TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025059156
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023168986
出願日2023-09-29
発明の名称収納ケースを備えた点眼薬噴霧容器
出願人株式会社吉野工業所
代理人弁理士法人銀座マロニエ特許事務所
主分類A61M 11/00 20060101AFI20250403BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】容易に点眼を行うことができると共に、点眼薬を常に一定量で噴霧することのできる収納ケースを備えた点眼薬噴霧容器を提供すること。
【解決手段】容器本体11の口頚部11aにキャップ12を介して装着された吐出ノズル14を備え、容器本体11内に収納された内容物を吐出ノズル14を通して噴霧させる点眼容器10であって、吐出ノズル14をキャップ12および容器本体11とともに取り囲む収納ケース20を備え、収納ケース20に、吐出ノズル14を係止するアーム22と、収納ケース20の周壁21の一部を形成するとともに、キャップ12の外周壁12aの対向位置に形成された一対の傾斜壁12a1にそれぞれ連係させて、容器本体11をキャップ12とともに吐出ノズル14に向けて押し込むことにより、キャップ12に組付けられたポンプ機構13を駆動させて容器本体11内の内容物を吐出ノズル14から噴霧させる弾性片23と、を設けたこと。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
容器本体の口頚部にキャップを介して装着された吐出ノズルを備え、該容器本体内に収納された内容物を該吐出ノズルを通して噴霧させる点眼容器であって、
前記吐出ノズルの上面を露出させる天面開口部および前記容器本体の底部を露出させる底面開口部を有し、該吐出ノズルを前記キャップおよび前記容器本体とともに取り囲む収納ケースを備え、
前記収納ケースに、該収納ケースの内壁に設けられ、前記吐出ノズルを該収納ケースに係止するアームと、
該収納ケースの周壁の一部を形成するとともに、前記キャップの外周壁の対向位置に形成された一対の傾斜壁にそれぞれ連係させて、前記容器本体を前記キャップとともに前記吐出ノズルに向けて押し込むことにより、該キャップに組付けられたポンプ機構を駆動させて前記容器本体内の内容物を前記吐出ノズルから噴出させる弾性片と、を設けたことを特徴とする収納ケースを備えた点眼薬噴霧容器。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記弾性片は、前記収納ケースの周壁に形成された切り欠き開口において起立姿勢で片持ち支持される板状体と、該板状体の内壁面につながり該板状体を該収納ケースの内側に向けて押圧することによって、前記キャップの外周壁の対向位置に形成された一対の傾斜壁にそれぞれ連係させる一対の突起と、を有することを特徴とする請求項1に記載の収納ケースを備えた点眼薬噴霧容器。
【請求項3】
前記収納ケースは、前記天面開口部に、目元に押し当てて眼球に対する前記吐出ノズルの間隔を一定に保持する凸片を有することを特徴とする請求項1または2に記載の収納ケースを備えた点眼薬噴霧容器。
【請求項4】
前記収納ケースは、ヒンジを介して揺動可能に保持され、前記天面開口部を開閉するとともに該天面開口部の開放姿勢でもって前記弾性片を押圧可能な蓋体を有することを特徴とする請求項1または2に記載の収納ケースを備えた点眼薬噴霧容器。
【請求項5】
前記弾性片は、その外周壁の自由端に、開放姿勢に保持された前記蓋体に当接可能な突起を有することを特徴とする請求項4に記載の収納ケースを備えた点眼薬噴霧容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、収納ケースを備えた点眼薬噴霧容器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
収容した薬剤をノズルの先端から眼球に向かって噴霧できる、噴霧形の点眼容器がある。このような点眼容器では、眼球との適正距離を保ちながら簡単に操作できることが求められているが、点眼容器を宙に浮かせたまま点眼を行わなければならないため、目薬を眼球に対してうまく注ぐことができない場合がある。
【0003】
そのため、引用文献1に示すように点眼容器にカバーを設け、該カバーを目の周りに押し当てて、点眼時の補助具として利用することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-159250号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の点眼容器用カバーは、点眼容器の容器本体に連結する筒状部を挿通させるための開口部を有する天壁部と、該天壁部から容器本体に向かって延在する脚壁部と、を備え、使用に際し、該カバーを前記容器本体から取り外し、逆姿勢にした状態で再度、開口部を介して容器本体の筒状部に取り付ける必要があり、操作に非常に手間がかかる点に課題があった。
【0006】
また、特許文献1では、使用に際して一方の手で前記カバーの脚壁部を持ちながら、該脚壁部の先端を目周りに押し当て、その状態で他方の手で容器本体を押圧することで、点眼薬を滴下することができる。そのため、点眼薬の滴下量は、手指による押圧力によって調整されることから、常に一定量の点眼薬を吐出することができない点にも課題があった。
【0007】
このような問題点に鑑み、本発明は、容易に点眼を行うことができると共に、点眼薬を常に一定量で噴霧することのできる収納ケースを備えた点眼薬噴霧容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を実現するために開発した本発明の収納ケースを備えた点眼薬噴霧容器は、
容器本体の口頚部にキャップを介して装着された吐出ノズルを備え、該容器本体内に収納された内容物を該吐出ノズルを通して噴霧させる点眼容器であって、
前記吐出ノズルの上面を露出させる天面開口部および前記容器本体の底部を露出させる底面開口部を有し、該吐出ノズルを前記キャップおよび前記容器本体とともに取り囲む収納ケースを備え、
前記収納ケースに、該収納ケースの内壁に設けられ、前記吐出ノズルを該収納ケースに係止するアームと、
該収納ケースの周壁の一部を形成するとともに、前記キャップの外周壁の対向位置に形成された一対の傾斜壁にそれぞれ連係させて、前記容器本体を前記キャップとともに前記吐出ノズルに向けて押し込むことにより、該キャップに組付けられたポンプ機構を駆動させて前記容器本体内の内容物を前記吐出ノズルから噴出させる弾性片と、を設けたことを特徴とする。
【0009】
なお、本発明において、前記弾性片は、前記収納ケースの周壁に形成された切り欠き開口において起立姿勢で片持ち支持される板状体と、該板状体の内壁面につながり該板状体を該収納ケースの内側に向けて押圧することによって、前記キャップの外周壁の対向位置に形成された一対の傾斜壁にそれぞれ連係させる一対の突起と、を有することを特徴とする。
【0010】
また、本発明において、前記収納ケースは、前記天面開口部に、目元に押し当てて眼球に対する前記吐出ノズルの間隔を一定に保持する凸片を有することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
健康器具
2か月前
個人
鼾防止用具
2か月前
個人
歯茎みが品
3か月前
個人
白内障治療法
2か月前
個人
脈波測定方法
2か月前
個人
導電香
3か月前
個人
脈波測定方法
2か月前
個人
マッサージ機
3か月前
個人
洗井間専家。
1か月前
個人
ホバーアイロン
1か月前
個人
クリップ
3か月前
個人
片足歩行支援具
3か月前
個人
口内洗浄具
2か月前
個人
シャンプー
19日前
個人
車椅子持ち上げ器
2か月前
三生医薬株式会社
錠剤
1か月前
株式会社 MTG
浴用剤
3か月前
個人
除菌システム
3か月前
株式会社結心
手袋
2か月前
株式会社コーセー
化粧料
3か月前
株式会社コーセー
美爪料
3か月前
個人
服薬支援装置
1か月前
個人
腰用サポーター
2か月前
株式会社ダリヤ
毛髪化粧料
2か月前
株式会社ファンケル
化粧料
2か月前
個人
尿バッグカバー
3か月前
株式会社ニデック
眼科装置
3か月前
株式会社ダリヤ
皮膚化粧料
2か月前
株式会社コロナ
サウナ装置
11日前
株式会社ニデック
眼科装置
3か月前
個人
歯列矯正用器具
2か月前
株式会社竹村製作所
入浴装置
2か月前
株式会社マンダム
水性化粧料
3か月前
株式会社東洋新薬
皮膚外用剤
3か月前
個人
マウスピースの製造方法
3か月前
株式会社ダリヤ
染毛料組成物
1か月前
続きを見る