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公開番号2025068981
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-30
出願番号2023179131
出願日2023-10-17
発明の名称検査装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類G01N 21/88 20060101AFI20250422BHJP(測定;試験)
要約【課題】検査領域を正確に撮影するとともに、機器の不具合に起因した検査の失敗が発生しにくい検査装置を提供する。
【解決手段】ギヤの歯面を検査する検査装置であって、ギヤが載置される回転台11と、前記ギヤを撮影する撮影部12と、回転台11の振動を測定する振動測定部14と、振動測定部14により測定された回転台11の振動に応じて撮影部12の動作を制御するとともに、撮影部12により撮影された画像の画像処理を行う処理部15と、を備え、処理部15は、撮影部12によるギヤの撮影中に、振動測定部14によって測定された振動の大きさが、あらかじめ定めた閾値を超えている場合に、撮影部12による撮影を中止して再撮影を実行させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ギヤの歯面を検査する検査装置であって、
前記ギヤが載置される回転台と、
前記ギヤを撮影する撮影部と、
前記回転台の振動を測定する振動測定部と、
前記振動測定部により測定された前記回転台の振動に応じて前記撮影部の動作を制御するとともに、前記撮影部により撮影された画像の画像処理を行う処理部と、を備え、
前記処理部は、
前記撮影部による前記ギヤの撮影中に、前記振動測定部によって測定された振動の大きさが、あらかじめ定めた閾値を超えている場合に、前記撮影部による撮影を中止して再撮影を実行させる、
検査装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ギヤ歯面の検査装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、切削加工によるギヤの制作が行われている。ここで切削加工後のギヤに対して不良品の流出を防ぐために、外観検査を行うが、人による検査は見逃しの恐れがあることから、人の感覚に頼らない画像検査が有効である。
【0003】
特許文献1には、被検査体の歯車を回転させながら1/nピッチ毎に撮影し、撮影された画像に対して画像処理を適用する検査方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-038066号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
検査装置を利用して画像検査を行う際には、検査箇所を明瞭に撮影する必要がある。ここで特許文献1に示すように、ギヤのような凸形状を持つ対象物を撮影する方法として、対象物を回転させる機構を備え、回転と撮影のタイミングを連動させる方法がある。しかしながら、この方法では、1/nピッチ毎と頻繁に撮影指示を出す必要があるため、通信異常や画像処理が追い付かない場合に、正常に検査が実行できないおそれがある。また、歯面には奥行きが有り、湾曲となっていることから均一に照明を当てることが難しい。
【0006】
さらに、撮影対象のギヤが複数の凸形状を有するため、エリアカメラによる1回の撮影で撮影可能な領域が限定されることから、撮影タイミングがずれた場合には、撮影したい歯面に隣接する歯山が影となってしまい検査領域が写らないおそれもある。
【0007】
さらに、ラインカメラは振動に弱いことから、撮影中に振動が発生した場合の対策も必要である。以上のことから、検査領域を正確に撮影するとともに、検査画像の撮影用の機器の不具合に起因した検査の失敗が発生しにくい検査装置が望まれていた。
【0008】
本開示は、検査領域を正確に撮影するとともに、機器の不具合に起因した検査の失敗が発生しにくい検査装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示にかかる検査装置は、ギヤの歯面を検査する検査装置であって、前記ギヤが載置される回転台と、前記ギヤを撮影する撮影部と、前記回転台の振動を測定する振動測定部と、前記振動測定部により測定された前記回転台の振動に応じて前記撮影部の動作を制御するとともに、前記撮影部により撮影された画像の画像処理を行う処理部と、を備え、前記処理部は、前記撮影部による前記ギヤの撮影中に、前記振動測定部によって測定された振動の大きさが、あらかじめ定めた閾値を超えている場合に、前記撮影部による撮影を中止して再撮影を実行させる。
これにより、撮影中に振動が発生した場合に、すぐに再撮影を開始することができる。
【発明の効果】
【0010】
本開示よれば、検査領域を正確に撮影するとともに、機器の不具合に起因した検査の失敗が発生しにくい検査装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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