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公開番号2025060241
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170854
出願日2023-09-29
発明の名称眼底撮影装置
出願人株式会社ニデック
代理人
主分類A61B 3/10 20060101AFI20250403BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】被検眼の眼底画像を良好に撮影できる眼底撮影装置を提供すること。
【解決手段】眼底撮影装置は、対物光学系を介して被検眼の眼底へ光を照射する照射光学系であって、前記光を眼底上でスキャンする走査手段を有する照射光学系と、眼底反射光を受光する受光素子を有する受光光学系と、前記受光素子からの受光信号に基づいて眼底の二次元反射画像を生成する画像生成手段と、前記走査手段を制御して前記走査手段の駆動量およびスキャン密度を変更することによって、画角と解像とを含む撮影条件がそれぞれ異なる前記二次元反射画像を撮影する制御手段と、を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
対物光学系を介して被検眼の眼底へ光を照射する照射光学系であって、前記光を眼底上でスキャンする走査手段を有する照射光学系と、
眼底反射光を受光する受光素子を有する受光光学系と、
前記受光素子からの受光信号に基づいて眼底の二次元反射画像を生成する画像生成手段と、
前記走査手段を制御して前記走査手段の駆動量およびスキャン密度を変更することによって、画角と解像とを含む撮影条件がそれぞれ異なる前記二次元反射画像を撮影する制御手段と、を有する、眼底撮影装置。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記照射光学系は、前記光として、赤外光による観察光と可視光による撮影光とを選択的に出射する光源ユニットを有しており、前記観察光と前記撮影光とをスキャンする前記走査手段は同一であり、
前記制御手段は、前記観察光に基づく前記二次元反射画像を観察画像として取得して逐次表示すると共に、前記撮影光に基づく前記二次元反射画像である撮影画像を撮影トリガに基づいて撮影し、
更に、
前記制御手段は、前記観察画像と前記撮影画像を、共に第1の撮影条件で取得する第1モードと、前記観察画像を前記第1の撮影条件で取得すると共に、前記撮影画像を前記第1の撮影条件に対して画角が狭く高解像度な第2の撮影条件で取得する第2モードと、の間で切替える、請求項1記載の眼底撮影装置。
【請求項3】
前記第2モードでは、画面上に逐次表示される前記第1の撮影条件による前記観察画像上で、前記第2の撮影条件で取得される前記撮影画像の撮影範囲を指定する操作入力を受け付け、指定された前記撮影範囲に対して前記撮影画像の撮影を実行する、請求項2記載の眼底撮影装置。
【請求項4】
前記照射光学系は、90°以上の画角で前記光を照射可能であり、
前記制御手段は、90°以上の画角で前記二次元反射画像が取得される第1の撮影条件と、30°以上かつ60°以下の画角で前記二次元反射画像が取得される第2の撮影条件と、の間で、前記撮影条件を少なくとも変更する請求項1から3のいずれかに記載の眼底撮影装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記第1の撮影条件で撮影された前記撮影画像の一部を拡大表示する際に、超解像処理して拡大表示する、請求項2から4のいずれかに記載の眼底撮影装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、被検眼の眼底画像を撮影する眼底撮影装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、眼科分野では、眼底の周辺部を撮影可能な広角の眼底撮影装置が注目されている。この種の装置の1つとして、レンズアタッチメントを装着することによって、装置の画角を拡大するもの(特許文献1参照)、対物レンズにおけるレンズ配置を変更することによって画角を切替えるもの(特許文献2参照)、等が提案されている。これらの文献に記載された技術では、画角に応じて解像度も変更され、画角がより狭い状態で撮影された画像は、画角がより広い状態で撮影された画像と比べて、高解像度でより詳細な画像が得られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-123467号公報
特開2018-99631号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1,2の方式では、画角を変更する度にレンズアタッチメントを着脱したり、レンズ配置を変更したりする必要があるので、撮影の準備に時間がかかる。更には、光学系の構成が大規模化、複雑化しやすい、という問題がある。
【0005】
本開示は、従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、被検眼の眼底画像を良好に撮影できる眼底撮影装置を提供すること、を技術課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1態様に係る眼底撮影装置は、対物光学系を介して被検眼の眼底へ光を照射する照射光学系であって、前記光を眼底上でスキャンする走査手段を有する照射光学系と、眼底反射光を受光する受光素子を有する受光光学系と、前記受光素子からの受光信号に基づいて眼底の二次元反射画像を生成する画像生成手段と、前記走査手段を制御して前記走査手段の駆動量およびスキャン密度を変更することによって、画角と解像とを含む撮影条件がそれぞれ異なる前記二次元反射画像を撮影する制御手段と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、被検眼の眼底画像を良好に撮影できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例の装置構成を示した概要図である。
実施例の装置における光学系を示した図である。
実施例に係る装置動作を示したフローチャートである。
第2モードでの撮影方法を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
「概要」
以下、本開示を、実施形態に基づいて説明する。なお、本開示において「共役」とは、必ずしも完全な共役関係に限定されるものではない。眼底画像の利用目的(例えば、観察、解析等)との関係で許容される範囲で、完全な共役関係からの誤差が許容され得る。また、画角の数値(deg)は、被検眼の瞳中心で表している。
【0010】
本開示の眼底撮影装置は、眼底に対して光を走査することで眼底画像を撮影する走査型の装置である。走査方式は、スポットスキャン方式(フライングスポット方式)、または、ラインスキャン方式であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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