する、処理をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、含水率計測器を用いることなく、汚泥乾燥機の運転時の汚泥の状態を連続的に把握できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態の運転支援システムの構成の一例を示す図である。
汚泥乾燥機の内部の構造の一例を示す図である。
運転支援装置の構成の第1例を示す図である。
カメラで撮影する汚泥乾燥機の内部の一例を示す図である。
学習モデルによる処理の一例を示す図である。
分割画像での汚泥の有無の判定の一例を示す図である。
汚泥量の算出方法の一例を示す図である。
汚泥量の推移の一例を示す図である。
汚泥量と含水率との関係の一例を示す図である。
画像処理部による特徴点のトラッキング方法の一例を示す図である。
特徴点に基づく分割画像での汚泥の有無の判定の一例を示す図である。
カメラで撮影する汚泥乾燥機の内部の一例を示す図である。
分割画像での汚泥の有無の判定の一例を示す図である。
汚泥量の算出方法の一例を示す図である。
汚泥乾燥機から排出される汚泥を搬送するコンベヤをカメラで撮影した画像を示す。
色成分と含水率との対応関係を示す関係情報の一例を示す図である。
汚泥乾燥機に投入される汚泥を搬送するコンベヤから分配機に落下する汚泥の様子の一例を示す図である。
汚泥のコンベヤからの落下位置を特定する方法の一例を示す図である。
汚泥の落下位置と付着度又は含水率との関係を示す図である。
汚泥乾燥機内部の汚泥量の推移の表示例を示す図である。
汚泥の含水率の推移の表示例を示す図である。
汚泥乾燥機の運転制御画面の一例を示す図である。
運転支援装置による処理手順の第1例を示す図である。
運転支援装置による処理手順の第2例を示す図である。
運転支援装置による処理手順の第3例を示す図である。
運転支援装置の構成の第2例を示す図である。
汚泥乾燥機から排出される汚泥を搬送するコンベヤをカメラで撮影した画像を示す。
学習モデルによる処理の一例を示す図である。
クラス分類された画像の一例を示す図である。
クラスとスケールとの対応関係の一例を示す図である。
各スケールにおける汚泥の画像の一例を示す図である。
汚泥の状態の一例を示す図である。
スケールと汚泥の含水率との対応関係の一例を示す図である。
運転支援装置による処理手順の第4例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態の運転支援システムの構成の一例を示す図である。運転支援システムは、運転支援装置50を備え、汚泥処理システム内の汚泥乾燥機30の運転を支援する。汚泥処理システムは、脱水機10、汚泥乾燥機30、焼却炉20、コンベヤ11、12、13、汚泥投入のための分配機15などを備える。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社タクマ
二酸化炭素回収装置
6日前
株式会社タクマ
廃棄物搬送システム及び廃棄物回収方法
23日前
株式会社タクマ
固体炭素製造装置、及び固体炭素製造方法
5日前
株式会社タクマ
燃焼排ガス中のCO2分離回収装置を備える燃焼施設
7日前
日本ソリッド株式会社
礫間浄化体
20日前
栗田工業株式会社
水質浄化システム
5日前
ユキエンジニアリング株式会社
浮上物回収装置
6日前
日機装株式会社
流水殺菌装置および流水殺菌方法
5日前
日星電気株式会社
発熱部品の保護構造、及び液体処理装置
5日前
オルガノ株式会社
水処理方法及び水処理システム
6日前
エスエヌエフ・グループ
新規な汚泥脱水方法
9日前
水ing株式会社
水処理方法及び水処理装置
22日前
株式会社川本製作所
連結管及び薬液注入装置
22日前
ダイハツ工業株式会社
バイオガス生成システム
15日前
イビデン株式会社
アミン廃液の濃縮方法
22日前
WOTA株式会社
生物の活性管理システム
14日前
カーボントレードネオ株式会社
排水処理装置
22日前
クボタ環境エンジニアリング株式会社
除去方法および除去装置
20日前
パナソニックIPマネジメント株式会社
水電解システム
5日前
三菱ケミカル・クリンスイ株式会社
浄水器用カートリッジおよび浄水器
7日前
クボタ環境エンジニアリング株式会社
運転方法およびカルシウム除去装置
20日前
株式会社ササクラ
被処理水の濃縮方法および濃縮装置
7日前
日機装株式会社
流体殺菌装置および流体殺菌装置の製造方法
15日前
株式会社ジェイテクト
発酵装置
15日前
オルガノ株式会社
水処理方法及び水処理装置
13日前
WOTA株式会社
生物槽管理システム、生物槽管理方法及び生物槽管理プログラム
14日前
WOTA株式会社
生物の活性管理システム
7日前
株式会社ジェイテクト
発酵装置及び微生物担体の製造方法
15日前
オルガノ株式会社
水処理方法及び水処理装置並びに水処理装置の設計方法
13日前
株式会社合同資源
イオン選択透過特性を持つ炭化水素系アニオン交換膜を備える電気透析装置の運転方法
20日前
エスケー イノベーション カンパニー リミテッド
水処理用酸化電極及びそれを含む水処理システム
20日前
インテグリス・インコーポレーテッド
精製水を生成するための濾過膜、システム、および方法
7日前
バイオファウリング テクノロジーズ,インコーポレイテッド
バイオファウリング保護
27日前
WOTA株式会社
生物処理システム、生物処理装置、水浄化システム、生物処理方法及び水浄化方法
21日前
水ing株式会社
難分解性物質吸着用カートリッジフィルタ装置、難分解性物質の除去システム、難分解性物質の除去方法及びカートリッジフィルタ装置の含水率低減方法
23日前
株式会社合同資源
フッ化物イオンとリン酸イオンの選択除去性を持つ無機系凝集剤によるヨウ素成分含有水溶液の製造方法、無機系凝集剤、およびリサイクル水溶液
20日前
続きを見る
他の特許を見る