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公開番号2025047780
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-03
出願番号2023156484
出願日2023-09-21
発明の名称電気接続箱
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人笠井中根国際特許事務所,個人,個人
主分類H02G 3/16 20060101AFI20250326BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】部品装着部への電気部品の挿入力の上昇を抑制することができ、電気部品の損傷のリスクも低減できる、電気接続箱を開示する。
【解決手段】電気接続箱10が、樹脂ケース14と、樹脂ケース14に突設されて電気部品20が装着される部品装着部16と、を備え、部品装着部16は、電気部品20の外周面88に沿って延びる周壁部34を有し、周壁部34は、周方向で隣接配置されて相互に交差する方向に延びる第1壁部36と第2壁部38を含み、第1壁部36と第2壁部38の少なくとも一方の内面40,42には、電気部品20の外周面88に圧接される圧接リブ44が突設されており、第1壁部36と第2壁部38は、変形許容壁部76を介して周方向で相互に連結されており、変形許容壁部76は、圧接リブ44が電気部品20に圧接する際の第1壁部36と第2壁部38のうちの圧接リブ44が設けられたものの外方への変形を許容する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
樹脂ケースと、
前記樹脂ケースに突設されて電気部品が装着される部品装着部と、を備え、
前記部品装着部は、前記電気部品の外周面に沿って延びる周壁部を有し、
前記周壁部は、周方向で隣接配置されて相互に交差する方向に延びる第1壁部と第2壁部を含み、
前記第1壁部と前記第2壁部の少なくとも一方の内面には、前記電気部品の前記外周面に圧接される圧接リブが突設されており、
前記第1壁部と前記第2壁部は、変形許容壁部を介して周方向で相互に連結されており、前記変形許容壁部は、前記圧接リブが前記電気部品に圧接する際の前記第1壁部と前記第2壁部のうちの前記圧接リブが設けられたものの外方への変形を許容する、電気接続箱。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記第1壁部と前記第2壁部のそれぞれの内面には、前記圧接リブが設けられている、請求項1に記載の電気接続箱。
【請求項3】
前記変形許容壁部は、前記第1壁部と前記第2壁部の周方向対向縁部に連接されて、前記第1壁部と前記第2壁部の仮想上の交点よりも外周側を囲って延びる形状を有している、請求項1または請求項2に記載の電気接続箱。
【請求項4】
前記変形許容壁部は、前記仮想上の交点を中心として前記第1壁部と前記第2壁部の前記周方向対向縁部間を連接する円弧形状を有している、請求項3に記載の電気接続箱。
【請求項5】
前記変形許容壁部は、前記第1壁部と前記第2壁部の前記周方向対向縁部間を連接する湾曲形状を有している、請求項1または請求項2に記載の電気接続箱。
【請求項6】
前記変形許容壁部が、前記第1壁部と前記第2壁部よりも可撓性が大きい材料で形成されている、請求項1または請求項2に記載の電気接続箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電気接続箱に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、樹脂ケースに突設されてリレー等の電気部品が装着される部品装着部を備えた電気接続箱が開示されている。この電気接続箱では、部品装着部の電気部品の外周面を囲って延びる周壁部の内面に対して、電気部品の外周面に圧接されるリブを設けている。そして、部品装着部に装着された電気部品の外周面に周壁部の内面に設けられたリブが圧接されることで、部品装着部に装着されるリレー等の電気部品のガタツキが抑制されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-20357号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年の車両の高電圧化により、電気接続箱の体積が増大しており、樹脂ケースの耐久性の向上を図る必要が生じている。そのため、樹脂ケースの材料としてガラス繊維入り樹脂等の比較的硬質の樹脂が採用される場合が多くなっている。その結果、部品装着部に電気部品を装着した際の周壁部の撓み量が制限され、部品装着部への電気部品の挿入力が高くなる。さらに、使用時の振動等により部品装着部に装着された電気部品が損傷してしまう恐れもあった。
【0005】
そこで、部品装着部への電気部品の挿入力の上昇を抑制することができ、電気部品の損傷のリスクも低減できる、電気接続箱を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の電気接続箱は、樹脂ケースと、前記樹脂ケースに突設されて電気部品が装着される部品装着部と、を備え、前記部品装着部は、前記電気部品の外周面に沿って延びる周壁部を有し、前記周壁部は、周方向で隣接配置されて相互に交差する方向に延びる第1壁部と第2壁部を含み、前記第1壁部と前記第2壁部の少なくとも一方の内面には、前記電気部品の前記外周面に圧接される圧接リブが突設されており、前記第1壁部と前記第2壁部は、変形許容壁部を介して周方向で相互に連結されており、前記変形許容壁部は、前記圧接リブが前記電気部品に圧接する際の前記第1壁部と前記第2壁部のうちの前記圧接リブが設けられたものの外方への変形を許容する、ものである。
【発明の効果】
【0007】
本開示の電気接続箱によれば、部品装着部への電気部品の挿入力の上昇を抑制することができ、電気部品の損傷のリスクも低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態1に係る電気接続箱を構成する樹脂ケースにおいて部品装着部に電気部品が装着された状態を示す斜視図である。
図2は、図1に示された電気接続箱において部品装着部であるリレー装着部に電気部品であるリレーが装着された状態を抜き出して示す斜視図である。
図3は、図2における平面図である。
図4は、図3におけるIV-IV断面図である。
図5は、図2に示されたリレー装着部においてリレーを装着する前の状態を示す斜視図である。
図6は、図5における平面図である。
図7は、図1に示された電気接続箱において部品装着部である抵抗装着部に電気部品である抵抗が装着された状態を示す斜視図である。
図8は、図7における平面図である。
図9は、図8に示された抵抗装着部において抵抗を装着する前の状態を示す平面図である。
図10は、実施形態2に係る電気接続箱を構成する樹脂ケースにおいて部品装着部であるリレー装着部を抜き出して示す平面図であって、図6に対応する図である。
図11は、実施形態2に係る電気接続箱を構成する樹脂ケースにおいて部品装着部である抵抗装着部を抜き出して示す平面図であって、図9に対応する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<本開示の実施形態の説明>
最初に、本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の電気接続箱は、
(1)樹脂ケースと、前記樹脂ケースに突設されて電気部品が装着される部品装着部と、を備え、前記部品装着部は、前記電気部品の外周面に沿って延びる周壁部を有し、前記周壁部は、周方向で隣接配置されて相互に交差する方向に延びる第1壁部と第2壁部を含み、前記第1壁部と前記第2壁部の少なくとも一方の内面には、前記電気部品の前記外周面に圧接される圧接リブが突設されており、前記第1壁部と前記第2壁部は、変形許容壁部を介して周方向で相互に連結されており、前記変形許容壁部は、前記圧接リブが前記電気部品に圧接する際の前記第1壁部と前記第2壁部のうちの前記圧接リブが設けられたものの外方への変形を許容する、ものである。
【0010】
本態様の電気接続箱によれば、電気部品が装着される部品装着部において、電気部品の外周面を囲む部品装着部の周壁部が、相互に交差する方向に延びる第1壁部と第2壁部とを含み、第1壁部と第2壁部の少なくとも一方の内面には、電気部品の外周面に圧接する圧接リブが突設されている。さらに、第1壁部と第2壁部は変形許容壁部を介して周方向で相互に連結されていることから、第1壁部と第2壁部の少なくとも一方に設けられた圧接リブが電気部品の外周面に圧接する際の、当該圧接リブが設けられた壁部の外方への変形が、変形許容壁部によって許容される。したがって、圧接リブが設けられた壁部の外方への変形が周方向で連結された交差して広がる他の壁部によって制限されることが有利に低減されている。その結果、仮に樹脂ケースがガラス繊維入り樹脂等の比較的硬質な樹脂で形成される場合でも、部品装着部への電気部品の挿入力の上昇を抑制でき、使用時の振動等による電気部品の損傷リスクも低減することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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