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公開番号2025070581
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023181022
出願日2023-10-20
発明の名称天板付什器
出願人株式会社オカムラ
代理人個人
主分類A47B 13/00 20060101AFI20250424BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】使用者に対して適度な囲まれ感を与えつつ、天板の上面での照度を確保できる天板付什器を提供する。
【解決手段】本発明の一態様に係る天板付什器は、床面から起立する支持脚と、複数の天板コーナ部、及び隣り合う天板コーナ部同士を各別に接続する複数の天板辺部からなる平面視多角形状の外形を呈し、支持脚に下方から支持された天板と、天板の上方に延びる上部構造体と、天板の上面を照らす発光部を有し、天板の上方において上部構造体に支持された照明装置と、を備えている。照明装置は、天板辺部と同数の照明辺部、及び隣り合う照明辺部同士の間を接続する照明コーナ部からなる平面視多角形状の外形を呈し、照明装置は、照明辺部及び天板辺部同士、並びに照明コーナ部及び天板コーナ部同士の平面視における天板の中心回り位置を合わせた状態で、平面視で天板と同心上に配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
床面から起立する支持脚と、
複数の天板コーナ部、及び隣り合う前記天板コーナ部同士を各別に接続する複数の天板辺部からなる平面視多角形状の外形を呈し、前記支持脚に下方から支持された天板と、
前記天板の上方に延びる上部構造体と、
前記天板の上面を照らす発光部を有し、前記天板の上方において前記上部構造体に支持された照明装置と、を備え、
前記照明装置は、前記天板辺部と同数の照明辺部、及び隣り合う前記照明辺部同士の間を接続する照明コーナ部からなる平面視多角形状の外形を呈し、
前記照明装置は、前記照明辺部及び前記天板辺部同士、並びに前記照明コーナ部及び前記天板コーナ部同士の平面視における前記天板の中心回り位置を合わせた状態で、平面視で前記天板と同心上に配置されている天板付什器。
続きを表示（約 570 文字）【請求項２】
前記上部構造体は、前記天板の側方において、隣り合う前記天板コーナ部を含む少なくとも３つ以上の前記天板コーナ部に向かい合う位置から、前記天板の上方に延びる複数の起立部を備え、
複数の前記起立部の上端部同士は、前記天板の上方で互いに連結されている請求項１に記載の天板付什器。
【請求項３】
少なくとも一の前記天板辺部は、前記一の天板辺部に対して両側に位置する前記起立部同士を前記天板の上面位置で結ぶ仮想線に対して、平面視で前記天板の中心から離れる向きに膨出している請求項２に記載の天板付什器。
【請求項４】
前記上部構造体は、複数の前記起立部における上端部それぞれから上下方向に交差する交差方向に延びる杆状部を備え、
複数の前記杆状部同士は、平面視で前記天板の中心と重なり合う位置で、複数の前記起立部同士を連結している請求項２又は請求項３に記載の天板付什器。
【請求項５】
前記照明装置は、枠状に形成されている請求項１から請求項３の何れか１項に記載の天板付什器。
【請求項６】
前記上部構造体の内部には、前記照明装置に接続される配線を前記天板の下方に導く配線挿通空間が形成されている請求項１から請求項３の何れか１項に記載の天板付什器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、天板付什器に関する。
続きを表示（約 2,100 文字）【背景技術】
【０００２】
天板付什器では、平面視多角形状の天板と、天板の角部に対して側方に位置する部分から天板の上方に延びる支柱と、天板の上方において支柱の上端部同士を接続する接続フレームと、を備える構成が開示されている（例えば、下記特許文献１参照）。
この構成によれば、天板の側方及び上方が支柱及び接続フレームによって囲まれることで、天板付什器を使用する使用者に対して囲まれ感を与えることができると考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第７２４３２５５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、上述した従来技術にあっては、天井照明等から出射される光が支柱や接続フレームに遮られることで、天板の上面での照度を確保することが難しい場合がある。
【０００５】
本発明は、使用者に対して適度な囲まれ感を与えつつ、天板の上面での照度を確保できる天板付什器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記課題を解決するために、本発明は以下の態様を採用した。
（１）本発明の一態様に係る天板付什器は、床面から起立する支持脚と、複数の天板コーナ部、及び隣り合う前記天板コーナ部同士を各別に接続する複数の天板辺部からなる平面視多角形状の外形を呈し、前記支持脚に下方から支持された天板と、前記天板の上方に延びる上部構造体と、前記天板の上面を照らす発光部を有し、前記天板の上方において前記上部構造体に支持された照明装置と、を備え、前記照明装置は、前記天板辺部と同数の照明辺部、及び隣り合う前記照明辺部同士の間を接続する照明コーナ部からなる平面視多角形状の外形を呈し、前記照明装置は、前記照明辺部及び前記天板辺部同士、並びに前記照明コーナ部及び前記天板コーナ部同士の平面視における前記天板の中心回り位置を合わせた状態で、平面視で前記天板と同心上に配置されている。
【０００７】
本態様によれば、上部構造体が天板の上方に延びることで、天板付什器を使用する使用者に対して囲まれ感を与えることができる。その上で、上部構造体に照明装置が支持されているため、施設自体に設けられた照明（例えば、天井照明等）と上部構造体との位置関係に関わらず、天板の上面を照らすことができる。
特に、互いに多角形状に形成された照明装置と天板とが同心上に配置されていることで、使用者が頻繁に使用する天板辺部に対して光を照射し易い。その結果、使用者に対して適度な囲まれ感を与えつつ、天板の上面での照度を確保できる。
【０００８】
（２）上記（１）の態様に係る天板付什器において、前記上部構造体は、前記天板の側方において、隣り合う前記天板コーナ部を含む少なくとも３つ以上の前記天板コーナ部に向かい合う位置から、前記天板の上方に延びる複数の起立部を備え、複数の前記起立部の上端部同士は、前記天板の上方で互いに連結されていることが好ましい。
本態様によれば、複数の起立部により天板コーナ部の側方が囲まれることで、天板付什器を使用する使用者に対して囲まれ感を与えることができる。そのため、天板上での作業を効率的に行い易い。また、複数の起立部同士が互いに連結されているので、起立部を安定させることができる。
【０００９】
（３）上記（２）の態様に係る天板付什器において、少なくとも一の前記天板辺部は、前記一の天板辺部に対して両側に位置する前記起立部同士を前記天板の上面位置で結ぶ仮想線に対して、平面視で前記天板の中心から離れる向きに膨出していることが好ましい。
本態様によれば、天板辺部が仮想線に対して膨出しているため、天板辺部が隣り合う起立部間で直線状に延びている場合に比べ、使用者が天板辺部に向かい合って作業を行う際に、起立部によって与える圧迫感を軽減できるとともに、天板における上面の作業エリアを確保し易い。
その結果、使用者に対して適度な囲まれ感を与えつつ、天板上で作業を効率的に行い易い。
【００１０】
（４）上記（２）又は（３）の何れかの態様に係る天板付什器において、前記上部構造体は、複数の前記起立部における上端部それぞれから上下方向に交差する交差方向に延びる杆状部を備え、複数の前記杆状部同士は、平面視で前記天板の中心と重なり合う位置で、複数の前記起立部同士を連結していることが好ましい。
本態様によれば、杆状部が天板の中心と重なり合う位置で連結されているので、天板辺部の上方を開放させることができる。これにより、天板辺部に向かい合って天板を使用する使用者に対して圧迫感を軽減できる。また、天井照明等から出射される光のうち、天板辺部に向かう光が杆状部によって遮られることを抑制できる。その結果、天板上での照度を確保して、天板上で作業を効率的に行い易い。
（【００１１】以降は省略されています）

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