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公開番号2025052677
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-07
出願番号2023161510
出願日2023-09-25
発明の名称作業機械の管理装置
出願人日立建機株式会社
代理人弁理士法人開知
主分類G06Q 10/20 20230101AFI20250328BHJP(計算;計数)
要約【課題】複数のアクチュエータの使用度の偏りを抑え、作業機械のメンテナンス回数を低減することができる作業機械の管理装置を提供する。
【解決手段】管理装置2は、各アクチュエータの累積負荷を取得し、それに基づいて各アクチュエータの使用度を演算し、それに基づいて各アクチュエータの使用比率を演算する。管理装置2は、任意の業態における各アクチュエータの平均的な使用比率を示す業態平均使用比率を取得し、複数のアクチュエータのそれぞれの使用比率と業態平均使用比率とに基づいて、任意の業態で作業機械1が運用されることが適しているか否かを判定し、その判定結果を出力する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
作業装置を含む車体を駆動する複数のアクチュエータを有する作業機械を管理する作業機械の管理装置において、
前記複数のアクチュエータのそれぞれに対し、前記アクチュエータが使用されていた間に前記アクチュエータに作用した負荷の累積である累積負荷を取得し、
前記複数のアクチュエータのそれぞれに対し、前記累積負荷と所定の基準値との比率である使用度を演算し、
前記複数のアクチュエータのそれぞれに対し、前記使用度と前記複数のアクチュエータの前記使用度の合計値との比率である使用比率を演算し、
任意の業態における前記複数のアクチュエータのそれぞれの平均的な前記使用比率を示す業態平均使用比率を取得し、
前記複数のアクチュエータのそれぞれの前記使用比率と前記業態平均使用比率と、に基づいて、前記任意の業態で前記作業機械が運用されることが適しているか否かを判定し、当該判定結果を出力することを特徴とする作業機械の管理装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
請求項1に記載の作業機械の管理装置において、
前記作業機械が前記任意の業態で運用された時間における前記複数のアクチュエータのそれぞれの累積負荷の増加量に基づき、前記複数のアクチュエータのそれぞれの平均累積負荷を演算し、
前記複数のアクチュエータのそれぞれに対し、前記平均累積負荷と前記所定の基準値との比率である業態平均使用度を演算し、
前記複数のアクチュエータのそれぞれに対し、前記任意の業態での前記業態平均使用比率として、前記業態平均使用度と前記複数のアクチュエータの前記業態平均使用度の合計値との比率を演算することを特徴とする作業機械の管理装置。
【請求項3】
請求項1に記載の作業機械の管理装置において、
前記複数のアクチュエータの前記使用比率と、前記任意の業態が適するか否かの判定結果とを表示することを特徴とする作業機械の管理装置。
【請求項4】
請求項3に記載の作業機械の管理装置において、
前記複数のアクチュエータのうち、前記使用比率が前記業態平均使用比率より大きく且つ前記使用比率と前記業態平均使用比率との差分が最も大きいアクチュエータを抽出し、
抽出された前記アクチュエータ及びその価格を表示することを特徴とする作業機械の管理装置。
【請求項5】
請求項3に記載の作業機械の管理装置において、
前記複数のアクチュエータのそれぞれの前記使用比率と一の動作での動作平均使用比率との差分を合計することにより、前記一の動作に対する乖離度を演算し、
前記複数のアクチュエータのそれぞれの前記使用比率と他の動作での動作平均使用比率との差分を合計することにより、前記他の動作に対する乖離度を演算し、
前記一の動作に対する前記乖離度と前記他の動作に対する前記乖離度のうちの大きいほうを選択し、選択された前記乖離度に対応する前記一の動作又は前記他の動作を推奨動作として表示することを特徴とする作業機械の管理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のアクチュエータを有する作業機械を管理する作業機械の管理装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
作業機械の一つであるショベルは、例えば、下部走行体と、下部走行体の上側に旋回可能に設けられた上部旋回体と、上部旋回体に連結された作業装置とを備える。作業装置は、例えば、上部旋回体に回動可能に連結されたブームと、ブームに回動可能に連結されたアームと、アームに回動可能に連結されたアタッチメントとを備える。
【0003】
上述したショベルは、複数のアクチュエータとして、走行体を走行させる走行モータと、旋回体を旋回させるモータと、ブームを回動させるブームシリンダと、アームを回動させるアームシリンダと、アタッチメントを回動させるアタッチメントシリンダとを備える。
【0004】
特許文献1は、複数のショベルを管理する管理装置を開示する。この管理装置は、複数のショベルのうち、使用者の使用予定である機能の使用度が少ないショベルを選択して、使用者に貸与する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-196399号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
作業機械のメンテナンスを計画するための指標として、アクチュエータの使用度がある。アクチュエータの使用度は、アクチュエータの累積負荷と所定の基準値(詳細には、メンテナンス又は寿命の目安となる値)との比率として表すことができる。例えば、アクチュエータの使用度が高くなれば、そのアクチュエータのメンテナンスを行う目安となる。また、2つ以上のアクチュエータの使用度が同時に高くなれば、それらのメンテナンスを同時に行えるので、作業機械のメンテナンス回数を低減することが可能である。しかし、作業機械が特定の業態に偏って運用される等の理由により、複数のアクチュエータの使用度に偏りが生じれば、メンテナンスを同時に行うことができないため、作業機械のメンテナンス回数を低減することができない。
【0007】
本発明は、上記事柄に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数のアクチュエータの使用度の偏りを抑え、作業機械のメンテナンス回数を低減することができる作業機械の管理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明は、作業装置を含む車体を駆動する複数のアクチュエータを有する作業機械を管理する作業機械の管理装置において、前記複数のアクチュエータのそれぞれに対し、前記アクチュエータが使用されていた間に前記アクチュエータに作用した負荷の累積である累積負荷を取得し、前記複数のアクチュエータのそれぞれに対し、前記累積負荷と所定の基準値との比率である使用度を演算し、前記複数のアクチュエータのそれぞれに対し、前記使用度と前記複数のアクチュエータの前記使用度の合計値との比率である使用比率を演算し、任意の業態における前記複数のアクチュエータのそれぞれの平均的な前記使用比率を示す業態平均使用比率を取得し、前記複数のアクチュエータのそれぞれの前記使用比率と前記業態平均使用比率と、に基づいて、前記任意の業態で前記作業機械が運用されることが適しているか否かを判定し、当該判定結果を出力する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、複数のアクチュエータの使用度の偏りを抑え、作業機械のメンテナンス回数を低減することができる。また、ライフサイクルに対するサービスコスト(メンテナンス作業、そのためのダウンタイムやサービス員の派遣など)を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態における管理システムの構成を表すブロック図である。
本発明の一実施形態における作業機械の構造を表す側面図である。
本発明の一実施形態における管理装置のコンピュータの処理内容を表すフローチャートである。
本発明の一実施形態における管理装置の表示器の画面を表す図である。
本発明の第1の変形例における管理システムの構成を表すブロック図である。
本発明の第2の変形例における管理装置の表示器の画面を表す図である。
本発明の第3の変形例における管理装置の表示器の画面を表す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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