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公開番号
2025059978
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023170421
出願日
2023-09-29
発明の名称
建設機械
出願人
日立建機株式会社
代理人
弁理士法人開知
主分類
E02F
9/26 20060101AFI20250403BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】傾斜地で稼動する場合も、複雑な姿勢調整手段を設けずに燃料電池のガス流路の排水性を確保することができる建設機械を提供する。
【解決手段】走行体1と、走行体1の上側に旋回可能に設けられた旋回体2と、旋回体2に配置された駆動源としての燃料電池10とを備えたショベルにおいて、旋回体2の傾斜を検出する傾斜センサ16と、傾斜センサ16の検出結果に基づき、旋回体2の旋回に応じて燃料電池10のガス流路36に存在する水が排出可能となる旋回範囲の情報を演算し、この旋回範囲の情報をモニタ15で報知する車体コントローラ29とを備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
走行体と、前記走行体の上側に旋回可能に設けられた旋回体と、前記旋回体に配置された駆動源としての燃料電池とを備えた建設機械において、
前記旋回体の傾斜を検出する傾斜センサと、
前記傾斜センサの検出結果に基づき、前記旋回体の旋回に応じて前記燃料電池のガス流路に存在する水が排出可能となる旋回範囲の情報を演算し、前記旋回範囲の情報を報知器で報知するコントローラと、を備えたことを特徴とする建設機械。
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の建設機械において、
前記報知器は、モニタであり、
前記旋回範囲の情報は、前記旋回体の旋回範囲のうち前記燃料電池のガス流路に存在する水が排出可能な旋回範囲である第1旋回範囲であり、
前記コントローラは、前記第1旋回範囲を前記モニタに表示させることを特徴とする建設機械。
【請求項3】
請求項2に記載の建設機械において、
前記コントローラは、前記旋回体の旋回範囲のうち前記燃料電池のガス流路に存在する水が排出不能な旋回範囲である第2旋回範囲を前記第1旋回範囲と合わせて前記モニタに表示させることを特徴とする建設機械。
【請求項4】
請求項2に記載の建設機械において、
前記走行体に対する前記旋回体の旋回角を検出する旋回角センサを備え、
前記コントローラは、前記旋回角センサにより検出された前記旋回体の旋回角の情報と前記第1旋回範囲とを前記モニタに同時に表示させることを特徴とする建設機械。
【請求項5】
請求項1に記載の建設機械において、
前記コントローラは、前記水を排出する必要があるか否かを判定し、前記水を排出する必要があると判定した場合に前記旋回体の旋回操作を前記報知器で促すことを特徴とする建設機械。
【請求項6】
請求項1に記載の建設機械において、
前記コントローラは、前記水を排出する必要があるか否かを判定し、前記水を排出する必要があると判定した場合に前記旋回範囲の情報を前記報知器で報知することを特徴とする建設機械。
【請求項7】
請求項3に記載の建設機械において、
前記走行体に対する前記旋回体の旋回角を検出する旋回角センサを備え、
前記コントローラは、前記傾斜センサと前記旋回角センサとの検出結果に基づき、前記第1旋回範囲と前記第2旋回範囲とを前記走行体を基準とした座標系において演算し、前記第1旋回範囲と前記第2旋回範囲と前記旋回角センサで検出された旋回体の旋回角の情報とを前記モニタに表示させることを特徴とする建設機械。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料電池を搭載した建設機械に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
燃料電池は、水素と酸素を化学反応させて発電するものであり、排ガスを排出するガス流路が設けられている。燃料電池のガス流路は、例えば化学反応で生成された水が残留する可能性があり、更に、氷点下のような低温環境下にさらされて、残留した水が凍結する可能性がある。そのため、燃料電池のガス流路が閉塞して、燃料電池の性能が低下する可能性がある。
【0003】
特許文献1は、燃料電池を搭載した車両において、燃料電池内の水を排出するために燃料電池を傾斜させる姿勢調整系を設けることを提唱する。姿勢調整系は、車両又は燃料電池の傾斜を検出する傾斜検出手段と、燃料電池の姿勢を調整する姿勢調整手段と、傾斜検出手段の検出結果に基づき、燃料電池が所定の排水可能姿勢となるように姿勢調整手段を制御する制御部とを備える。姿勢調整手段は、例えば、燃料電池が固定された車体フレームを支持する複数のエアサスペンションを利用し、複数のエアサスペンションを複数のアクチュエータでそれぞれ駆動することで構成されている。特許文献1の姿勢調整系によれば、路面の傾斜にかかわらず、燃料電池の排水性を確保することが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-055972号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ショベル等の建設機械は、走行体と、走行体の上側に旋回可能に設けられた旋回体とを備えており、駆動源としての燃料電池を旋回体に搭載することが考えられる。そして、建設機械が平地で稼動する場合だけでなく、傾斜地で稼動する場合も、燃料電池のガス流路の排水性を確保することが望まれる。しかし、建設機械による作業では、傾斜地で走行体を停止させた状態で、走行体に対して旋回体を旋回動作させる動作が頻繁に行われる。この場合、地面の傾斜方向に対する旋回体の向きの状況が連続的に多方向に変化されることとなる。特許文献1の姿勢調整系を建設機械に対して採用する場合、走行体の向きのみならず旋回体の向きも考慮せねばならないため、姿勢調整手段が複雑化してしまうという問題がある。
【0006】
本発明は、上記事柄に鑑みてなされたものであり、その目的は、傾斜地で稼動する場合も、複雑な姿勢調整手段を設けずに燃料電池のガス流路の排水性を確保することができる建設機械を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明は、走行体と、前記走行体の上側に旋回可能に設けられた旋回体と、前記旋回体に配置された駆動源としての燃料電池とを備えた建設機械において、前記旋回体の傾斜を検出する傾斜センサと、前記傾斜センサの検出結果に基づき、前記旋回体の旋回に応じて前記燃料電池のガス流路に存在する水が排出可能となる旋回範囲の情報を演算し、前記旋回範囲の情報を報知器で報知するコントローラと、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、傾斜地で稼動する場合も、複雑な姿勢調整手段を設けずに燃料電池のガス流路の排水性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態におけるショベルの概略構造を表す図である。
本発明の一実施形態におけるショベルの駆動装置の構成を表す図である。
本発明の一実施形態における傾斜地でのショベルの稼動を表す図である。
本発明の一実施形態における車体コントローラの報知制御に係わる機器を表すブロック図である。
本発明の一実施形態における車体コントローラの報知制御の内容を表すフローチャートである。
本発明の一実施形態におけるモニタの画面を表す図である。
本発明の一変形例におけるモニタの画面を表す図である。
本発明の一変形例における車体コントローラの報知制御に係わる機器を表すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の一実施形態を、図面を参照しつつ説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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