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公開番号
2025062090
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-11
出願番号
2025017343,2022026561
出願日
2025-02-05,2022-02-24
発明の名称
中空コンクリート構造体の補修方法
出願人
株式会社栗本鐵工所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
E01D
22/00 20060101AFI20250404BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】中空コンクリート構造体の補修を、より容易に且つより安価に行う。
【解決手段】コンクリート内に筒状を成す型枠10が埋設されたコンクリート構造体の補修方法において、型枠10の周囲のコンクリートを除去して型枠10を露出させる第1工程と、型枠10の開口部13を通じて型枠10の内部に可撓性を有する素材からなる長手形状の袋体20を型枠10の筒軸方向に沿って差し入れる第2工程と、袋体20の内部に流体23を充填する第3工程と、コンクリートを除去した部分に新たなコンクリート層41を形成する第4工程とを備えるコンクリート構造体の補修方法とした。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
コンクリート内に筒状を成す型枠(10)が埋設されたコンクリート構造体の補修方法において、
前記型枠(10)の周囲の前記コンクリートを除去して前記型枠(10)を露出させる第1工程と、
前記型枠(10)の開口部(13)を通じて前記型枠(10)の内部に可撓性を有する素材からなる長手形状の袋体(20)を前記型枠(10)の筒軸方向に沿って差し入れる第2工程と、
前記袋体(20)の内部に流体(23)を充填する第3工程と、
前記コンクリートを除去した部分に新たなコンクリート層(41)を形成する第4工程と、
を備えるコンクリート構造体の補修方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、中空コンクリート構造体の補修方法に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
道路や鉄道等に供される橋梁や高架橋、建築物等におけるコンクリートスラブ、その他各種のコンクリート製の構造体において、その構造体の内部に中空部を設けたものがある。この種の中空部を備えた構造体を、中空コンクリート構造体と称する。
【0003】
例えば、図9に示すような高架橋の床版では、コンクリートを打設する際に、予めコンクリート打設用型枠の内部に中空の管体(以下、中空型枠と称する)と必要な鉄筋類を配置しておき、その状態で未硬化のコンクリートを流し込んで硬化させている。中空型枠として、例えば、鋼製の円筒管が用いられている。中空型枠は、型枠内に配置された受け部材上に載置され、横方向へ移動しないように固定されているとともに、適宜、浮き上がりの防止措置が施されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、中空コンクリート構造体において、中空部周囲のコンクリートが劣化した場合の補修方法として、可撓性を有する素材からなる袋体を使用する手法がある。劣化した部分のコンクリートを除去して中空部に袋体を差し入れ、その袋体に発泡ウレタンを充填し、その後、除去した部分のコンクリートを打設している。発泡ウレタンが充填された袋体が介在することで、元の中空部に相当する空間内にコンクリートが入り込むことを防止している(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2002-138665号公報
特開2005-146569号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
中空コンクリート構造体を補修するに際し、型枠の一部に腐食等による開口部(穴)が生じている場合、あるいは、表層のコンクリートを除去する際に開口部(穴)が生じた場合、新たに打設する補修用のコンクリートが、型枠内へ流入するのを防止する必要がある。このため、特許文献2のような袋体の活用が有効である。しかし、特許文献2では、袋体の具体的な構成が不明である。また、中空コンクリート構造体の補修において、袋体の活用に際しては、その袋体を扱う際の作業の容易化と、コストの低減が望まれている。しかしながら、特許文献2には、これらの作業の容易化やコストの低減に関して具体的な開示がない。
【0007】
そこで、この発明の課題は、中空コンクリート構造体の補修を、より容易に且つより安価に行うことである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、この発明は、コンクリート内に筒状を成す型枠が埋設されたコンクリート構造体の補修方法において、前記型枠の周囲の前記コンクリートを除去して前記型枠を露出させる第1工程と、前記型枠の開口部を通じて前記型枠の内部に可撓性を有する素材からなる長手形状の袋体を前記型枠の筒軸方向に沿って差し入れる第2工程と、前記袋体の内部に流体を充填する第3工程と、前記コンクリートを除去した部分に
新たなコンクリート層を形成する第4工程と、を備えるコンクリート構造体の補修方法を採用した。
【0009】
ここで、前記コンクリート構造体は、前記開口部に臨む鉄筋を備え、前記開口部における前記鉄筋よりも前記型枠側のコンクリートの厚さを所定距離以上に維持する構成を採用できる。
【0010】
また、前記コンクリート構造体は、前記開口部に臨む鉄筋を備える場合において、前記開口部と前記鉄筋との間に、前記袋体が前記鉄筋に接近するのを規制するスペーサを設置する構成を採用できる。
(【0011】以降は省略されています)
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