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公開番号
2025062773
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-15
出願番号
2023172014
出願日
2023-10-03
発明の名称
水素充填装置、水素充填方法
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F17C
5/06 20060101AFI20250408BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約
【課題】水素タンクへの意図しない充填量低下を抑制する。
【解決手段】水素タンクへの水素充填前に、水素タンクへの水素充填のための配管の少なくとも一部に冷媒を流通させて配管を冷却する制御を行う。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の水素タンクに水素を充填させる水素充填装置であって、
水素を充填するノズルを装着する水素供給部と、
複数の前記水素タンクを装着する収納部と、
前記水素供給部から延びる配管である主配管と、
前記主配管から前記水素タンクに延びる配管である水素供給分岐管と、
制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記水素タンクへの水素充填前に前記主配管に冷媒を流通させる制御を行う、
水素充填装置。
続きを表示(約 450 文字)
【請求項2】
前記制御装置の制御により流通される前記冷媒は、装着された前記水素タンクのうち少なくとも1つの水素タンクから冷媒として水素を流出させる、請求項1に記載の水素充填装置。
【請求項3】
前記冷媒としての水素を流出させる前記水素タンクは、前記主配管を冷媒が最も長い距離で流すことができる水素タンクとされる、請求項2に記載の水素充填装置。
【請求項4】
前記水素タンクの水素残量が所定値以下である場合には、他の水素タンクから冷媒としての水素を流出させる、請求項3に記載の水素充填装置。
【請求項5】
前記冷媒として前記水素供給部から供給される予め冷却された冷媒が用いられる請求項1に記載の水素充填装置。
【請求項6】
複数の水素タンクに同時に水素を充填させる方法であって、
前記水素タンクへの水素充填前に、前記水素タンクへの水素充填のための配管の少なくとも一部に冷媒を流通させて前記配管を冷却する、
水素充填方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、水素タンクに水素を充填する装置、水素タンクへの水素充填方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、水素貯蔵ユニットにおいて、複数の水素タンクをマニホールドに装着して、マニホールドを介して複数のタンクに水素充填し、かつ複数のタンクからマニホールドを介して水素を供給することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-157552号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
水素充填装置から複数のタンクに水素を充填する場合は、水素供給部に接続された分岐した水素流路により同時に複数のタンクに充填することが考えられるが、例えば水素充填装置が野外に置かれているときに水素充填量が減少し、意図した水素充填量を得られなくなることがある。
【0005】
そこで、本開示では意図しない充填量低下を抑制することができる水素充填装置を提供することを目的とする。また、同様に意図しない充填量低下を抑制することができる水素充填方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
発明者は鋭意検討の結果、複数の水素タンクに水素充填を行う際には水素供給装置から水素タンクに至るまでの配管が長く、配管自体も耐圧のために肉厚であることから配管自体の熱容量が大きいため水素が流れる際に水素の温度を上昇させてしまうという知見を得た。そしてこのような水素温度の上昇に起因して意図しない充填量低下を招いているとの検討結果を得て、これを解決するための手段を具体化した。
【0007】
本願は、複数の水素タンクに水素を充填させる水素充填装置であって、水素を充填するノズルを装着する水素供給部と、複数の水素タンクを装着する収納部と、水素供給部から延びる配管である主配管と、主配管から水素タンクに延びる配管である水素供給分岐管と、制御装置と、を備え、制御装置は、水素タンクへの水素充填前に主配管に冷媒を流通させる制御を行う、水素充填装置を開示する。
【0008】
制御装置の制御により流通される冷媒は、装着された水素タンクのうち少なくとも1つの水素タンクから冷媒として水素を流出させるようにしてもよい。
またその際には、冷媒としての水素を流出させる水素タンクは、主配管を冷媒が最も長い距離で流すことができる水素タンクとすることができる。なお、その水素タンクの水素残量が所定値以下である場合には、他の水素タンクから冷媒としての水素を流出させてもよい。
【0009】
制御装置の制御により流通される冷媒は、水素供給部から供給される予め冷却された冷媒が用いられてもよい。
【0010】
また、本願は、複数の水素タンクに同時に水素を充填させる方法であって、水素タンクへの水素充填前に、水素タンクへの水素充填のための配管の少なくとも一部に冷媒を流通させて配管を冷却する、水素充填方法を開示する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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