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公開番号2025042149
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-27
出願番号2023148994
出願日2023-09-14
発明の名称ホットメルト接着剤
出願人東ソー株式会社
代理人
主分類C09J 123/34 20060101AFI20250319BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】各種部材、中でもPP、ポリオレフィン、PS等の樹脂及びアルミニウム部材、アルミニウム合金部材、ステンレス製部材等の金属部材、更には樹脂部材、金属部材等の異種部材同士の良好な接着性を有する接着剤、特に表面未改質の金属表面基材であっても、良好な接着を可能とするホットメルト接着用ポリマー材料を提供する。
【解決手段】プロピレン系重合体に塩素およびクロロスルホン基が結合したクロロスルホン化プロピレン系重合体を含む、ホットメルト接着剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
プロピレン系重合体に塩素およびクロロスルホン基が結合したクロロスルホン化プロピレン系重合体を含む、ホットメルト接着剤。
続きを表示（約 220 文字）【請求項２】
クロロスルホン化プロピレン系重合体の塩素量が５．０～５０．０％である、請求項１に記載のホットメルト接着剤。
【請求項３】
クロロスルホン化プロピレン系重合体の硫黄量が０．１～１０．０％である、請求項１に記載のホットメルト接着剤。
【請求項４】
プロピレン系重合体がプロピレンホモポリマーまたはエチレン－プロピレン共重合体である、請求項１～３のいずれかに記載のホットメルト接着剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、プロピレン系重合体に塩素およびクロロスルホン基が結合したクロロスルホン化プロピレン系重合体を含むホットメルト接着剤に関するものである。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、金属の接合には溶接、リベット、ボルト接合などが主に用いられてきたが、今日の科学技術の進歩に伴い、要求される材料等の性能・機能が厳しくなると共に、異種材との接着が要求されており、これらの要求を達成する為、接着の技術が注目・進展されている。
【０００３】
中でもホットメルト接着剤は、無溶剤の接着剤であり環境への負荷が少なく、取り扱いも容易なため、幅広い分野で使用されている。
【０００４】
更に今後は自動車分野を始めとした技術革新により樹脂、金属部材単体だけでなく、樹脂―金属の複合材料、特にはポリプロピレン―金属のような異種材料の接着技術が重要となることが見込まれている。
【０００５】
ポリプロピレンは優れる加工性、物理特性、リサイクル性や価格の面で多岐にわたる用途で広く使用されている一方、難接着材料であり表面処理等を施しても十分な接着強度を確保するのは困難となっている（例えば、非特許文献１参照。）。
【０００６】
一方で、クロロスルホン化ポリエチレンは優れた耐熱性、耐候性、耐オゾン性、耐薬品性及び明色性を有することから、各種ホースカバー材、電線被覆材、パッキン、ガスケット、ロール及びエスカレーターの手すり等の用途や有機溶剤に溶解して接着剤、コーティング剤、塗料、プライマー等の用途にも使用されている。
【０００７】
しかしながら、クロロスルホン化ポリエチレンではポリプロピレン樹脂への密着性が不十分であり、接着に関しても、ゴム接着用のガラス繊維処理用クロロスルホン化ポリエチレンラテックス等を検討するもの（例えば、特許文献１参照。）はあるが、金属等の接着についても検討はなされていない。
【０００８】
一方で、クロロスルホン化ポリプロピレンについても検討されている（例えば、特許文献２参照。）が、ポリプロピレン系樹脂のプライマーとして水系エマルションを作製し、塗膜の密着性について評価するものであり、ポリプロピレン系樹脂と金属との異種材接着に関する内容は全く検討されていなかった。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【０００９】
日本接着学会誌Ｖｏｌ．５４Ｎｏ６（２０１８）項２１２～
【特許文献】
【００１０】
特開２０２０－８３９１８号公報
特開２００８－１２７４３６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
（【００１１】以降は省略されています）

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