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公開番号2025067200
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023176971
出願日2023-10-12
発明の名称可搬式太陽光発電用電源装置
出願人GX株式会社
代理人個人
主分類H02S 10/40 20140101AFI20250417BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】バッテリの耐久性を確保できるうえに維持管理が簡単で、しかもコンパクト化が可能な可搬式太陽光発電用電源装置を提供する。
【解決手段】電源装置1は、収納筐体10、バッテリ部30、バッテリ部30を固定する固定部40、および太陽光発電パネルを支持する支持架台60を備えている。収納筐体10は、外殻フレーム11に貼り付けられるパネル部材15によって収納空間25が画定されている。収納空間25に、バッテリ部30、および固定部40が収納されている。バッテリ部30は固定部40を介して、外殻フレーム11に固定されている。また、収納筐体10は、開口できる開口側面16が設けられており、収納空間25に収納されたバッテリ部30は、固定部40の一部を移動させることにより開口側面16を経由して外部空間120に搬出できる。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
外殻フレームと、前記外殻フレームに取り付けられるパネル部材と、を有し、前記パネル部材によって収納空間が画定される収納筐体と、
太陽光発電パネルで発電された電力を蓄電できるとともに、蓄電された電力を出力することができるバッテリ部と、
前記バッテリ部を固定する固定部と、を備え、
前記バッテリ部は、前記収納筐体と離隔した状態で前記収納空間に収納され、
前記固定部は、前記収納筐体に収納された状態で前記外殻フレームに固定されることを特徴とする可搬式太陽光発電用電源装置。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記バッテリ部は、離隔した状態で積層される複数個のバッテリを有することを特徴とする請求項1に記載の可搬式太陽光発電用電源装置。
【請求項3】
前記バッテリ部は、太陽光発電パネルで発電された電力および/または前記バッテリに蓄電された電力を出力できる制御部を有することを特徴とする請求項1に記載の可搬式太陽光発電用電源装置。
【請求項4】
前記固定部は、前記外殻フレームに固定される筐体固定フレームと、前記バッテリ部を固定するスライドフレームと、を有し、前記筐体固定フレームと前記スライドフレームはスライドできる状態で固定されることを特徴とする請求項1に記載の可搬式太陽光発電用電源装置。
【請求項5】
前記収納筐体は、開口できる開口側面を有し、前記スライドフレームを前記筐体固定フレームに沿ってスライドすることで、前記バッテリ部は前記開口側面を経由して外部空間に移動できることを特徴とする請求項4に記載の可搬式太陽光発電用電源装置。
【請求項6】
太陽光発電パネルを支持することができる支持架台を備え、前記支持架台は、前記収納筐体の上方に所定間隔を確保した状態で前記外殻フレームに支持されることを特徴とする請求項1に記載の可搬式太陽光発電用電源装置。
【請求項7】
前記支持架台の外縁は、平面視で前記収納筐体を内包することを特徴とする請求項6に記載の可搬式太陽光発電用電源装置。
【請求項8】
前記支持架台は、平面視で前記収納筐体を内包する中央部支持架台と、前記中央部支持架台の両側端部に回動可能に接続する側部支持架台と、を有することを特徴とする請求項7に記載の可搬式太陽光発電用電源装置。
【請求項9】
前記支持架台は、前記側部支持架台が前記中央部支持架台とほぼ面一となる第1姿勢と、前記側部支持架台が前記収納筐体の側面に対向する位置となる状態で、前記側部支持架台の両端部が中央部の方向に折り込まれる第2姿勢と、を取るための姿勢変更装置を有することを特徴とする請求項8に記載の可搬式太陽光発電用電源装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、運搬車に積載して運搬できる可搬式太陽光発電に用いる電源装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
災害の際、避難所などに避難した被災者の方々が、早急に電力を使用できるよう、種々の可搬式太陽光発電装置が開発されてきた。
【0003】
特許文献1の発明による可搬式太陽光発電装置は、筺体上に複数個の常設太陽電池モジュールパネルを発電使用時に傾斜して配設できる。また、筺体は、運搬時に複数個の増設太陽電池モジュールパネルを重ねて収納する収納室と、常設太陽電池モジュールパネルで発電された電力を充電する蓄電池を設けた蓄電池室と、常設太陽電池モジュールパネルおよび/または蓄電池から外部電源として取り出す接続盤、制御盤、分電盤、計器等を設けた制御室とを備えている。
【0004】
特許文献2の発明による移動式太陽光発電装置は、運搬可能な本体部と、本体部の上面に載置された上面ソーラーパネルと、本体部の側面に折り畳み可能に連結された側面ソーラーパネルとを有している。本体部の設置後に側面ソーラーパネルを広げて、上面ソーラーパネル及び側面ソーラーパネルにより発電できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平9-199748号公報
特開2016-15836号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1で提案される可搬式太陽光発電装置は、蓄電池室に設けられた蓄電池はお互いが接した状態で床に直置きされることを前提としていると考えられる。一般に蓄電池の保管は、耐久性を確保するために、直射日光が当たらない、極端な高温や低温にならない、雨水等による湿気の影響を受けない環境下に置くことが必要である。しかしながら、蓄電池は蓄電池室の床に直置きされるので、湿気の影響を受けやすい環境下に設置されている。また、蓄電池はお互いが接した状態で床面に敷きならべられているので、放熱効率が悪く高温となりやすい環境となっている。さらに、一面に敷きならべられているため、大きな敷設面積が必要となる。
【0007】
文献2で提案されている移動式太陽光発電装置は、バッテリ等の設置は想定しておらず、仮にバッテリを設置する場合は、移動のごとにバッテリ等を取り付け・取り外しする必要がある。また、バッテリの良好な保管環境を創出するための対策は講じられていない。
【0008】
本発明は、これらの問題点に着目してなされたものであり、バッテリの耐久性を確保できるうえに維持管理が簡単で、しかもコンパクト化が可能な可搬式太陽光発電用電源装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するための発明は、可搬式太陽光発電用電源装置であって、外殻フレームと、外殻フレームに取り付けられるパネル部材と、を有し、パネル部材によって収納空間が画定される収納筐体と、太陽光発電パネルで発電された電力を蓄電できるとともに、蓄電された電力を出力することができるバッテリ部と、バッテリ部を固定する固定部と、を備え、バッテリ部は、収納筐体と離隔した状態で収納空間に収納され、固定部は、収納筐体に収納された状態で外殻フレームに固定されることを特徴とする。
【0010】
この構成によれば、バッテリ部は、収納筐体と離隔した状態で収納空間に収納されているので、収納筐体を現地に直置きした場合でも、バッテリ部が雨水等による湿気の影響を受けることはない。また、バッテリ部を収納筐体に直置きした場合に比べて、放熱効率を高めることができる。さらに、バッテリ部は、固定部を介して外殻フレームに固定されるので、設置状態の安定化を図ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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