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公開番号
2025064467
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2023174260
出願日
2023-10-06
発明の名称
バッテリ温調装置
出願人
株式会社アイシン
代理人
弁理士法人R&C
主分類
H01M
10/6555 20140101AFI20250410BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】セルの熱暴走に伴う熱連鎖を防止するバッテリ温調装置を提供する。
【解決手段】複数のセル1が第一方向Xaに並設されたバッテリ10の温度を調整するバッテリ温調装置2は、第一方向Xaで隣り合うセル1の間に配置され、セル1を冷却可能な流体が流通する流路31が内部に形成された冷却プレート3と、セル1と冷却プレート3との間に配置され、所定温度以上で消失する伝熱材4と、を備え、冷却プレート3は、第一方向Xaと直交する側面に、伝熱材4が消失した際にセル1と冷却プレート3との間隔を保持する間隔保持部32を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のセルが第一方向に並設されたバッテリの温度を調整するバッテリ温調装置であって、
前記第一方向で隣り合う前記セルの間に配置され、前記セルを冷却可能な流体が流通する流路が内部に形成された冷却プレートと、
前記セルと前記冷却プレートとの間に配置され、所定温度以上で消失する伝熱材と、を備え、
前記冷却プレートは、前記第一方向と直交する側面に、前記伝熱材が消失した際に前記セルと前記冷却プレートとの間隔を保持する間隔保持部を有するバッテリ温調装置。
続きを表示(約 210 文字)
【請求項2】
前記間隔保持部は、前記流体の流通方向に沿って延在し、互いに離間した複数の線状リブである請求項1に記載のバッテリ温調装置。
【請求項3】
前記間隔保持部は、重力方向に沿って延在し、互いに離間した複数の線状リブである請求項1に記載のバッテリ温調装置。
【請求項4】
前記間隔保持部は、前記側面に点在して設けられた複数の突起である請求項1に記載のバッテリ温調装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリ温調装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
一般的に、電動車に搭載されるバッテリは、複数のセルが並設されたバッテリモジュールを容器に収容して構成されている。そのため、バッテリの使用中はセルの発熱により容器内に熱がこもってバッテリが高温になり、バッテリの劣化が進行する。また、電動車の始動時や厳冬期においてバッテリの温度が低温であると発電効率が低下する。そこで、バッテリの温度を調節するための技術が検討されてきた(例えば特許文献1)。
【0003】
特許文献1には、複数のセルを有するバッテリについて記載されている。このバッテリはセルの温度調節が可能な流体が流通する流路をセルとセルの間に設け、この流路に流体を流通させて、セルを側面から冷却又は加温している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
中国特許第111384465号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
バッテリを構成するセルは、当該セルに何らかの異常が生じると温度が上昇し、熱暴走に至る場合がある。特許文献1に記載のバッテリは、上述したように複数のセルを備えて構成されている。特許文献1に記載のバッテリでは、セルを側面から冷却しているので冷却能力が向上するが、セル間において熱が伝わりやすいため、複数のセルのうちの一つが熱暴走に至ると隣接するセルに伝熱し、当該隣接するセルも温度が上昇して熱暴走の連鎖を招く可能性があった。
【0006】
そこで、セルの熱暴走に伴う熱連鎖を防止するバッテリ温調装置が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るバッテリ温調装置の特徴構成は、複数のセルが第一方向に並設されたバッテリの温度を調整するバッテリ温調装置であって、前記第一方向で隣り合う前記セルの間に配置され、前記セルを冷却可能な流体が流通する流路が内部に形成された冷却プレートと、前記セルと前記冷却プレートとの間に配置され、所定温度以上で消失する伝熱材と、を備え、前記冷却プレートは、前記第一方向と直交する側面に、前記伝熱材が消失した際に前記セルと前記冷却プレートとの間隔を保持する間隔保持部を有する点にある。
【0008】
セルの冷却時においては、セルと冷却プレートとの間に配置される伝熱材がセルの熱を冷却プレートに伝えるので、バッテリ温調装置は各セルを効率的に冷却し、バッテリの温度を調節することが可能である。また、複数のセルのうちの一つが熱暴走した場合においては、当該セルから熱を受け渡された伝熱材は所定温度以上で消失する。ここで、冷却プレートは第一方向と直交する側面に当該セルと冷却プレートとの間隔を保持する間隔保持部を有しているので、伝熱材が消失した場合であっても熱暴走に至ったセルと当該セルと隣り合う冷却プレートとは全体が接触せず、これらの間には空間が生じる。この空間が当該セルと冷却プレートとの間を断熱するので、熱暴走に至ったセルの熱は冷却プレート及び他のセルへ伝わりづらくなり、他のセルの連鎖的な熱暴走を防止することが可能となる。また、セルが膨張した場合であってもセルと冷却プレートとの間隔を保持することが可能であるため、バッテリ全体が変形する不都合も防止できる。
【0009】
このように、一つのセルが熱暴走を起こした場合であっても、隣接するセルに熱が伝わりにくく、熱暴走が連鎖しないバッテリ温調装置となっている。
【図面の簡単な説明】
【0010】
バッテリモジュール及びバッテリ温調装置の縦断面図である。
第1実施形態に係る冷却プレートの斜視図である。
バッテリモジュール及びバッテリ温調装置の縦断面図である。
第2実施形態に係る冷却プレートの斜視図である。
第3実施形態に係る冷却プレートの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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