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公開番号
2025071100
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2025011480,2022534828
出願日
2025-01-27,2020-12-10
発明の名称
抽出粒子キャリーオーバーを防止する磁石アセンブリ
出願人
ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー
,
BECTON, DICKINSON AND COMPANY
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C12Q
1/6806 20180101AFI20250424BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】生体サンプルからのポリヌクレオチド抽出を実行してポリヌクレオチドを増幅待機形態に調製するための自動化プラットフォームの中に実装することができる固定磁石アセンブリの提供。
【解決手段】固定磁石アセンブリは、反応混合物からの磁性粒子の分離をもたらすために、磁性粒子とポリヌクレオチドの反応混合物とを含有する容器に磁気エネルギを提供するのに使用することができる。これは、調製された増幅待機サンプル内の磁性粒子キャリーオーバーを防止又は低減することができ、それによって増幅結果を改善する。
【選択図】図8B
特許請求の範囲
【請求項1】
核酸分析用システムであって、
溶解軸線に沿って位置合わせされた複数の溶解チューブと、前記溶解軸線とほぼ平行な混合軸線に沿って位置合わせされた複数の混合チューブとを受け入れるように構成された受け入れベイを備え、
前記受け入れベイは、
前記溶解軸線及び前記混合軸線とほぼ平行な第1の磁石軸線に沿って位置合わせされる1又は2以上の第1の磁石であって、前記複数の溶解チューブが前記受け入れベイに受け入れられたときに前記複数の溶解チューブの下方の位置から前記複数の溶解チューブに隣接する位置までの間を移動するように構成され、前記複数の溶解チューブが前記受け入れベイに受け入れられ前記1又は2以上の第1の磁石が前記複数の溶解チューブに隣接して配置されたときに前記複数の溶解チューブの内容物に第1の磁力を印加するように構成される前記1又は2以上の第1の磁石と、
前記第1の磁石軸線とほぼ平行な第2の磁石軸線に沿って位置合わせされる1又は2以上の第2の磁石であって、前記複数の混合チューブが前記受け入れベイに受け入れられたときに静止状態を維持するように構成され、前記複数の混合チューブが前記受け入れベイに受け入れられたときに前記複数の混合チューブの内容物に第2の磁力を印加するように構成される前記1又は2以上の第2の磁石と、
を備える、
核酸分析用システム。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記1又は2以上の第2の磁石は、
装着プレートと、
前記装着プレートに対する高さを有する支持プレートと、
前記支持プレートを前記装着プレートに機械的に結合し、前記装着プレートに対する前記支持プレートの前記高さがユーザにより調節可能であるようにする、第1の複数のファスナと、
を備える固定磁石アセンブリに含まれる、
請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記第1の複数のファスナの各々が、ジャッキスクリューを備える請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記複数の溶解チューブ及び前記複数の混合チューブが前記受け入れベイに受け入れられたときに、前記第1の磁力は、前記溶解軸線とほぼ垂直である方向に沿って前記複数の溶解チューブのうちの各々の内容物に印加され、前記第2の磁力は、前記混合軸線とほぼ平行である方向に沿って前記複数の混合チューブのうちの各々の内容物に印加される請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記複数の溶解チューブ及び前記複数の混合チューブが前記受け入れベイに受け入れられたときに、前記第1の磁力は、前記溶解軸線とほぼ垂直である方向に沿って前記複数の溶解チューブのうちの各々の内容物に印加され、前記第2の磁力は、前記混合軸線とほぼ垂直である方向に沿って前記複数の混合チューブのうちの各々の内容物に印加される請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記受け入れベイは、前記複数の溶解チューブと前記複数の混合チューブとを備える処理デバイスを受け入れるように更に構成される請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記第1の磁石軸線は、前記複数の混合チューブが前記受け入れベイに受け入れられたときに前記1又は2以上の第1の磁石が前記複数の混合チューブの内容物に対して前記第1の磁力を作用せず、かつ前記複数の溶解チューブが前記受け入れベイに受け入れられたときに前記1又は2以上の第2の磁石が前記複数の溶解チューブの内容物に対して前記第2の磁力を作用しないような距離だけ前記第2の磁石軸線から空間的に分離される、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記第2の磁石軸線に沿って位置合わせされた複数のハウジング内に収容された複数の第2の磁石を備え、
前記複数のハウジングの各ハウジングが、前記複数の第2の磁石のうちの2つを収容する、
請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
前記複数の混合チューブが前記受け入れベイに受け入れられたときに、各ハウジング内の前記2つの磁石のうちの1番目の磁石が、第1の混合チューブの内容物に前記第1の混合チューブの第1の位置で前記第2の磁力を印加するように構成され、
各ハウジング内の前記2つの磁石のうちの2番目の磁石が、前記第1の混合チューブに隣接する第2の混合チューブの内容物に前記第2の磁力を印加するように構成され、前記2つの磁石のうちの前記2番目の磁石は、前記第2の混合チューブの第1の位置から約180°であるか又は180°よりも小さい前記第2の混合チューブの第2の位置で前記第2の磁力を印加するように構成される、
請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記複数の混合チューブが前記受け入れベイに受け入れられたときに、混合チューブ対ハウジングの比が2対1である請求項8に記載のシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
〔関連出願への相互参照〕
この出願は、これによりその全体が引用によって組み込まれる2019年12月13日出願の米国仮特許出願第62/948003号の利益を主張するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)
【0002】
本発明の開示は、一般的に、生体サンプルからのポリヌクレオチド抽出を実行し、かつポリヌクレオチドをPCR待機形態に調製するための自動化プラットフォームに関する。より具体的には、本発明の開示は、磁性粒子とポリヌクレオチドの反応混合物とを含有する容器に磁気エネルギを提供し、それによって反応混合物からの磁性粒子の分離をもたらすために、そのような自動化プラットフォームと併用可能な固定磁石アセンブリに関する。
【背景技術】
【0003】
医療診断産業は、今日のヘルスケアインフラストラクチャーの決定的に重要な要素である。しかし、現在、診断分析は、どのようなルーチンであっても患者ケアでの障害になっている。これにはいくつかの理由がある。第1に、多くの診断分析は、高価であってかつ熟練臨床医によってのみ作動可能である非常に専門的な機器を用いてのみ行うことができる。そのような機器は、少数の場所にのみ、すなわち、多くの場合にいずれか所与の都市エリアにただ一箇所のみに見出される。これは、殆どの病院が分析のためにこれらの場所にサンプルを発送することを要求され、それによって運送コスト及び搬送遅延及び潜在的にサンプル紛失又は取り扱いミスさえも招くことを意味する。第2に、問題の機器は、典型的に「オンデマンド」で利用可能ではなく、むしろ代わりにバッチで稼働し、それによって多くのサンプルに対してそれらを実行することができる前に機械が完全に充填されるのをそれらが待たなければならないので処理時間を遅延する。
【0004】
サンプルフローがいくつかの重要なステップに分かれることを理解した上で、これらの可能な限り多くを自動化する方法を考慮することが望ましいと考えられる。例えば、生体サンプルは、患者から抽出された状態で、当該のベクターを増幅するために、以下に限定されるものではないが、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)、TMA、SDA、NASBA、LCR、及びローリングサイクル増幅を含む増幅方法を使用することを典型的に伴う処理レジームに適する形態に置かなければならない。増幅された状態で、サンプルからの当該のヌクレオチドの存在は、明確に決定される必要がある。PCRに対してサンプルを調製することは、現時点では時間を消費し、かつ労力集約的ステップであるが、専門技能を必要とするものではなく、かつ有用に自動化することができると考えられる。それとは対照的に、PCR及びヌクレオチド検出のようなステップは、通例的に専門機器にアクセスを有する特殊訓練された個人の範囲内であるのみである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
サンプル調製は、殆どのサンプルが1又は2以上の段で加熱されなければならないことに一部起因して、かつターゲットポリヌクレオチドが典型的に一部の種類の保持部材によって捕捉され、これが次に周囲環境から実質的に隔離されなければならないことに一部起因して労働集約的である。すなわち、様々な液体移送作動を最適化することができ、更に自動化することができる場合であっても、制御された熱印加及び原位置での抽出ポリヌクレオチドの効率的な捕捉に対する必要性が依然として存在する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書での背景の議論は、本明細書に説明する本発明の状況を解説するために含めたものである。これは、言及した内容のいずれも特許請求の範囲のいずれかの優先日付現在で公開されており、公知であり、又は共通一般知識の一部であることを認めるものとしては解釈されない。
【0007】
本明細書の説明及び特許請求の範囲を通して、単語「comprise」及び「comprising」及び「comprises」のようなその変形は、他の追加物、構成要素、整数、又はステップを除外するように意図していない。
【0008】
本明細書に説明するシステム、方法、及びデバイスの各々は、いくつかの態様を有し、そのうちのいずれの単一のものも、その望ましい属性に対して単独で重要ということではない。本発明の開示の範囲を限定することなく、いくつかの非限定的な特徴をここで簡単に以下に議論する。
【0009】
本明細書で議論するのは、生体サンプルからのポリヌクレオチド抽出を実行し、かつポリヌクレオチドをPCR待機形態に調製するための自動化プラットフォームの中に実装することができる固定磁石アセンブリの実施形態である。固定磁石アセンブリは、磁性粒子とポリヌクレオチドの反応混合物とを含有する容器に反応混合物からの磁性粒子の分離をもたらすために磁気エネルギを提供するのに使用することができる。これは、調製されたPCR待機サンプル内の磁性粒子キャリーオーバーを防止又は低減し、それによってPCR結果を改善することができる。
【0010】
様々な実施形態では、核酸分析用システムが企図され、システムは、溶解軸線に沿って位置合わせされた複数の溶解チューブと溶解軸線とほぼ平行な混合軸線に沿って位置合わせされた複数の混合チューブとを受け入れるように構成された受け入れベイを含むことができる。受け入れベイは、第1の磁石軸線(溶解及び混合軸線とほぼ平行である)に沿って位置合わせされた1又は2以上の第1の磁石と、第2の磁石軸線(第1の磁石軸線とほぼ平行である)に沿って位置合わせされた1又は2以上の第2の磁石とを含むことができる。1又は2以上の第1の磁石は、複数の溶解チューブが受け入れベイに受け入れられたときに複数の溶解チューブの下方の位置から複数の溶解チューブに隣接する位置までの間を移動するように構成することができる。1又は2以上の第1の磁石は、複数の溶解チューブが受け入れベイに受け入れられ1又は2以上の第1の磁石が複数の溶解チューブに隣接して配置されたときに複数の溶解チューブの内容物に第1の磁力を印加するように構成することができる。1又は2以上の第2の磁石は、複数の混合チューブが受け入れベイに受け入れられたときに静止状態を維持するように構成することができ、1又は2以上の第2の磁石は、複数の混合チューブが受け入れベイに受け入れられたときに複数の混合チューブの内容物に第2の磁力を印加するように構成される。
(【0011】以降は省略されています)
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