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公開番号2025071138
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2025023522,2021535122
出願日2025-02-17,2019-12-20
発明の名称ナノトランスポゾン組成物および使用方法
出願人ポセイダ セラピューティクス,インコーポレイティド
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類C12N 15/11 20060101AFI20250424BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】遺伝子治療のために細胞を修飾する方法として、特にヒト細胞で用いるために、トランスポゾン配列を保持するベクターに、非天然起源の構造的な改良を含むナノトランスポゾン組成物、これらの組成物の作製方法および使用方法を提供する。
【解決手段】以下:第1の核酸配列、これは、(a)第1の逆位末端反復配列(ITR)、(b)第2のITR、および(c)ITR内配列を含み、前記ITR内配列は、トランスポゾン配列を含む;ならびにITR間配列を含む第2の核酸配列、を含む組成物を開示し、前記ITR間配列の長さは、両端部を含めて1~600ヌクレオチドである。好ましくは、前記組成物はナノトランスポゾンである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
以下:
第1の核酸配列、これは、(a)第1の逆位末端反復配列(ITR)、(b)第2のITR、および(c)ITR間配列を含み、前記ITR間配列は、トランスポゾン配列を含む;ならびに
ITR間配列を含む第2の核酸配列、ここで、前記ITR間配列の長さは1~600ヌクレオチドである、
を有する1つのポリヌクレオチドを含む組成物。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記ITR間配列の長さが1~100ヌクレオチドである、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記第1の核酸配列、又は前記第2の核酸配列は、複製起点配列をさらに含む、請求項1又は2のいずれかに記載の組成物。
【請求項4】
前記複製起点配列の長さは、1~450ヌクレオチドである、請求項3に記載の組成物。
【請求項5】
前記複製起点配列は、R6K複製起点を含む、請求項3又は4のいずれかに記載の組成物。
【請求項6】
前記第1の核酸、又は前記第2の核酸配列は、第1の選択マーカーをコードする配列をさらに含む、請求項1~5のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項7】
前記第1の選択マーカーの長さは、1~200ヌクレオチドである、請求項6に記載の組成物。
【請求項8】
任意で前記第1の選択マーカーは、スクロース選択マーカーである、請求項6又は7のいずれかに記載の組成物。
【請求項9】
前記スクロース選択マーカーは、RNA-OUT選択マーカーである、請求項8に記載の組成物。
【請求項10】
前記第1の核酸配列、又は前記第2の核酸配列は、組換え部位、切除部位、連結部位、またはそれらの組合せを含まない、又は前記第1の核酸配列又は前記第2の核酸配列は、外来DNAをコードする配列を含まない、請求項1~9のいずれか1項に記載の組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
この出願は、2018年12月20日付けの米国特許出願第62/783,133号、2019年3月7日付けの米国特許出願第62/815,335号、および2019年3月8日付けの米国特許出願第62/815,845号の優先権および利益を主張する。これらの出願のそれぞれの内容は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 1,700 文字)【0002】
配列リストの参照による組込み
2019年12月19日に作成され、サイズが295 MBである「POTH-047_001WO Seq Listing_ST25.txt」と題するファイルの内容は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0003】
本開示の分野
本開示は、分子生物学に関し、より具体的には、ナノトランスポゾン、ナノトランスポゾンを含む細胞組成物、その製造方法および使用方法に関する。
【背景技術】
【0004】
遺伝子治療で用いられる改良された遺伝子転移の組成物および方法に関して、当技術分野で長期に亘って求められてきたがまだ達成できていない要求がある。本開示は、遺伝子治療のために細胞を修飾する方法として、特にヒト細胞で用いるために、トランスポゾン配列を保持するベクターに、非天然起源の構造的な改良を含むナノトランスポゾン組成物、これらの組成物の作製方法および使用方法を提供する。
【発明の概要】
【0005】
本発明の概要
本開示は、以下:第1の核酸配列、これは、(a)第1の逆位末端反復配列(ITR)、(b)第2のITR、および(c)ITR内配列を含み、前記ITR内配列は、トランスポゾン配列を含む;ならびに、両端部を含んで1~600ヌクレオチドの長さを有するITR間配列を含む第2の核酸配列、を含む組成物を提供する。好ましい態様では、ITR間配列の長さは、両端部を含んで1~100ヌクレオチドである。この組成物は、トランスポゾンであってもよく、あるいはナノトランスポゾンであってもよい。好ましい態様では、トランスポゾンは、piggyBacトランスポゾンである。
【0006】
第1の核酸配列および/または第2の核酸配列は、さらに複製起点配列を含んでもよい。複製起点配列の長さは、1~450ヌクレオチドであってもよい。複製起点配列は、R6K複製起点を含んでもよい。
【0007】
第1の核酸配列および/または第2の核酸配列は、さらに第1の選択マーカーをコードする配列を含んでもよい。第1の選択マーカーの長さは、1~200ヌクレオチドであってもよい。第1の選択マーカーは、スクロース選択マーカーであってもよい。好ましい態様では、スクロース選択マーカーは、RNA-OUT選択マーカーである。
【0008】
第1の核酸配列および/または第2の核酸配列は、組換え部位、切除部位、連結部位、またはそれらの組合せを含んでいなくてもよい。第1の核酸配列および/または第2の核酸配列は、外来DNAをコードする配列を含んでいなくてもよい。
【0009】
第1の核酸配列は、少なくとも1つの外因性配列と、哺乳動物細胞内で外因性配列を発現できるプロモーターをコードする配列とをさらに含んでもよい。第1の核酸配列は、さらにインスレーターをコードする少なくとも1つの配列を含んでもよい。第1の核酸配列は、さらにポリアデノシン(polyA)配列を含んでもよい。哺乳動物細胞内で外因性配列を発現できるプロモーターをコードする配列は、ヒト細胞内で外因性配列を発現できる。プロモーターは、構成的プロモーターまたは誘導性プロモーターであってもよい。
【0010】
少なくとも1つの外因性配列は、非天然起源の抗原受容体をコードする配列、治療用ポリペプチドをコードする配列、またはそれらの組合せを含んでもよい。好ましい態様では、非天然起源の抗原受容体は、キメラ抗原受容体(CAR)を含む。このCARは、(a)抗原認識領域を含む外部ドメイン(ectodomain)、(b)膜貫通ドメイン、および(c)少なくとも1つの共刺激ドメインを含む内部ドメイン(endodomain)を含んでもよい。抗原認識領域は、少なくとも1つの単鎖可変断片(scFv)、単一ドメイン抗体、センチリン(Centyrin)、またはそれらの組合せを含んでもよい。単一ドメイン抗体は、VHHまたはVHであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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