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公開番号
2025063717
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-16
出願番号
2023173124
出願日
2023-10-04
発明の名称
車両用駆動装置
出願人
株式会社アイシン
代理人
個人
主分類
H02K
1/20 20060101AFI20250409BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】ケースが大きくなるのを抑制しながら、かつ、ケースの構造が複雑になるのを抑制しながら、ステータコアを冷却するための冷媒が流通する冷媒流路を形成することが可能な車両用駆動装置を提供する。
【解決手段】この車両用駆動装置100は、ステータコア21を有するステータ20を含む回転電機REと、ステータコア21の少なくとも外周面21cを覆う樹脂製のチューブ部材30と、回転電機REおよびチューブ部材30を収容するケース40と、を備え、チューブ部材30とケース40との間にステータコア21を冷却するための冷却水(冷媒)が流通する冷却水流路70(冷媒流路)が形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ロータと、前記ロータの外周面に対向するように配置され、ステータコアを有するステータと、を含み、車輪の駆動力源として機能する回転電機と、
前記ステータコアの少なくとも外周面を覆う樹脂製のチューブ部材と、
前記回転電機および前記チューブ部材を収容するケースと、を備え、
前記チューブ部材と前記ケースとの間に前記ステータコアを冷却するための冷媒が流通する冷媒流路が形成されている、車両用駆動装置。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
前記チューブ部材は、前記ステータコアの前記外周面に加えて、前記ステータコアの軸方向の一方側の端面および他方側の端面の少なくとも一方を覆う、請求項1に記載の車両用駆動装置。
【請求項3】
前記ケースと前記チューブ部材のうちの前記ステータコアの前記軸方向の一方側の端面を覆う一方側覆い部分との間をシールするシール部材をさらに備える、請求項2に記載の車両用駆動装置。
【請求項4】
前記チューブ部材は、熱収縮性を有するチューブ部材である、請求項1に記載の車両用駆動装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ステータコアを冷却するための冷媒が流通する冷媒流路が形成された回転電機が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、ステータコアを冷却するための冷却液(冷媒)が流通する冷却液流路(冷媒流路)が形成された回転電機が開示されている。上記特許文献1に記載されている回転電機では、ハウジング(ケース)内に、ロータ、および、ステータコアを含むステータが収容されている。ハウジングは、ステータコアを冷却するための冷却液が流通する冷却液流路をハウジングの内部に形成するために、インナーハウジングとアウターハウジングとからなる二重壁構造を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2020/213052号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に記載されている回転電機では、ハウジング(ケース)は、冷却液流路(冷媒流路)を形成するために、インナーハウジングとアウターハウジングとからなる二重壁構造を有するので、ハウジングが比較的大きくなるとともに、ハウジングの構造が比較的複雑になる。このため、ハウジング(ケース)が大きくなるのを抑制しながら、かつ、ハウジングの構造が複雑になるのを抑制しながら、ステータコアを冷却するための冷却液(冷媒)が流通する冷却液流路(冷媒流路)を形成することが可能な構成が望まれている。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、ケースが大きくなるのを抑制しながら、かつ、ケースの構造が複雑になるのを抑制しながらステータコアを冷却するための冷媒が流通する冷媒流路を形成することが可能な車両用駆動装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、この発明の一の局面における車両用駆動装置は、ロータと、ロータの外周面に対向するように配置され、ステータコアを有するステータと、を含み、車輪の駆動力源として機能する回転電機と、ステータコアの少なくとも外周面を覆う樹脂製のチューブ部材と、回転電機およびチューブ部材を収容するケースと、を備え、チューブ部材とケースとの間にステータコアを冷却するための冷媒が流通する冷媒流路が形成されている。
【0008】
この発明の一の局面における車両用駆動装置は、上記のように、ステータコアを有するステータを含む回転電機と、ステータコアの少なくとも外周面を覆う樹脂製のチューブ部材と、回転電機およびチューブ部材を収容するケースと、を備え、チューブ部材とケースとの間にステータコアを冷却するための冷媒が流通する冷媒流路が形成されている。これにより、ステータコアの外周面と冷媒流路とが樹脂製のチューブ部材を介して隣接するので、ケースを二重壁構造にすることなく冷媒流路を形成することができる。その結果、ケースが大きくなるのを抑制しながら、かつ、ケースの構造が複雑になるのを抑制しながら、ステータコアを冷却するための冷媒が流通する冷媒流路を形成することができる。なお、樹脂製のチューブ部材は、一般的に、非常に薄い厚み(たとえば、μmオーダー)を有する場合でも、液体を透過させない。したがって、チューブ部材が、金属などと比較して熱伝導率が非常に低い樹脂製であっても、非常に薄い厚み(たとえば、μmオーダー)を有する樹脂製のチューブ部材を用いることによって、冷媒流路を流通する冷媒によりステータコアを十分に冷却することができる。
【0009】
上記一の局面による車両用駆動装置において、好ましくは、チューブ部材は、ステータコアの外周面に加えて、ステータコアの軸方向の一方側の端面および他方側の端面の少なくとも一方を覆う。
【0010】
このように構成すれば、チューブ部材がステータコアの外周面のみを覆う場合と比較して、チューブ部材によるステータコアと冷媒流路との間のシール性を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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