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公開番号
2025041403
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-26
出願番号
2023148679
出願日
2023-09-13
発明の名称
板状コンクリート部材の製造方法および板状コンクリート部材
出願人
大和ハウス工業株式会社
,
ヨシコン株式会社
,
丸高コンクリート工業株式会社
代理人
個人
主分類
B28B
1/14 20060101AFI20250318BHJP(セメント,粘土,または石材の加工)
要約
【課題】鏝で均す作業手間を軽減でき、また、反りを抑制できる板状コンクリート部材およびその製造方法を提供する。
【解決手段】板状コンクリート部材1は、骨材と硬化材と水とを含有する第1流動性材が時間経過で硬化した表側の第1層板部11と、骨材と硬化材と水とを含有し、上記第1流動性材よりも高い流動性を有する第2流動性材が時間経過で硬化した裏側の第2層板部12と、を備える。この板状コンクリート部材1の製造では、型枠内に上記第1流動性材を打設し、当該第1流動性材の硬化中であってコールドジョイントを生じさせない段階で、上記第1流動性材上に上記第2流動性材を打設する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
骨材と硬化材と水とを含有する第1流動性材が時間経過で硬化した表側の第1層板部と、骨材と硬化材と水とを含有し、上記第1流動性材よりも高い流動性を有する第2流動性材が時間経過で硬化した裏側の第2層板部と、を備える板状コンクリート部材の製造方法であって、型枠内に上記第1流動性材を打設し、当該第1流動性材の硬化中であってコールドジョイントを生じさせない段階で、上記第1流動性材上に上記第2流動性材を打設することを特徴とする板状コンクリート部材の製造方法。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の板状コンクリート部材の製造方法において、上記型枠内の底面に化粧部材を敷いて、当該型枠内に上記第1流動性材を打設することを特徴とする板状コンクリート部材の製造方法。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の板状コンクリート部材の製造方法において、上記第1流動性材よりも上記第2流動性材の方が上記硬化材について富調合であることを特徴とする板状コンクリート部材の製造方法。
【請求項4】
請求項1に記載の板状コンクリート部材の製造方法において、上記第1流動性材は上記硬化材がセメントである生コンクリートであり、上記第2流動性材は上記硬化材がセメントであるモルタルペーストであることを特徴とする板状コンクリート部材の製造方法。
【請求項5】
骨材と硬化材と水とを含有する第1流動性材が時間経過で硬化した表側の第1層板部と、骨材と硬化材と水とを含有し、上記第1流動性材よりも高い流動性を有する第2流動性材が時間経過で硬化した裏側の第2層板部と、を備えることを特徴とする板状コンクリート部材。
【請求項6】
請求項5に記載の板状コンクリート部材において、上記第1層板部の表面に化粧部材を備えることを特徴とする板状コンクリート部材。
【請求項7】
請求項5または請求項6に記載の板状コンクリート部材において、上記第1流動性材よりも上記第2流動性材の方が上記硬化材について富調合であることを特徴とする板状コンクリート部材。
【請求項8】
請求項5に記載の板状コンクリート部材において、上記第1流動性材は上記硬化材がセメントである生コンクリートであり、上記第2流動性材は上記硬化材がセメントであるモルタルペーストであることを特徴とする板状コンクリート部材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、外壁面材等として利用される板状コンクリート部材およびその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、多数の軽量骨材とその軽量骨材を内在させるモルタルとからなるコンクリート壁体本体と、その表面に接着されたタイルとを備え、コンクリート壁体本体は、その裏面側に軽量骨材が偏在され、その表面側にモルタルが偏在された構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-234715号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、骨材がコンクリート表面から浮き出ると、このコンクリート表面を鏝で均すのに多くの作業手間を要する問題があった。また、表面にタイルを備える構造では、この表面側と裏面側とでコンクリート内の水分の蒸発の程度に差異が生じ、コンクリート体に反りが生じる問題もあった。
【0005】
この発明は、鏝で均す作業手間を軽減でき、また、反りを抑制できる板状コンクリート部材およびその製造方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明の板状コンクリート部材の製造方法は、上記の課題を解決するために、骨材と硬化材と水とを含有する第1流動性材が時間経過で硬化した表側の第1層板部と、骨材と硬化材と水とを含有し、上記第1流動性材よりも高い流動性を有する第2流動性材が時間経過で硬化した裏側の第2層板部と、を備える板状コンクリート部材の製造方法であって、型枠内に上記第1流動性材を打設し、当該第1流動性材の硬化中であってコールドジョイントを生じさせない段階で、上記第1流動性材上に上記第2流動性材を打設することを特徴とする。
【0007】
上記の方法であれば、上記第1層板部となる上記第1流動性材の硬化途中において、上記骨材が、上記コンクリート表面から浮き出るようなことがあっても、上記第1層板部上に上記第2層板部となる第2流動性材を打設するので、上記第1流動性材の表面についての均し作業を不要とし、上記第2流動性材の表面(板状コンクリート部材の裏側面)については、上記第1流動性材よりも高い流動性を有する第2流動性材に対する処理となるので、鏝で均す作業手間を軽減することができる。
【0008】
上記の板状コンクリート部材の製造方法において、上記型枠内の底面に化粧部材を敷いて、当該型枠内に上記第1流動性材を打設してもよい。これによれば、上記第1層板部の表面に化粧部材を備える板状コンクリート部材を作製することができる。ここで、上記第1層板部の表面に化粧部材が存在する場合、この第1層板部における表面側からの水分の蒸発が抑制されるが、第1層板部における裏面側からの水分の蒸発が抑制されなければ、板状コンクリート部材の反りを誘発する。上記のように、上記第2層板部が存在すると、上記第1層板部における裏面側からの水分の蒸発が抑制されるので、上記第1層板部の表面に化粧部材が存在する場合でも、当該第1層板部の表面側と裏面側とで水分の蒸発の程度の差異を低減し、板状コンクリート部材に生じる反りを抑制することができる。
【0009】
上記の板状コンクリート部材の製造方法において、上記第1流動性材よりも上記第2流動性材の方が上記硬化材について富調合であってもよい。これによれば、上記第2層板部の強度の向上が図れる。また、上記のように富調合であると、上記第1層板部における裏面側からの水分の蒸発をさらに抑制することができる。
【0010】
上記の板状コンクリート部材の製造方法において、上記第1流動性材は上記硬化材がセメントである生コンクリートであり、上記第2流動性材は上記硬化材がセメントであるモルタルペーストであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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