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公開番号2025069588
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-01
出願番号2023179397
出願日2023-10-18
発明の名称表示装置
出願人株式会社ジャパンディスプレイ
代理人弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類H10K 59/122 20230101AFI20250423BHJP()
要約【課題】 歩留まりを改善可能な表示装置を提供する。
【解決手段】 一実施形態に係る表示装置は、画像を表示する表示領域および前記表示領域の周囲の周辺領域を有する基板と、前記基板の上方に配置された有機絶縁層と、前記有機絶縁層を覆うとともに、前記表示領域において複数の画素開口を有するリブ層と、前記複数の画素開口とそれぞれ重なる複数の表示素子と、を備えている。前記基板は、第1辺を有している。前記有機絶縁層は、平面視において前記第1辺と前記表示領域の間に位置する第2辺と、平面視において前記第2辺から前記第1辺に向けて突出するとともに前記第2辺の端部から離れた位置に設けられた凸部と、を有している。さらに、前記第2辺は、前記第1辺と平行な第1直線部と、前記第1直線部と前記凸部の間に位置し、前記第1辺から離れる方向に窪んだ凹部と、を有している。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
画像を表示する表示領域および前記表示領域の周囲の周辺領域を有する基板と、
有機絶縁材料で形成され、前記基板の上方に配置された有機絶縁層と、
無機絶縁材料で形成され、前記有機絶縁層を覆うとともに、前記表示領域において複数の画素開口を有するリブ層と、
前記複数の画素開口とそれぞれ重なる複数の表示素子と、
を備え、
前記基板は、第1辺を有し、
前記有機絶縁層は、
平面視において前記第1辺と前記表示領域の間に位置する第2辺と、
平面視において前記第2辺から前記第1辺に向けて突出するとともに前記第2辺の端部から離れた位置に設けられた凸部と、
を有し、
前記第2辺は、
前記第1辺と平行な第1直線部と、
前記第1直線部と前記凸部の間に位置し、前記第1辺から離れる方向に窪んだ凹部と、
を有している、表示装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記凸部の側辺は、前記第1辺と直交する第2直線部を有している、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記凹部は、複数の第3直線部を有し、
前記第1直線部、前記第2直線部および前記複数の第3直線部のうち、隣り合う2つの直線部が鈍角を成す、
請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記第1直線部、前記第2直線部および前記複数の第3直線部のうち、隣り合う2つの直線部が円弧状の曲線部により接続されている、
請求項3に記載の表示装置。
【請求項5】
前記リブ層は、前記凸部と重なる第1スリットを有している、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項6】
前記第1スリットは、前記表示領域を囲っている、
請求項5に記載の表示装置。
【請求項7】
前記有機絶縁層は、前記第1スリットと重なる溝を有している、
請求項5に記載の表示装置。
【請求項8】
前記第1スリットに沿う前記リブ層の縁部は、前記溝の上方に突出している、
請求項7に記載の表示装置。
【請求項9】
前記複数の表示素子の各々は、
下電極と、
前記下電極の上方に位置する上電極と、
前記下電極と前記上電極の間に位置し、電圧の印加に応じて発光する有機層と、
を含む、
請求項5に記載の表示装置。
【請求項10】
前記表示領域において、隣り合う前記表示素子の間に配置された第1隔壁と、
前記周辺領域において、前記第1スリットの周囲に配置された複数の第2隔壁と、
をさらに備え、
前記第1隔壁および前記第2隔壁の各々は、
前記リブ層の上方に配置された導電性の下部と、
前記下部の側面から突出する端部を有する上部と、
を含む、
請求項9に記載の表示装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、表示装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、表示素子として有機発光ダイオード(OLED)を適用した表示装置が実用化されている。この種の表示装置において、歩留まりの改善を可能とする技術が必要とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-195677号公報
特開2004-207217号公報
特開2008-135325号公報
特開2009-32673号公報
特開2010-118191号公報
国際公開第2018/179308号
米国特許出願公開第2022/0077251号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、歩留まりを改善可能な表示装置を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施形態に係る表示装置は、画像を表示する表示領域および前記表示領域の周囲の周辺領域を有する基板と、有機絶縁材料で形成され、前記基板の上方に配置された有機絶縁層と、無機絶縁材料で形成され、前記有機絶縁層を覆うとともに、前記表示領域において複数の画素開口を有するリブ層と、前記複数の画素開口とそれぞれ重なる複数の表示素子と、を備えている。前記基板は、第1辺を有している。前記有機絶縁層は、平面視において前記第1辺と前記表示領域の間に位置する第2辺と、平面視において前記第2辺から前記第1辺に向けて突出するとともに前記第2辺の端部から離れた位置に設けられた凸部と、を有している。さらに、前記第2辺は、前記第1辺と平行な第1直線部と、前記第1直線部と前記凸部の間に位置し、前記第1辺から離れる方向に窪んだ凹部と、を有している。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、一実施形態に係る表示装置の構成例を示す図である。
図2は、副画素のレイアウトの一例を示す概略的な平面図である。
図3は、図2中のIII-III線に沿う表示装置の概略的な断面図である。
図4は、一実施形態に係る表示装置の概略的な平面図である。
図5は、図4に示した有機絶縁層の凸部の近傍の概略的な拡大平面図である。
図6は、凸部の近傍における基板、有機絶縁層およびスリットの概略的な平面図である。
図7は、図5におけるVII-VII線に沿う表示装置の概略的な断面図である。
図8は、図5における領域VIIIの概略的な拡大平面図である。
図9は、一実施形態に係るマザー基板の概略的な平面図である。
図10Aは、マザー基板にパネル部を形成する工程を示す概略的な断面図である。
図10Bは、図10Aに続く工程を示す概略的な断面図である。
図10Cは、図10Bに続く工程を示す概略的な断面図である。
図10Dは、図10Cに続く工程を示す概略的な断面図である。
図10Eは、図10Dに続く工程を示す概略的な断面図である。
図10Fは、図10Eに続く工程を示す概略的な断面図である。
図10Gは、図10Fに続く工程を示す概略的な断面図である。
図11は、マザー基板から切り出されたパネル部の概略的な平面図である。
図12は、パネル部における凸部の近傍の概略的な拡大平面図である。
図13は、パネル部における基板、スリットおよび有機絶縁層の概略的な平面図である。
図14は、蒸着によって積層膜が形成されたパネル部の一部を示す概略的な断面図である。
図15は、実施形態との比較例を示す図である。
図16は、実施形態の変形例を示す図である。
図17は、実施形態の他の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
いくつかの実施形態について図面を参照しながら説明する。
開示はあくまで一例に過ぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同一または類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する詳細な説明を適宜省略することがある。
【0008】
なお、図面には、必要に応じて理解を容易にするために、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を記載する。X軸に沿った方向をX方向と称し、Y軸に沿った方向をY方向と称し、Z軸に沿った方向をZ方向と称する。Z方向は、X方向とY方向を含む平面の法線方向である。また、Z方向と平行に各種要素を見ることを平面視という。
【0009】
各実施形態に係る表示装置は、表示素子として有機発光ダイオード(OLED)を備える有機エレクトロルミネッセンス表示装置であり、テレビ、パーソナルコンピュータ、車載機器、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話端末、ウェアラブル端末等の各種の電子機器に搭載され得る。
【0010】
図1は、一実施形態に係る表示装置DSPの構成例を示す図である。表示装置DSPは、絶縁性の基板10を備えている。基板10は、画像を表示する表示領域DAと、表示領域DAの周辺の周辺領域SAとを有している。基板10は、ガラスであってもよいし、可撓性を有する樹脂フィルムであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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