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公開番号2025071053
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2024182576
出願日2024-10-18
発明の名称粘着シート、及び粘着力増強方法
出願人大日本除蟲菊株式会社
代理人個人,個人
主分類C09J 7/20 20180101AFI20250424BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】繊維製品に接着させたとき、繊維製品から剥がれ難い粘着シートを提供する。
【解決手段】基材3と、基材3に積層された粘着剤を含む粘着層5とを備え、粘着層5によって繊維製品に接着される粘着シート1であって、基材3は、テルペン構造及び/又はカルボニル基を有する香料化合物を含む粘着シート1。香料化合物は、テルペン構造として、モノテルペン構造及び/又はセスキテルペン構造を有することが好ましく、カルボニル基として、エステル基、ケトン基、アルデヒド基からなる群から選択される一種以上の基を有することが好ましい。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
基材と、
前記基材に積層された粘着剤を含む粘着層と
を備え、前記粘着層によって繊維製品に接着される粘着シートであって、
前記基材は、テルペン構造及び/又はカルボニル基を有する香料化合物を含む粘着シート。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記香料化合物は、前記テルペン構造として、モノテルペン構造及び/又はセスキテルペン構造を有する請求項1に記載の粘着シート。
【請求項3】
前記香料化合物は、前記カルボニル基として、エステル基、ケトン基、アルデヒド基からなる群から選択される一種以上の基を有する請求項1に記載の粘着シート。
【請求項4】
前記香料化合物は、ピペリトン、メントン、リナロール、メントール、β-カリオフィレン、ジヒドロミルセノール、1,8-シネオール、プレゴン、メントフラン、p-メンタン-3,8-ジオール、ヘキサン酸アリル、α-ダマスコン、p-アニスアルデヒド、イソプレゴール、α-テルピネオール、β-テルピネオール、γ-テルピネオール、及びδ-テルピネオールからなる群から選択される一種又は二種以上の混合物である請求項1に記載の粘着シート。
【請求項5】
前記香料化合物の含有量は、0.7μg/cm

以上である請求項1に記載の粘着シート。
【請求項6】
前記粘着剤は、アクリル系粘着剤である請求項1に記載の粘着シート。
【請求項7】
前記粘着剤の含有量は、1~10mg/cm

である請求項1に記載の粘着シート。
【請求項8】
前記粘着剤の含有量(B)と、前記香料化合物の含有量(A)との質量比率(B/A)は、0.7~500である請求項1に記載の粘着シート。
【請求項9】
前記基材は、
フィルム層と、
前記フィルム層の一方の面に積層された不織布層と
を含み、
前記フィルム層の他方の面に前記粘着層が積層されており、
前記不織布層に前記香料化合物が含有されている請求項1に記載の粘着シート。
【請求項10】
前記繊維製品は、マスクである請求項1~9の何れか一項に記載の粘着シート。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、繊維製品に接着される粘着シート、及び粘着剤の粘着力増強方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、マスク等の布製品や紙製品(以下、繊維製品と称する。)に芳香を付与することが行われている。例えば、基材と、基材の一方の面に積層された粘着剤層と、他方の面に積層された担持部材とを備え、担持部材に芳香剤が担持されてなるマスク貼着用芳香シートが提案されている(引用文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-105643号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
繊維製品は、当該製品を構成する繊維間に隙間を有しており、隙間の分だけ、繊維製品と粘着シートとの接着面積が小さいため、繊維製品に接着させた粘着シートが剥がれ易く、粘着シートを繊維製品に長時間接着させておくことが難しい。特に、繊維製品がマスクであるような場合には、マスクは呼気などで湿り易いため、湿気によって粘着シートの粘着力が低下するおそれがある。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、繊維製品に接着させたとき、繊維製品から剥がれ難い粘着シート、及び粘着剤の効力を増強し得る効力増強方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための本発明に係る粘着シートの特徴構成は、
基材と、
前記基材に積層された粘着剤を含む粘着層と
を備え、前記粘着層によって繊維製品に接着される粘着シートであって、
前記基材は、テルペン構造及び/又はカルボニル基を有する香料化合物を含むことにある。
【0007】
本構成の粘着シートによれば、テルペン構造及び/又はカルボニル基を有する香料化合物と、粘着層中の粘着剤とが接触すると、驚くべきことに、粘着剤の粘着力を増強することができる。これにより、粘着シートは、繊維製品に接着させたとき、剥がれ難いものとなる。香料化合物と粘着剤との接触によって粘着剤の粘着力を増強するメカニズムは定かではないが、香料化合物のテルペン構造及び/又はカルボニル基が粘着剤に対して何らかの作用を及ぼし、その粘着力を増強するものと推察される。
【0008】
本発明に係る粘着シートにおいて、
前記香料化合物は、前記テルペン構造として、モノテルペン構造及び/又はセスキテルペン構造を有することが好ましい。
【0009】
本構成の粘着シートによれば、香料化合物がテルペン構造として上記構造を有することにより、粘着剤の粘着力をより増強することができる。
【0010】
本発明に係る粘着シートにおいて、
前記香料化合物は、前記カルボニル基として、エステル基、ケトン基、アルデヒド基からなる群から選択される一種以上の基を有することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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