TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025064341
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023174005
出願日2023-10-06
発明の名称超音波式流量計
出願人東洋計器株式会社
代理人個人,個人
主分類G01F 1/66 20220101AFI20250410BHJP(測定;試験)
要約【課題】流路パイプ内に計量対象の液体と共に流れ込んできた気泡などの流路パイプ内の上方側に片寄りやすい異物による弊害を受け難い超音波式流量計を提供すること
【解決手段】超音波式流量計1は、液体Lを水平方向に流すための直線状に延びる液体流路Rを備えた流路パイプ2と、液体流路Rの内周壁面に横方向Yにおいて開口する上流側開口部22aおよび下流側開口部22bと、上流側開口部22aに配置した第1超音波送信部3Aaおよび下流側開口部22bに配置した第1超音波受信部3Abを備えた第1超音波送受信器3Aと、下流側開口部22bに配置した第2超音波送信部3Baおよび上流側開口部22aに配置した第2超音波受信部3Bbを備えた第2超音波送受信器3Bと、一組の超音波送受信器3に対して横方向Yから対向する位置において液体流路R内に配置された反射面4aを備えた上流側反射体4Aおよび下流側反射体4Bとを備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
計量対象の液体を水平方向に流すための直線状に延びる液体流路、並びに、当該液体流路の内周壁面における当該液体の流れ方向に直交する横方向において、当該流れ方向の上流側の位置に開口する上流側開口部および下流側の位置に開口する下流側開口部を備えた流路パイプと、
前記上流側開口部に配置した第1超音波送信部および前記下流側開口部に配置した第1超音波受信部を備えた第1超音波送受信器と、
前記下流側開口部に配置した第2超音波送信部および前記上流側開口部に配置した第2超音波受信部を備えた第2超音波送受信器と、
前記第1超音波送信部および前記第2超音波受信部に対して前記横方向から対向する位置において、前記液体流路内に、前記流れ方向に対して下流側に向けて45°の傾斜角度で配置された反射面を備えた上流側反射体と、
前記第2超音波送信部および前記第1超音波受信部に対して前記横方向から対向する位置において、前記液体流路内に、前記流れ方向に対して上流側に向けて45°の傾斜角度で配置された反射面を備えた下流側反射体と、
を備えていることを特徴とする超音波式流量計。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
請求項1に記載の超音波式流量計において、
前記上流側開口部および前記下流側開口部は、前記液体流路の内周壁面における前記横方向の同一の側の位置、あるいは反対側の位置に開口している超音波式流量計。
【請求項3】
請求項1または2に記載の超音波式流量計において、
前記上流側反射体および前記下流側反射体は、これらの間に形成される超音波伝搬路の中心軸が前記液体流路の中心部分を水平方向に延びるように、配置されている超音波式流量計。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水道水などの液体の流量を計量するために用いる超音波式流量計に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
U字型の超音波式流量計は、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1の図1を参照すると、この超音波式流量計は、水を水平方向に流すための液体流路を備えた流路パイプ(配管)と、流路パイプの外周面に配置された一組の超音波送受信器と、液体流路中にそれぞれの超音波送受信器から送信された超音波を水平方向に向けて反射させる一対の反射体(超音波反射体)とを備えている。このように、超音波送信器から計量対象の液体流中を通って超音波受信器に至る超音波の伝搬経路がU字状となっている、所謂、U字型の超音波式流量計では、従来、一組の超音波送受信器が流路パイプの上方に配置され、一対の反射体が真上を向く方向から45°傾斜した状態で液体流路の中央または下方に配置されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-169884号公報(図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のU字型の超音波式流量計のように、超音波送受信器が流路パイプの上方に配置されて、反射体で反射させた超音波を水平方向に向けて伝搬させるタイプの超音波式流量計においては、計量用の流路パイプ内を水平に流れる計量対象の水道水などの液体に混入している異物のうち液体よりも比重の小さな気泡などが液体流から浮上し流路パイプ内の上方側に片寄り、流路パイプの上方の超音波送受信器の配置部分に気泡などの異物が溜まり、超音波の送受信が妨げられるという弊害があった。
【0005】
本発明の目的は、このような点に鑑みて、流路パイプ内に計量対象の水道水などの液体と共に流れ込んできた、気泡などの流路パイプ内の上方側に片寄りやすい異物による弊害を受け難い超音波式流量計を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る超音波式流量計は、
計量対象の液体を水平方向に流すための直線状に延びる液体流路、並びに、この液体流路の内周壁面における液体の流れ方向に直交する横方向において、流れ方向の上流側の位置に開口する上流側開口部および下流側の位置に開口する下流側開口部を備えた流路パイプと、
上流側開口部に配置された第1超音波送信部および下流側開口部に配置された第1超音波受信部を備えた第1超音波送受信器と、
下流側開口部に配置された第2超音波送信部および上流側開口部に配置された第2超音波受信部を備えた第2超音波送受信器と、
第1超音波送信部および第2超音波受信部に対して横方向から対向する位置において、液体流路内に、流れ方向に対して下流側に向けて45°の傾斜角度で配置された反射面を備えた上流側反射体と、
液体流路内における第2超音波送信部および第1超音波受信部に対して横方向から対向する位置において、流れ方向に対して上流側に向けて45°の傾斜角度で配置された反射面を備えた下流側反射体と、
を備えていることを特徴とする。
【0007】
計量対象の水道水などの液体は計量用の流路パイプ内を水平に流れる。液体に混入している異物のうち液体よりも比重の小さな気泡などは、液体流から浮上し流路パイプ内の上方側に片寄る。本発明に係る超音波式流量計においては、超音波送受信器は、流路パイプ内の側方に配置されている。よって、本発明に係る超音波式流量計では、超音波送受信器の配置部分に気泡などの異物が溜まり、超音波の送受信が妨げられるという弊害を回避できる。
【0008】
この超音波式流量計においては、上流側開口部および下流側開口部は、液体流路の内周壁面における横方向の同一の側の位置、あるいは反対側の位置に開口している。
【0009】
また、この超音波式流量計においては、上流側反射体および下流側反射体は、これらの間に形成される超音波伝搬路の中心軸が液体流路の中心部分を水平方向に延びるように、配置されている。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る超音波式流量計によれば、流路パイプ内に計量対象の水道水などの液体と共に流れ込んできた、気泡などの流路パイプ内の上方側に片寄りやすい異物による弊害を受け難くすることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

東洋計器株式会社
超音波式流量計
14日前
東洋計器株式会社
超音波式流量計
14日前
東洋計器株式会社
超音波式流量計
14日前
東洋計器株式会社
超音波式流量計および超音波式流量計の流路パイプリサイクル使用方法
14日前
東洋計器株式会社
電子式流量計、コンピュータプログラム、およびファームウェア更新方法
14日前
個人
粒子分析装置
7日前
株式会社イシダ
計量装置
1日前
個人
アクセサリー型テスター
8日前
株式会社テイエルブイ
振動検出装置
7日前
株式会社ミツトヨ
画像測定機
9日前
東レ株式会社
シート状物の検査方法
22日前
栄進化学株式会社
浸透探傷用濃縮液
14日前
エイブリック株式会社
電流検出回路
21日前
ダイハツ工業株式会社
試料セル
7日前
株式会社チノー
放射光測温装置
21日前
トヨタ自動車株式会社
検査装置
1日前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
21日前
トヨタ自動車株式会社
電気自動車
8日前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
21日前
大和製衡株式会社
計量装置
14日前
株式会社 キョーワ
食品搬送装置
21日前
理研計器株式会社
ガス検出器
9日前
理研計器株式会社
ガス検出器
9日前
株式会社熊谷組
計測システム
14日前
理研計器株式会社
ガス検出器
9日前
富士電機株式会社
エンコーダ
22日前
東ソー株式会社
簡易型液体クロマトグラフ
3日前
大成建設株式会社
画像表示システム
17日前
理研計器株式会社
ガス検出器
9日前
理研計器株式会社
ガス検出器
9日前
日本碍子株式会社
ガスセンサ
21日前
株式会社ニコン
検出装置
7日前
リバークル株式会社
荷重移動試験装置
1日前
株式会社 システムスクエア
検査装置
15日前
東洋計器株式会社
超音波式流量計
14日前
東洋計器株式会社
超音波式流量計
14日前
続きを見る