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公開番号
2025040248
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-24
出願番号
2023147052
出願日
2023-09-11
発明の名称
水素ガスの製造方法
出願人
北越コーポレーション株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C01B
3/02 20060101AFI20250314BHJP(無機化学)
要約
【課題】 安価で生産効率に優れた水素ガスの製造方法を提供すること。
【解決手段】 バイオマスと触媒とを混合して加熱することによって水素ガスを発生させる水素ガスの製造方法であって、前記バイオマスが化学パルプ及び/又は木綿を含有することを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
バイオマスと触媒とを混合して加熱することによって水素ガスを発生させる水素ガスの製造方法であって、前記バイオマスが化学パルプ及び/又は木綿を含有することを特徴とする水素ガスの製造方法。
続きを表示(約 300 文字)
【請求項2】
前記バイオマスの含有水分率が70重量%以下であることを特徴とする請求項1に記載の水素ガスの製造方法。
【請求項3】
前記化学パルプ及び/又は木綿が、前記バイオマス全量に対して30重量%以上含まれていることを特徴とする請求項1に記載の水素ガスの製造方法。
【請求項4】
前記化学パルプが、前記バイオマス全量に対して70重量%以上含まれていることを特徴とする請求項1又は2に記載の水素ガスの製造方法。
【請求項5】
前記化学パルプが、前記バイオマス全量に対して100重量%含まれていることを特徴とする請求項1又は2に記載の水素ガスの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水素ガスの製造方法に係り、特に、安価で生産効率に優れた水素ガスの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、地球温暖化に伴う環境悪化が深刻な問題になっており、従来のエネルギー生産方法では生産過程において二酸化炭素が多量に発生し、ますます地球温暖化に拍車をかける要因となっている。そのため、カーボンニュートラルの観点から、木材等のバイオマスを使用した発電や燃料製造などの研究が活発に行われている。なお、ここで「バイオマス」とは、再生可能な生物由来の有機性資源で、化石資源を除いたものをいう。
【0003】
しかしながら、更に近年になってトウモロコシのような食料用植物由来のバイオマスの使用については食料との競合問題が発生しつつあり、これに伴って、水素を原料とした燃料電池や水素発電などの研究が活発になってきている。水素を燃料として使用した場合には二酸化炭素が排出されないため、水素燃料は地球環境に優しいとされている。その一方で、現在の主な水素の製造方法である水の電気分解による水素の製造方法は、電気を多く使用するためエネルギー効率に劣り、結果的に環境に優しくないものである。以上の点を踏まえて、バイオマスから水素を製造することができれば、カーボンニュートラルかつ二酸化炭素の発生しない地球環境に非常に優しい燃料になると考えられる。
【0004】
バイオマスから水素ガスを製造する方法としては、バイオマスに触媒を添加し、所定温度に加熱して水素ガスを製造する方法が開示されている(特許文献1~3を参照)。しかしながら、現実的には原料となるバイオマスは様々な有機物の集合体であるため、水素ガス製造時にタール等の不要物が大量に発生して、水素ガスの製造効率を低下させると考えられる。また、バイオマスの純水物質(例えば純粋セルロース)を原料とする場合は、抽出にかかるコストが高くなり、現実的ではない。このため、今後安価な水素ガスを安定して製造、供給するためには、水素ガスの製造効率に優れる原料を使用することが必要だと考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-018955号公報
特開2011-173967号公報
特開平08-59202号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上述の問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、安価で生産効率に優れた水素ガスの製造方法を提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的並びに作用効果については、以下の記述を参照することにより、当業者であれば容易に理解されるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、バイオマスと触媒とを混合して加熱することによって水素ガスを発生させる水素ガスの製造方法であって、前記バイオマスが化学パルプ及び/又は木綿を含有することを特徴とする。すなわち、化学パルプ及び/又は木綿を含む原料を触媒と混合させ、加熱することによって水素ガスを発生させるものである。
【0009】
このような構成によれば、化学パルプ及び木綿はリグニンを殆ど含まず、木材や機械パルプ等の他のセルロース含有バイオマスよりもセルロース純度が高いため、水素ガスの製造効率に優れるものと考えられる。また、アンモニアや硫化水素ガスの様な、燃料電池における禁忌ガスも発生しにくい。
【0010】
また、本発明の好ましい実施の形態においては、前記バイオマスの含有水分率が70重量%以下であってもよい。このような構成によれば、水素ガスの発生効率がより向上する。
(【0011】以降は省略されています)
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